Wirelessの解説 エンジニア向け技術キーワード辞典

Wirelessについての解説。ネプラスがまとめるエンジニア向け技術キーワード辞典。スキルアップや試験勉強でぜひお役立てください。

Wireless（無線）とは、線（LANケーブル）を使わずに、電波や赤外線、可視光線などの電磁波を用いて行う通信・放送のことです。対義語は有線（Wired）。従来インターネットを使うためには、ルーターとパソコンをLANケーブルで接続する有線接続が一般的でした。有線接続では通信が比較的安定しており、大容量のデータ転送量も問題ありません。しかし、PC台数に合わせてLANケーブルの本数も増え、距離が遠くなるにつれて配線のわずらわしさも発生します。また、ケーブルが切断してしまったりHUBが故障したりした場合、インターネットに接続できなくなってしまいます。一方で、無線接続ではルーターからLANケーブルは必要ありません。無線の電波が届く範囲であればどこでも接続することができます。しかし、データ転送量が有線接続に比べて低く、大容量のデータ転送やダウンロードに時間がかかってしまう場合があります。また、きちんとしたセキュリティ対策をもって接続を実施しなければ、外部に情報が漏洩してしまう恐れもあります。鉄筋構造の建物であったり、電波干渉を引き起こす機器があったりする場合には、期待する通信速度が出ないなどやや安定性に欠けるデメリットもありますが、スマートフォンやタブレットの普及により、ワイヤレスインターネット接続が主流となりつつあります。

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