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Salesforce Data Loaderとは?7つの機能を徹底解説
Salesforce Data Loaderとは?
Salesforce Data Loaderとは、データを一括でインポート、エクスポートすることができるアプリケーションです。
Salesforceはクラウドで利用できるCRMやSFAで、Salesforceではデータのインポートを行うウィザードがありますが、項目を指定する必要があるなど手間がかかります。その点、Data Loaderであれば設定の保存やバッチなども可能で、手間なくインポートができるでしょう。
Salesforce Data Loaderのインストール方法3ステップ
Salesforce Data Loaderのインストール方法をご紹介します。
Data LoaderはSalesforceが提供しているクライアントアプリケーションとなっているため、SalesforceでData Loaderを利用する場合には別途インストールする必要があります。
ここではSalesforce Data Loaderのインストール方法3ステップをご紹介していきますので、参考にしてみてください。
ステップ1:Javaをダウンロード・インストール
Salesforce Data Loaderをインストールする場合、まずはJavaをインストールしましょう。Salesforce Data LoaderはJavaを使用するためには、コンピュータにJavaもダウンロードしてインストールしておく必要があります。
古いJavaだとインストールに失敗するケースもあるため、Data Loaderの実行に必要なJavaのバージョンは公式サイトで確認するようにしましょう。
ステップ2:システム管理者としてSalesforceにログイン
Salesforce Data Loaderをインストールする場合は、システム管理者としてSalesforceにログインしましょう。
Salesforce Data Loaderの入手には、管理者としてSalesforceにログインする必要があります。メニューの「設定」から「管理者」、「データの管理」、「データローダ」と進むことができるため、「データローダ」で Data Loaderをダウンロードしましょう。
ステップ3:データローダのダウンロード・インストール
最後にSalesforce Data Loaderをダウンロードし、コンピューターにインストールしましょう。
前述のとおり、Salesforceに管理者としてログインしてメニューにある「データローダ」まで進むことでダウンロードすることができます。
画面にはWindowsとMacそれぞれのダウンロードのリンクがあるため、使用しているコンピュータのOSに合わせてダウンロードするようにしましょう。
Salesforce Data Loaderの7つの機能
Salesforce Data Loaderの7つの機能をご紹介します。
Salesforceが提供しているData Loaderは、インポート以外の処理も可能です。それではData Loaderは具体的にどのような機能があるのでしょうか。
Salesforce Data Loaderの7つの機能をご紹介しますので、参考にしてみてください。
Salesforce Data Loaderの機能1:Insert
Salesforce Data LoaderにはInsert(新規作成)機能があります。
Insertはデータの登録機能です。Insertを行う場合はCSVファイルのフォーマットが必要になるため、先に対象の記事タイプのExportする必要があります。
ExportしたCSVファイルの必要列を残して他の列を削除し、さらにInsertするデータを記入してCSV形式で保存し、Insertしましょう。
Salesforce Data Loaderの機能2:Update
Salesforce Data LoaderにはUpdate(更新)機能があります。
Updateはデータの更新機能です。ユーザー情報などを一括で更新することができ、Updateを行う場合もCSVファイルをEXPORTする必要があります。
CSVファイルを編集し、作成したCSVファイルを使ってUpdateしましょう。
Salesforce Data Loaderの機能3:Upsert
Salesforce Data LoaderにはUpsert(新規作成&更新)機能があります。
Upsertはデータの登録・更新機能です。外部データをSalesforceにInsertやUpdateする場合、対象オブジェクトに「参照関係または主従関係」がある場合はIDを一度Exportする必要があります。
しかしUpsertであれば、オブジェクトへ外部IDを設定しておけば一度の処理でデータロードできるので、覚えておきましょう。
Salesforce Data Loaderの機能4:Delete
Salesforce Data LoaderにはDelete(削除)機能があります。
Deleteはデータの削除機能です。Deleteは完全削除ではないため、処理したデータは削除され、ごみ箱に格納されます。
Salesforce Data Loaderの機能5:Hard Delete
Salesforce Data LoaderにはHard Delete(物理削除)機能があります。
Data Loaderでは物理削除が可能です。Hard Deleteはデータの復元ができない削除機能となっているため、ごみ箱に捨てたデータを完全に削除したい場合などに使えるでしょう。
Hard Deleteを実行するためには該当ユーザーに権限を付与する必要があります。
Salesforce Data Loaderの機能6:Export
Salesforce Data LoaderにはExport(出力)機能があります。
Exportはデータの出力機能です。Exportする場合は、出力するオブジェクトとCSVファイルの場所と名前を指定し、出力対象の項目と対象データの抽出条件を設定することで、Export処理を実行することができます。
ExportしたCSVファイルはInsertやUpdateなどで利用できます。
Salesforce Data Loaderの機能7:Export All
Salesforce Data LoaderにはExport All(一括出力)機能があります。
Export Allはデータの全出力機能です。すでに削除してごみ箱に格納しているデータを含めて、Data Loaderのデータを出力することができます。
また、ごみ箱に入っているデータとごみ箱に入っていないデータの判別は、CSVファイル内のISDELETED項目をチェックすることで確認できるので、判別の際に利用してみてください。
Salesforce Data Loaderの使い方
Salesforce Data Loaderを使用目的別に、使い方を解説します。
Salesforce Data Loaderは具体的にどのような使い方をすれば良いのか迷う方もいるでしょう。そこでここでは使用目的別にご紹介しますので、参考にしてみてください。
Export・Export Allの場合
Export・Export Allの場合は、データを出力するCSVの場所や名前を指定します。
Exportの処理の流れとしては、まずはExportするオブジェクトとCSVファイルの場所、名前を指定します。さらにExport対象の項目や対象データの抽出条件を設定することで、処理を実行することができるので、操作してみてください。
Export・Export All以外の場合
Export・Export All以外の場合は、メニューにあるボタンを選ぶことで次の処理へ進むことができます。Export以外の処理は「Insert」「Update」などがあり、これらの処理を行う場合、対象データの入ったCSVファイルを選択してください。
さらに対象オブジェクトのキー項目とリレーションを持つ別オブジェクトのキーを指定し、CSVの列とオブジェクト上の項目をマッピングし、処理を実行します。
Salesforce Data Loaderとデータインポートウィザードの違い
Salesforceの設定メニューのデータインポートウィザードは機能や処理件数が制限されています。データインポートウィザードは対象オブジェクトが制限されており、件数も50,000件未満に制限されているので注意してください。
一方、Salesforce Data Loaderは500万件まで処理でき、インポート以外の機能も搭載されています。
Salesforce Data Loaderを活用しよう
Salesforce Data Loaderを利用すればSalesforceを効率的に利用することができます。
ぜひこの記事でご紹介したSalesforce Data Loaderのさまざまな機能や使い方などを参考に、Salesforce Data Loaderを利用してみてはいかがでしょうか。
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