Javaにはどのような種類がある?代表的なJava開発ツール5選も紹介
- システム
エンジニア - 開発環境で使うJavaの種類を、きちんと把握できているか不安です。
- プロジェクト
マネージャー - Javeの種類や開発ツールを順に挙げて、特徴を整理していきましょう。
Javaとは
Javaとは人気のプログラミング言語のひとつです。速度が速く、web、システム開発、アプリケーション作成など、さまざまな種類の開発で利用できます。
JVM(Java Virtual Machine)という仮想マシン上で動作をするため、一度プログラムを書けば、機種やOSなどの環境を選ばずに動作させることができます。
Googleや、ほとんどのAndroidアプリもJavaで書かれています。
Javaの基礎
Javaは、オブジェクト指向型の代表的なプログラミング言語です。互いに密接に関連性のあるデータ(属性)と、それらを操作する手続き(メソッド)をひとまとめにして「オブジェクト(モノ)」として扱います。
部品を組み立てるようにプログラミングをすることができるので、複数人で分担してプログラムを組むことも可能です。
開発者が多い言語なので、これまでに蓄積され、利用できる部品(プログラム)の種類も豊富です。
Javaはどのような種類がある?
Javaの勉強を始めると、さまざまな種類のものがあり混乱しがちです。意味をきちんと知らなくてもとりあえず使うことはできるので、数年たっても、きちんと把握していないこともよくあります。
開発環境を整えるために必要となってくる主な用語の種類を、整理しておきましょう。
Java SE
Java SE(Java Platform, Standard Edition)とは、Java言語でプログラミングを行う際に必要となる基本機能をまとめたものです。必要なAPIやライブラリがまとめられています。
Java SEを使用することで、デスクトップやサーバーでJavaアプリケーションを開発し、運用、展開することができるようになります。
JRE
JRE (Java Runtime Environment )とはJavaの実行環境であり、 Javaのプログラムを実行するために最低限、必要なソフトウェアがセットとなったものです。
APIやJVMもこの中に入っていますが、コンパイラが入っていないため、これだけでは開発をすることはできません。
JDK
JDK (Java Development Kit)オラクル社が提供するJavaの標準的な開発環境です。プログラムの開発や実行を行うために必要なものがセットとなっています。
先述したJavaの実行環境であるJREやコンパイラ、デバッグする為のプログラムなどもふくまれているので、アプリケーションの作成から実行までを行うことができます。
JavaEE
JavaEE(Java Platform, Enterprise Edition)はサーバや大規模システムをJavaで開発する際に必要なものがまとめられたものです。拡張機能の扱いなので、JavaSEなしでは利用することができません。
主にWebアプリケーションの構築や、大規模開発のために必要な機能が定義されています。
開発環境としては、オラクル社より「Java EE SDK」が配布されています。
代表的なJava開発ツール5選
Java言語の代表的な開発ツールを5つご紹介します。
Javaの標準的な開発環境としては、JDKが配布されていますが、ぜひ合わせてIDE(統合開発環境:Integrated Development Environment)を利用しましょう。コードエディタを中心にコンパイル、実行、デバッグなど、開発に必要な機能をもつソフトウェアが集まっています。
同じ操作画面から、統一的な作業をすることができるでしょう。
1:Eclipse
EclipseはJavaによるソフトウェア開発に適した、代表的なオープンソースのIDEのひとつです。Javaベースで記述されているため、Java仮想マシンが動作するさまざまな機種やOSに対応しています。
さまざまなプラグインがあるため、Webアプリケーションの開発環境を整えたり、デバッグや品質管理といったことがEclipse上ですることができます。
公式版は英語ですが、プラグインで日本語化もできます。
2:IntelliJ IDEA
チェコのJetBrains社によるJava仮想マシン向けIDEで、有償です。人間工学に基づいたデザインとインテリジェントなコード支援で(Jetbrains社公式サイトによる)、開発がしやすいような設計がされています。特にコード補完は、とても役に立つことでしょう。
統合されたバージョン管理システムや、さまざまな言語のサポート、フレームワークツールなども、プラグインではなく最初から用意されています。
3:NetBeans
NetBeansは、Javaを提供しているオラクル社がリリースしているオープンソースのIDEです。最初から日本語版を手に入れることができるのは、大きなメリットでしょう。
プラグインも豊富に揃っています。公式サイト(日本語)ではさまざまなチュートリアルやデモなどが揃っているので、ぜひ活用しましょう。
マウスでウィンドウのデザインを設計できる「GUI ビルダー」という機能も、標準で備わっています。
4:Xcode
Xcode(エックスコード)とは、Apple社が開発しリリースしているMacOS用のIDEです。Apple社製品向けのアプリを開発することができます。
Mac App Storeから入手が可能です。ユーザーインターフェースがみやすく、動作も快適です。ただ、Java向けに開発されている訳ではないので、プラグインを入れるなどセットアップは必須となります。
5:Android Studio
Androidアプリの開発にはJavaが必要ですが、Google社からはAndroid専用の開発ツールの「Android Studio」がリリースされています。無料で利用することができます。
JetBrainsのIDEをベースにプラグインをのせる形で開発されていますが、機能が絞ってあるため、Android開発にはとても使いやすいでしょう。
Javaの資格試験にはどのような種類がある?
資格取得のメリットは、幅広い知識を基礎から体系的に学ぶことができることです。ぜひ挑戦してみましょう。
システム開発からアプリ作成まで幅広く使えて、エンジニアとしての需要の大きいJavaの資格試験についてご紹介します。
1:OCJP(オラクル認定Javaプログラマー)
OCJP(Oracle Certified Java Programmer)は、Javaを提供しているオラクル社のJavaSEの認定資格であり、3つのレベルがあります。
ブロンズは、オブジェクト指向プログラミングの基本的な知識を有することを証する入門資格です。シルバーは、開発に必要な基本的な知識を有し、指導を受ければ開発作業ができる初心者向けの資格となっています。
また、ゴールドは独力で機能実装が行える、中上級者向けの資格です。
2:Javaプログラミング能力認定試験
ビジネス能力の認定事業を行っている株式会社サーティファイが行っている、Javaのスキルを測る認定試験です。3級から1級まであります。
Javaに関する基本知識を持ち、オブジェクト指向に基づいたアプレットやアプリケーションプログラムを作成できる能力があることを認定します。
1級には実技試験がありますが、GUIを使用しないCUIベースの内容のためJavaSEとテキストエディタで対応が可能です。
3:Android技術者認定試験
一般社団法人 IT職業能力支援機構 Android技術者認定試験制度委員会が実施する、スマホやタブレットの代表的なOSであるAndroidの技術者のスキルを認定する試験です。
「アプリケーション技術者認定試験」「プラットフォーム技術者認定試験」の2つが用意されており、自分の専門領域のスキルを測ることが可能です。
どちらも「ベーシック」と「プロフェッショナル」の2段階のレベルがあります。
4:基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、経済産業省が認定する国家資格です。ITエンジニアの登竜門的試験です。情報技術を活用した戦略立案やシステムの設計・開発、またはシステム構築の知識やスキルが問われます。
プログラミング言語を選択しなければならないのですが、Javaを選んだ場合、オブジェクト指向や構造化プログラミング、トレースなどの知識が問われます。
どの資格から取得すべき?
Javaの主な資格試験についてご紹介をしてきましたが、ぜひ取得していただきたいのはOCJPです。どの資格も大変ためになりますし、知識の幅を広げてくれるでしょう。
ただOCPJはJavaの開発元であるオラクルが認定する、Javaプログラマー向けの試験です。世界基準の資格試験であり、ぜひ取得しておくべき資格といえるでしょう。
- システム
エンジニア - 開発ツールを使いこなせることを証明するために、資格取得するのも一つの手ですね。
- プロジェクト
マネージャー - Javaのスキルを示せる資格もあるので、ぜひチャレンジしてください。
Javaの種類を把握して仕事の幅を広げよう
ここまで、PCやOSを選ばず、多くの環境に対応し動作することができるJavaについてご紹介してきました。
また代表的なオブジェクト指向のプログラミング言語であるため、Javaを学んだり資格の勉強をすることでプログラミングの基本を理解することもできます。さまざまな分野でJavaのエンジニアは活躍ができます。
Javaの種類を把握して、これからの仕事の幅を広げていきましょう。
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