JavaでのOptionalの使い方とは？Optionalインスタンスの生成方法・値の取得方法・値の存在確認方法
- システム
エンジニア - JavaのOptionalどのように使用するのでしょうか。
- プロジェクト
マネージャー - empty()やof(T value)メソッドを使った方法などを説明していきます。
JavaでのOptionalの使い方とは？
今回は、JavaでのOptionalの使い方について説明します。
OptionalとはJava SE 8で新たに追加された、値がnullの場合があることを考慮した使い方ができるクラスです。nullの場合もより安全に扱うことができます。
ここでは、Optionalクラスのインスタンスを作成するメソッド（empty/of/ofNullable）の使い方やOptionalクラスのインスタンスから値を取得する方法存在確認方法を紹介します。
JavaでのOptionalの使い方に興味のある方はぜひご覧ください。
empty()
Javaで、nullのOptionalオブジェクトを生成する、emptyメソッドの使い方を紹介します。実際のソースコードを見てみましょう。
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import java.util.Optional;
public class Main {
public static void main(String[] args) throws Exception {
// nullのOptionalオブジェクトを生成
Optional<String> object = Optional.empty();
try {
// 存在する場合：値、存在しない場合：orElseを返す
System.out.println(object.orElse("orElse")); // orElse
// 存在する場合：値、存在しない場合：Supplierのget()を実行し、結果を返す
var res = object.orElseGet(() -> {
System.out.println("orElseGet() done."); // orElseGet() done.
return "result";
});
System.out.println(res); // result
// 値を取得。存在しない場合、NoSuchElementException
System.out.println(object.get());
} catch (Exception e) {
System.out.println(e); // java.util.NoSuchElementException: No value present
}
}
}
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実行結果は以下のようになります。Optionalクラスのインスタンスから値を取得するには、orElse()/orElseGet()/get()を使用します。
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orElse
orElseGet() done.
result
java.util.NoSuchElementException: No value present
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このようにJavaでは、emptyメソッドでnullのOptionalオブジェクトを生成できます。
of(T value)
Javaで、値をもったOptionalオブジェクトを生成する、ofメソッドの使い方を紹介します。実際のソースコードを見てみましょう。
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import java.util.Optional;
public class Main {
public static void main(String[] args) throws Exception {
// 値が"hoge"のOptionalオブジェクトを生成
Optional<String> object = Optional.of("hoge");
try {
// 存在する場合：値、存在しない場合：orElseを返す
System.out.println(object.orElse("orElse")); // hoge
// 存在する場合：値、存在しない場合：Supplierのget()を実行し、結果を返す
var res = object.orElseGet(() -> {
System.out.println("orElseGet() done.");
return "result";
});
System.out.println(res); // hoge
// 値を取得。存在しない場合、NoSuchElementException
System.out.println(object.get()); // hoge
} catch (Exception e) {
System.out.println(e);
}
}
}
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実行結果は以下のようになります。
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hoge
hoge
hoge
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このようにJavaでは、ofメソッドで値を持ったOptionalオブジェクトを生成できます。
ofNullable(T value)
nullの場合：empty、nullでない場合：ofメソッドの結果のOptionalオブジェクトを生成するにはofNullableメソッドを使用します。まずはnullの場合のソースコードを見てみましょう。
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import java.util.Optional;
public class Main {
public static void main(String[] args) throws Exception {
// nullの場合：empty、nullでない場合：ofメソッドの結果のOptionalオブジェクトを生成
Optional<String> object = Optional.ofNullable(null);
try {
// 存在する場合：値、存在しない場合：orElseを返す
System.out.println(object.orElse("orElse")); // orElse
// 存在する場合：値、存在しない場合：Supplierのget()を実行し、結果を返す
var res = object.orElseGet(() -> {
System.out.println("orElseGet() done."); // orElseGet() done.
return "result";
});
System.out.println(res); // result
// 値を取得。存在しない場合、NoSuchElementException
System.out.println(object.get());
} catch (Exception e) {
System.out.println(e); // java.util.NoSuchElementException: No value present
}
}
}
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実行結果は以下のようになります。
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orElse
orElseGet() done.
result
java.util.NoSuchElementException: No value present
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次に、nullではない場合のソースコードを見てみましょう。
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import java.util.Optional;
public class Main {
public static void main(String[] args) throws Exception {
// nullの場合：empty、nullでない場合：ofメソッドの結果のOptionalオブジェクトを生成
Optional<String> object = Optional.ofNullable("hoge");
try {
// 存在する場合：値、存在しない場合：orElseを返す
System.out.println(object.orElse("orElse")); // hoge
// 存在する場合：値、存在しない場合：Supplierのget()を実行し、結果を返す
var res = object.orElseGet(() -> {
System.out.println("orElseGet() done.");
return "result";
});
System.out.println(res); // hoge
// 値を取得。存在しない場合、NoSuchElementException
System.out.println(object.get()); // hoge
} catch (Exception e) {
System.out.println(e);
}
}
}
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実行結果は以下のようになります。
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hoge
hoge
hoge
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このようにJavaでは、ofNullableメソッドでnullの場合：empty、nullでない場合：ofメソッドの結果を返します。
isPresent()
Javaで、Optionalオブジェクトの存在確認をする、isPresentメソッドの使い方を紹介します。実際のソースコードを見てみましょう。
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import java.util.Optional;
public class Main {
public static void main(String[] args) throws Exception {
// nullのOptionalオブジェクトを生成
Optional<String> object1 = Optional.ofNullable(null);
Optional<String> object2 = Optional.ofNullable("hoge");
// 存在する場合のみ表示
object1.ifPresent(System.out::println);
System.out.println("------");
object2.ifPresent(System.out::println); // hoge
}
}
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実行結果は以下のようになります。
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------
hoge
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- システム
エンジニア - JavaでのOptionalの使い方がよく理解できました。
- プロジェクト
マネージャー - 実際にソースコードで指定して、より理解を深めていきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。JavaでのOptionalの使い方について説明しました。ここでは、Optionalクラスのインスタンスを作成するメソッド（empty/of/ofNullable）やOptionalクラスのインスタンスから値を取得する方法、存在確認方法を紹介しました。
ぜひご自身でJavaのソースコードを書いて、理解を深めてください。
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