Javaで日付を加算する方法を解説!Date型とCalendarクラスを使おう
- システム
エンジニア - Javaで日付を加算する方法が知りたいです。
- プロジェクト
マネージャー - Date型とCalendarクラスのメソッドを使用する方法などを紹介しますので、一緒に見ていきましょう。
Javaで日付を加算する方法とは?
今回は、Javaで日付を加算する方法について説明します。
JavaではDate型とCalendarクラスのメソッドを使うことで、日付が加算できます。Date型とは、主に指定した日付や時間を取得する目的で用いられる型で、1970年1月1日0時からの経過時間を持っています。
試しにDate型の現在の日時をコンソール出力してみます。
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import java.util.*;
import java.text.SimpleDateFormat;
import java.util.Date;
public class Main {
public static void main(String[] args) throws Exception {
Date date = new Date();
System.out.println(date);
}
}
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上記プログラムを実行すると、下記のように出力されます。
Mon Jun 07 13:13:42 UTC 2021
CalendarクラスはDate型と同様に、日時の処理を扱うためにJavaで用意されているクラスです。Date型との違いは、Date型が主に日時の表示に使われるのに対し、Calendarクラスは年月日の加算など、日付を計算するためにJavaで使用されます。
Date型の日付を計算する場合は、下記のようにCalendarクラスに変換したうえで計算します。
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Calendar cdr = Calendar.getInstance();
cdr.setTime(Date型変数);
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この記事ではDate型とCalendarクラスを使った日付の加算方法を解説しますので、興味のある方はぜひご覧ください。
Javaで日付を加算する方法
JavaのDate型とCalendarクラスについて紹介しました。続いて、日付の加算方法について説明します。
Date型の日付を加算するには、Calendarクラスに変換後、Calendarクラスのaddメソッドを使用します。
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Calendarクラスの変数.add(int field, int amount)
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第1引数には加算したい時間量を指定します。例えば「年」を加算する場合はCalendar.YEARを、「月」を加算する場合はCalendar.MONTHを、というように、それぞれの時間量に対して下記のように指定できます。
・年 Calendar.YEAR
・月 Calendar.MONTH
・日 Calendar.DAY_OF_MONTH
・時間 Calendar.HOUR_OF_DAY
・分 Calendar.MINUTE
第2引数には加算量を指定しましょう。例えば翌日を取得する場合は第1引数にCalendar.DAY_OF_MONTHと指定したうえで、第2引数に1を指定します。減算も可能で、例えば先日の日付を取得する場合は第2引数に-1を指定します。
String型の日付文字列を加算する方法
下記のサンプルはyyyyMMdd形式のString型の日付文字列に対して、年月日の加算と減算をするソースコードです。
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import java.util.*;
import java.util.Calendar;
import java.util.Date;
import java.text.SimpleDateFormat;
import java.sql.Timestamp;
public class Main {
public static void main(String[] args) throws Exception {
// yyyyMMdd形式の日付文字列
String yyyymmddStr = "20210630";
// Date型に変換
SimpleDateFormat sdf = new SimpleDateFormat("yyyyMMdd");
Date dt = sdf.parse(yyyymmddStr);
System.out.println("当日:" + yyyymmddStr);
// Calendarクラスのインスタンスを生成
Calendar cal = Calendar.getInstance();
// 計算結果をyyyyMMdd形式で出力
// 1日加算
cal.setTime(dt);
cal.add(Calendar.DATE, 1);
System.out.println("翌日:" + sdf.format(cal.getTime()));
// 1日減算
cal.setTime(dt);
cal.add(Calendar.DATE, -1);
System.out.println("前日:" + sdf.format(cal.getTime()));
// 1か月加算
cal.setTime(dt);
cal.add(Calendar.MONTH, 1);
System.out.println("翌月:" + sdf.format(cal.getTime()));
// 1年加算
cal.setTime(dt);
cal.add(Calendar.YEAR, 1);
System.out.println("翌年:" + sdf.format(cal.getTime()));
}
}
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実行結果は下記のようにコンソール出力されます。
当日:20210630
翌日:20210701
前日:20210629
翌月:20210730
翌年:20220630
文字列の日付を計算するには、まずはDate型に変換します。Date型に変換する際はSimpleDateFormatクラスを使い、コンストラクターの引数にフォーマットを指定しましょう。今回はyyyyMMdd形式の日付のため、引数には”yyyyMMdd”をセットしています。
その後、すでに紹介したCalendarクラスのaddメソッドを用いて加算と減算します。
Timestamp型の日時を加算する方法
続いて、Timestamp型に対して計算する方法を説明します。Timestamp型とは、主にSQLで取得したデータベースの日時を扱うために用いられる日時の型で、
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import java.sql.Timestamp;
public class Main {
public static void main(String[] args) throws Exception {
Timestamp timestamp = new Timestamp(System.currentTimeMillis());
System.out.println(timestamp);
}
}
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Timestamp型は下記のように出力されます。
2021-06-08 18:20:06.362
下記のサンプルは、Timestamp型の日時に対して加算と減算をするソースコードです。
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import java.sql.Timestamp;
import java.text.SimpleDateFormat;
import java.util.Calendar;
import java.util.Date;
public class Main {
public static void main(String[] args) throws Exception {
// Timestamp型のシステム日時を取得
Timestamp nowDttm = new Timestamp(System.currentTimeMillis());
// Date型へ変換
Date dt = new Date(nowDttm.getTime());
// コンソール表示用の文字列を取得
SimpleDateFormat sdf = new SimpleDateFormat("yyyy年MM月dd日HH時mm分ss秒");
String yyyyMMddHHmmssStr = sdf.format(nowDttm);
System.out.println("現在の日時:" + yyyyMMddHHmmssStr);
// Calendarクラスのインスタンスを生成
Calendar cal = Calendar.getInstance();
// 結果をyyyy年MM月dd日HH時mm分ss秒形式で出力
// 1日加算
cal.setTime(dt);
cal.add(Calendar.DATE, 1);
System.out.println("翌日:" + sdf.format(cal.getTime()));
// 1日減算
cal.setTime(dt);
cal.add(Calendar.DATE, -1);
System.out.println("前日:" + sdf.format(cal.getTime()));
// 1か月加算
cal.setTime(dt);
cal.add(Calendar.MONTH, 1);
System.out.println("翌月:" + sdf.format(cal.getTime()));
// 1年加算
cal.setTime(dt);
cal.add(Calendar.YEAR, 1);
System.out.println("翌年:" + sdf.format(cal.getTime()));
}
}
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実行結果は下記のようにコンソール出力されます。
現在の日時:2021年06月11日12時48分18秒
翌日:2021年06月12日12時48分18秒
前日:2021年06月10日12時48分18秒
翌月:2021年07月11日12時48分18秒
翌年:2022年06月11日12時48分18秒
String型の変換の時と同様に、Date型に変換したうえでCalendarクラスを用いて計算します。変換は容易で、インスタンス化の引数にTimestamp型を指定することで、Date型へ変換できます。
- システム
エンジニア - String型やTimestamp型もDate型に変換すれば良いのですね。
- プロジェクト
マネージャー - Javaで日付を加算する際は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
Javaで日付を加算してみよう!
いかがだったでしょうか。Javaで日付を加算する方法について説明しました。
JavaではDate型とCalendarクラスのaddメソッドを使うことで日付が加算できます。String型やTimestamp型も、Date型に変換することで日付が計算できます。
Javaで日付を加算する機会があれば、ぜひこの記事を参考に、ご自身でコードを書いてみてください。
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