Javaの起動方法とは?コンソールにHello Worldを表示させる流れを紹介!
- システム
エンジニア - Javaの起動方法が知りたいです。
- プロジェクト
マネージャー - Javaのインストール方法から順に説明しますので、一緒に見ていきましょう。
Javaの起動方法
Javaの起動方法をご存知でしょうか。Javaを起動するには、JavaをインストールしてPATHを通さなければなりません。
ここではWindows 10でのJavaの環境構築を解説します。
Javaのインストール
Javaのプログラミングを始めるのにJDK(Java Development Kit)をインストールしなければなりません。JDKはOracleのホームページから入手できます。
そこで「Windows x64 Installer」のところの「jdk-15.0.1_windows-x64_bin.exe」をダウンロードします。
そして、ダウンロードしたファイルを右クリックして「管理者として実行する」でJDKをインストールします。
環境変数の設定でJavaのPATHを通す
Windows 10の場合、スタートボタンを右クリックして「システム」クリックします。そうして現れた「設定」画面の「設定の検索」に「システムの詳細設定」と打ち込んでキーボードの「Enter」を押します。
検索結果として「システムの詳細設定の表示」が出ます。それをクリックすると「システムのプロパティ」が現れ、その一番下に「環境変数」のボタンがあります。
それをクリックし、「環境変数」画面の下の箇所の「新規」をクリックします。そして現れる「新しいシステム変数」の上部に「JAVA_HOME」と打ち込み、下段にJDKがインストトールされたディレクトリ「C:\Program Files\Java\jdk-15.0.1」をコピー&ペーストで貼り付けます。そうしたならば「OK」ボタンを押します。
PATHの確認
次に「PATH」で「編集」ボタンを押して「;%JAVA_HOME%\bin」を書き加えます。これでJDKのPATH設定は終わりです。そして、コマンドプロンプトでもPowerShellでも構いませんが、それに「java –version」と打ち込みます。
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java 15.0.1 2020-10-20
Java(TM) SE Runtime Environment (build 15.0.1+9-18)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 15.0.1+9-18, mixed mode, sharing)
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上記のように表示されればJDKのPATHが通ったことになります。
IDEの導入
Javaをインストール後は、メモ帳を使ってコードを書いてプログラミング可能ですが、ここではエディタやIDE(統合開発環境)を導入してみましょう。Javaプログラマで一般的なのはEclipseです。もう一つが最近人気が出てきたVisual Studio Codeです。
Eclipse
EclipseはJavaプログラマにはお馴染みのIDEです。歴史は長く、Eclipseに関する書籍や参考となるサイトも多く、Javaプログラマを目指す人はEclipseを使いこなせなければなりません。
しかし、Eclipseは初心者にはとっつきにくいところがあります。それさえ乗り越えれば、EclipseがなぜJavaプログラマに重宝されているか理解できるでしょう。
Visual Studio Code
Visual Studio Codeは近年開発者の間で話題の多機能エディタです。Eclipseと比べて高速軽量なため、少しずつ人気のエディタとなってきておりすでに使っている人も多くいます。
JavaでHello World
どんなプログラミング言語でもまずはコマンドプロンプトに「Hello World!」の文字列を表示させることで始まります。最初はせっかくJDKにPATHを通したので、メモ帳を開いてメモ帳でコードを書いてコンパイルをし、Hello World!を表示させてみましょう。
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class HelloWorld {
public static void main(String[] args) {
System.out.println("Hello world!");
}
}
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ファイル名はclassの名前と同じHelloWorld.javaです。Javaの決まり事としてそう決まっているのです。Javaでは拡張子は.javaです。作業フォルダを作って、例えばworkと名付けてそこに保存して下さい。
HelloWorld.javaをコンパイル
HelloWorld.javaをコンパイルします。スタートボタンを右クリックして「ファイル名を指定して実行」を選び、そこに「cmd」と打ち込んでキーボードの「Enter」を押下するか「OK」ボタンをクリックします。そうしてコマンドプロンプトを出します。もしくはPowerShellでも構いません。
cdコマンドで作業フォルダに移動します。そして、次のように打ち込んでHelloWorld.javaをコンパイルします。
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javac HelloWorld.java
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何も問題なければ何も起きません。作業フォルダを見てください。クラスファイルHelloWorld.classファイルができているはずです。
Hello World!を表示
次にHello World!を表示させます。次のようにコマンドプロンプトに打ち込んで下さい。
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java HelloWorld
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するとクラスファイルが実行され、コマンドプロンプトに次のように表示されます。
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Hello World!
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一連のことはPowerShellでも同じです。
EclipseでHello World!
それではJavaプログラマでは必須といっても過言ではないEclipseを使ってHello Worldを表示しましょう。初めはとっつきにくいかもしれませんが、Eclipseに慣れれば、こんなに使い勝手のよいIDEはありません。
Projectの作成
Eclipseを起動させます。workspaceはデフォルトで構いません。Welcome画面を消すと左側に「Create a Java project」があると思いますので、それをクリックするか、「File」の「New」から「Java Project」を選択します。
新しく現れたウィンドウの「Project name」に例えばHelloWorldと打ち込んでください。そして、「Finish」をクリックします。すると「New module-info.java」ウィンドウが現れますが、これは使いませんので、「Do’nt Create」をクリックします。
ソースコードを書く
次に左のペインの「src」を右クリックして「New」の中から「Class」を選んで、「Name」に「HelloWorld」と打ち込み、下段の「Public static void main(String[] args)」にチェックを入れて「Finish」ボタンをクリックします。すると次のようなコードが自動で書かれたソースファィル「HelloWorld.java」が作成されます。
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public class HelloWorld {
public static void main(String[] args) {
// TODO Auto-generated method stub
}
}
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そこに「Hello World!」を表示させるコードを書き足します。
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public class HelloWorld {
public static void main(String[] args) {
// TODO Auto-generated method stub
System.out.println("Hello World!");
}
}
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ConsoleにHello World!を表示
「Run」ボタンをクリックし「Run Configurations」画面にて「New」ボタン、「Java Application」を選択して下部の「Run」ボタンをクリックすると下段に「Console」ウィンドウが現れて「Hello World!」と表示されるはずです。(最初に実行構成を選択しなければなりません。一度選択するとその後は「Run」ボタンだけで実行できます。)
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Hello World!
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以上です。
- システム
エンジニア - Javaの起動方法などがよく理解できました。
- プロジェクト
マネージャー - Javaについてもっとよく知りたいなら、実際にコードを書いてみましょう。
JavaでHello World
いかがでしたでしょうか。JavaでHello Worldを表示させるまでをメモ帳とEclipseを使用して行ってみました。またJavaのインストール方法についても解説を行いました。
こちらの記事でJavaに興味を持った方はどんどんコードを書いてみて下さい。
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