Oracle認定資格のJava Bronzeレベルとは?勉強方法4つを解説
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エンジニア - Oracle認定資格のJava Bronzeとはどのような資格なのでしょうか。
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マネージャー - Oracle社が提供するJava SE認定資格のひとつで、Java言語未経験者向けの入門資格です。
Oracle認定資格であるJava Bronzeレベルの概要
Java Bronzeは、Oracle社が提供するJava SE認定資格のひとつで、Java言語未経験者向けの入門資格です。
こちらの資格には「Bronze」「Silver」「Gold」という3段階の難易度があり、「Bronze」が入門者対象、「Silver」は開発初心者対象、「Gold」は中上級者対象となっています。
Java BronzeはJava認定試験の中で唯一自宅でのオンライン受験が可能で、試験日程や試験会場の指定はありません。自分のタイミングで受験できるため、学習計画が立てやすいでしょう。
また、合格までの勉強時間はJava初心者で多くて50時間ほどであると言われていますので、経験者であればさらに少ない時間で資格取得が可能です。
出典:日本オラクル Java SE 11 認定資格
参照:https://www.oracle.com/jp/education/certification/jse11-5570635-ja.html#3
試験内容 | Javaの基本文法、オブジェクト指向の基本知識 |
---|---|
試験時間 | 65分 |
合格ライン | 60% |
受験料 | 15,000円(税抜) |
Java Bronzeレベルを取得するメリット4つ
Java Bronze認定資格は初学者向けの資格ですが、取得するメリットがあります。会社によっては資格手当がついたり、資格を持っていること自体が知識や技能の証明になること、転職に有利になることについて、説明します。
ご興味がある方は、参考にしてください。
Bronzeレベルの取得メリット1:資格手当が付く場合がある
社員の資格取得を奨励している企業では、資格手当を支給している場合があります。Javaの能力を証明できる世界共通の認定試験であることから、民間試験ながら認知度が高く、人気の資格といわれています。
資格手当という形ではなくても、受験費用が会社持ちであったり、合格一時金という形で資格取得の支援を行なっていることもあります。
Bronzeレベルの取得メリット2:多くの人や場所で評価される可能性がある
Javaの実務経験がなかったり、開発経験が少ない場合は、資格の有無は評価が分かれるポイントになります。
「Java Bronzeを取得した」という事実は、Java言語の基礎やオブジェクト指向プログラミングの知識が身についていることの証明になります。
比較的難易度の易しい資格ではありますが、上司や周囲の人に「学習に意欲があり、スキル向上に前向きな人」という印象を与えられるでしょう。
Bronzeレベルの取得メリット3:Javaの基礎知識や技能の証明になる
メリット2でもお話ししましたが、資格を持っていることは、基礎知識や技能を持っていることの証明になります。
試験に合格した実績があれば、「○○スクールで学習した」「数年の実務経験がある」といった経歴がなくても、Javaに関する一定水準の知識や技能があることを保証できます。
「資格は何もないが独学で1年勉強した」という人よりも、技能のアピールがしやすいでしょう。
Bronzeレベルの取得メリット4:転職に有利になる可能性がある
資格を持っていることで、転職においても有利になる場合があります。Java Bronzeの認定資格を持っていることは、客観的な評価に繋がりやすいからといえます。
「学習意欲があるから、スキルアップが見込める」「Javaの基礎知識は問題ない」といった自己アピールもしやすくなるでしょう。
Javaの実務経験がないがJavaを使用した仕事がしたい、という方は取得しておくべきだといえます。
Java Bronzeレベルの勉強方法4つ
続いて、Java Bronzeレベル認定資格取得に向けた勉強方法を紹介していきます。
ここまでは、Java Bronzeの認定資格の概要と取得するメリットについてお話ししました。資格取得を狙うにあたり、試験対策する必要がありますので、ここからは本を使った勉強法やコードの読み書きによる学習について説明します。
Bronzeレベルの勉強方法1:参考書や問題集の活用方法
まずおすすめなのが、「Oracle認定JavaプログラマSE8 Bronze」の公式認定教材を利用することです。
特におすすめしたいのは、問題集(黒本)の全ての問題を2回、3回と解いた後に本に付属している模擬試験を解く方法です。
問題集と言いつつも初心者に配慮された一冊となっており、つまずきやすいポイントを重点的に解説してくれています。
教科書(紫本)もありますが、こちらの一冊で十分な試験対策ができます。参考書兼問題集として活用してみてください。
Bronzeレベルの勉強方法2:再度受けるときはしっかり復習する
「受験したけど、不合格だった……」という場合は、焦ってすぐ再受験するのではなく、間違えてしまった問題をよく見直しましょう。
選択ミスなのか、問題文を読み違えていないか、勉強不足かなど、まずはなぜ間違えたのか原因を特定してください。
Javaの理解不足が原因の場合は、苦手な部分を中心に参考書や問題集を読み込み、わからない点を減らしていきます。
模擬試験を解き、正答率が8割を上回ったら再受験しましょう。
Bronzeレベルの勉強方法3:他の人が書いたコードを読む力を付ける
ここまでは「問題を解く」ことを重点的にお話ししてきましたが、それだけでは理解しにくい、という方もいるのではないでしょうか。
そのような時は、「問題を解く」のではなく「コードを読む」ことを意識してみてください。問題の選択肢を見ずにコードの実行結果がわかるようになればOKです。
試験の引っ掛け問題の対処もしやすくなりますので、意識して取り組んでみてください。
Bronzeレベルの勉強方法4:問題に出そうなコードを自力で書く
他人が書いたコードを読むと理解が深まるとご紹介しましたが、自分でコードを書くとさらに理解を深められます。
PC上でも机上でもいいので、例えば「演算式の書き方の問題」「条件式の実行結果の問題」などを想定し、コードを書いてみてください。
間違って覚えている部分や記憶が曖昧な部分があると、正しいコードが書けていないことに気づけるのではないでしょうか。
実務でJavaを使っていきたいと考えている方は、自分の書いたコードを実行するところまでやってみましょう。
Java Bronzeレベルを受験するときのコツ4つ
ここからは、これまでご紹介した勉強方法に加えてJava Bronzeレベルを受験するときのコツについてお話ししていきます。
どの試験を受験すべきか、本番でどう問題を解いていくべきか、受験中に注意すべきことについて紹介します。
学習とは別に必要な試験対策になりますので、受験する前にこちらの内容もしっかりと確認するようにしましょう。
Java Bronzeレベルのコツ1:なるべく新しいバージョンの試験を受ける
Oracle認定資格にはバージョンがあり、現在の最新バージョンは「Java SE 11 認定資格」となっています。
Java bronzeの問題集はJava SE 7、8のものが販売されていますが、受験するのは最新バージョンであるJava SE11がいいでしょう。
開発現場では最新バージョンのJavaを使用していない場合も多いですが、徐々にバージョンアップデートされていきます。特別な理由がない限りは、最新バージョンの資格取得を狙うべきであるといえます。
Java Bronzeレベルのコツ2:できるだけ問題をこなすことを意識する
Java Bronzeは、65分の試験時間の間に60問を解く必要があります。わからない問題があった場合は、何分もかけて悩むよりも、まずは全問目を通してわかる問題を全てこなすことが重要になります。
読んですぐにわからなかった問題は後回しにするなどして、「時間が足りなくて途中までしかできなかった」という状態にならないことを心がけましょう。
Java Bronzeレベルのコツ3:時間配分を考えておく
先ほど挙げたように、試験問題は60問あります。最初から順番に問題文を読んでいくと、時間が足りないという方もいるのではないでしょうか。
対策として、1問にかけていい時間を決めておいたり、苦手分野やコードをじっくり読まないといけない分野については長めに時間をかけていい、というように事前に時間配分を考えておきましょう。
模擬試験でかかった時間をもとに考えてみてください。
Java Bronzeレベルのコツ4:引っ掛け問題に注意する
Java Bronzeは初学者向けですが、引っ掛け問題に注意しましょう。時間をかけてコードを全部読んでも、実は途中でエラーが発生するため「コンパイルエラーが発生する」が答えだった、というようなこともあります。
また、「文字列の結合に+(プラス)だけでなく-(マイナス)を使っている」「byte型なのに4桁の整数が代入されている」などにすぐ気付ければ、最後までコードを読む必要なくエラーとなるとわかるようになります。
誤答を防ぐだけでなく、時短にもなります。ここで挙げているポイントの他にも注意すべき点はありますので、問題集を熟読して引っ掛け問題の傾向をつかんでください。
Java Bronzeだけじゃない転職に役立つOracle認定資格
冒頭で説明したように、Oracle Java認定試験はBronzeのほかにSilver、Goldがあります。
Bronzeよりも難易度は上がりますが、取得できれば転職活動の際に強みとしてアピールできるでしょう。ここでは、それぞれの特徴について説明していきます。
Oracle認定Javaプログラマ Silver
Java Silverは、Javaアプリケーション開発に必要なプログラミング知識があり、Java開発初心者向けの資格となっています。
Bronzeと比べると難易度はかなり上がりますが、Java経験者であればBronzeをとばしてSilverから受験するのにちょうどいい難易度となっています。
試験範囲も広く、Javaの細かい仕様の部分まで把握しておく必要があるため、Java言語初心者がSilverから取得しようとした場合、かなりの努力が必要になるでしょう。
Oracle認定Javaプログラマ Gold
Java Goldは、設計書から設計者の意図を正しく理解し、独力で機能実装ができるJava開発中〜上級者向けの資格となっています。
Silverよりさらに難易度が高く、Java開発の実務経験を数年積んだ人であれば、内容理解がしやすいような出題内容です。
Bronze、Silverとは出題範囲が大きく異なるため、Silverに合格した人でも学習に多く時間を割く必要が出てくるでしょう。
Java GoldはOracle認定試験の中でも難易度が高く、世界でも通用する資格となります。Java開発者としての価値を高めたいのであれば、時間を費やして取得するメリットはあるでしょう。
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エンジニア - Java Bronzeを取得するメリットや勉強方法などがよく理解できました。
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マネージャー - 転職を検討されている方はアピールポイントにもなるJava Bronzeの認定資格の取得を視野に入れてみましょう。
Oracle認定資格であるJava Bronzeレベルを攻略しよう
Java BronzeはOracle認定試験の中では比較的易しい難易度で、Java初学者向けの資格です。
しかしながら、取得することで周囲の人から評価される可能性があり、転職の際にアピールポイントとして活かすこともできます。
今回紹介した問題集や勉強法を使って、Java Bronzeの認定資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。
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