転職でキャリアアップ!インフラエンジニアのキャリアアップを実現する方法
インフラエンジニアのキャリアアップを実現するには何を努力すれば良いのか、転職で押さえておくポイントについて把握しましょう。
インフラエンジニアに転職を考えている方、本記事では、インフラエンジニアのキャリアアップを実現する方法について紹介していきます。インフラエンジニアのキャリアアップを実現するには具体的に何を努力すれば良いのか、転職で押さえておくポイントについて把握しましょう。
クラウドサーバーへの以降により、インフラ系のエンジニアは減っていく予想も出ていますが、AIやIoTの分野など、IT技術の活用が進み始めているため、大規模なシステムの安定稼働を支えるインフラエンジニアの需要が消えることはないでしょう。
そこで、インフラエンジニアとしてキャリアアップしていくためには、何をすれば良いのでしょうか。本記事では、インフラエンジニアのキャリアアップを実現する方法を解説していきます。
インフラエンジニア転職でキャリアアップのポイント6つ
はじめに、インフラエンジニア転職でキャリアアップのポイント6つについて紹介していきます。日々の業務をこなすだけではキャリアアップすることはできません。キャリアアップするためには、客観的視点から自分に価値があることを証明できなければならないでしょう。
インフラエンジニア転職でキャリアアップのポイントには、勤務形態の詳細・必要な資格・さらなるキャリアアップが可能か・必要な英語力・これまでの経験値・責任が重くなることへの覚悟、などがあります。
勤務形態の詳細
勤務形態はその会社で働いていく以上、不満の種にもなりかねない重要なポイントです。インフラエンジニアの場合、勤める会社によって提供しているサービスが違うため、サービスの内容によって勤務形態は変動するでしょう。
例えば、24時間フル稼働しているインフラの運用サービスであれば、どの時間も監視する人員が必要なのでシフト勤務になります。夜勤の日もあるでしょう。
逆に企業で使われるシステムなど、決まった時間帯の稼働時間であれば、その時間が勤務時間になります。基本的に、大企業の案件が多いインフラエンジニアは、他のエンジニアよりも残業時間が少ない傾向があるでしょう。
必要な資格
インフラエンジニアとして、必要な資格を保有することで、今よりも好条件の会社を見つけられるでしょう。資格を保有していることで、自分のスキルの証明が可能です。履歴書にも書けますし、面接でアピールできます。
サイバーセキュリティ知識を証明できる「情報処理安全確保支援士」や、「ネットワークスペシャリスト」、「データベーススペシャリスト」などの資格もおすすめです。どの資格も国家資格なため、転職で有利に働くでしょう。
また、世界に通用する資格として、オラクル社製品の知識を証明する「ORACLE MASTER(オラクルマスター)」やLinux技術者認定試験「LPIC(エルピック)」もおすすめです。
さらなるキャリアアップが可能か
インフラエンジニアのキャリアアップといえば、プロジェクトマネージャー、ITコンサルタント、スペシャリストなどがありますが、キャリアアップ転職する場合、そこから先のキャリアアップも見据えておく必要があるでしょう。
キャリアアップ転職は、夢に到達するためのものです。最終地点としているキャリアがそこにあれば良いですが、まだ先を見据えている場合は、転職先で実現可能か考えましょう。
必要な英語力
インフラエンジニアのキャリアアップには、英語力が問われるでしょう。インフラエンジニアの求人を見ると「外資系インフラエンジニア急募・英語力必須」「英語力使えるインフラエンジニア、年収○○○万円」など英語力を必須とした募集が出てきます。
特に、外資系企業に転職する場合に英語力は必須になるでしょう。外資系でない場合も外国人と仕事をする機会があれば、英語ができなければコミュニケーションが取れません。
最近では外国人技術者を雇用する企業も増えています。幅広い仕事に対応できるようになるためにも英語は習得しておきましょう。
これまでの経験値
キャリアアップのポイントとして、転職先からはこれまでの経験値を求められるでしょう。必要な資格を持っていても、どんなに英語力があっても、実践で活かしてこそ意味があり、これまでの実績、現場経験などを考慮して、会社にとって必要な人材か判断されます。
20代の場合は、経験が少ないこともあるため、ポテンシャルや今後のキャリアプランを交えて面接でアピールしましょう。即戦力として採用される30代の場合は、どういう開発経験をしてきたか、マネジメント経験あるかなど具体的に問われます。
責任が重くなることへの覚悟
キャリアアップ転職によって、年収など雇用条件面が上がるだけではなく、立場や責任が重くなる可能性があります。
経験値や資格取得などで自分のスキルを証明し、即戦力として採用されれば、「このくらいできてもらわないと困る」と現場で思われるでしょう。責任が重くなることへの覚悟を持って仕事に望めるか、意識しておきましょう。
インフラエンジニアの場合は、インフラにトラブルが起きると、そのサービスを利用している企業は仕事ができなくなってしまうため損害が発生する恐れがあります。トラブルが起きた時は即対応しなければなりませんし、基本的にミスが許されない職種なので責任は重いでしょう。
インフラエンジニア転職の会社選びのポイント6つ
転職する場合は、今よりも良い待遇の会社、キャリアパスの広がりなどを意識して選ぶと良いでしょう。では具体的にどのような会社がいいのかポイントを挙げていきます。
インフラエンジニア転職の会社選びのポイントには、キャリアアップ制度の有無・難易度の高い資格へのインセンティブ・福利厚生制度の充実度・夜勤や休日労働の実態・資格取得支援制度の有無・時間外勤務に対する割増賃金の実態、などがあります。
キャリアアップ制度の有無
インフラエンジニア転職の会社選びのポイントとして、キャリアアップ制度の有無を確認しましょう。キャリアアップ制度とは、社内でのキャリアアップを促進するための制度のことであり、会社ごとに内容は違います。
社内研修を行ったり、課題に対してレポートを提出させたり、制度はさまざまですが、何も設けられていない会社もあります。
難易度の高い資格へのインセンティブ
インフラエンジニアは資格が必須の職種ではありませんが、難易度の高い資格の合格報奨金を設けている会社もあります。
会社が難易度の高い資格へのインセンティブを行うのは、自社の社員に資格取得を促し、優秀な人材を育てていく理由があります。資格の取得は大変ですが、やる気を起こさせるための外的刺激として、報酬を用意するのです。
キャリアアップを図っていく上でスキルの証明として資格は有力です。取得するからには、後押ししてくれたり、ご褒美として報酬のある会社に入社したほうが、モチベーションや収入も上がりメリットが高いでしょう。
福利厚生制度の充実度
「この会社に入ってよかった」という満足感を得て働くことを考えれば、福利厚生制度の充実度は会社選びのポイントの重要なポイントです。
年に一度の健康診断や、会社が用意している社宅や寮があるか、家賃手当など、自分の希望する内容があるかチェックしておきましょう。
インフラエンジニアはトラブルがあると、帰社していても呼び出されることもあります。そのようなことを考えて会社側が、会社の近くに社宅や寮を用意してくれているケースもあるでしょう。
充実度の面で考えると、保養所やスポーツジムなどを割引にしてくれるレジャーサービスや、育児支援、災害見舞金、社員食堂などが挙げられます。
夜勤や休日労働の実態
夜勤や休日労働の実態については、きちんと把握していないと後々痛い目を見るでしょう。インフラエンジニアは大手企業の仕事が多いため、比較的ブラック体質な環境にはおかれない傾向もありますが、夜勤や休日出勤が多い職場もあります。
インフラエンジニアの業務で、24時間365日稼働しているサービスを監視している場合、夜勤はつきものです。Webサービスの場合は夜間にアクセスが集中するため、夜勤が多い職種ともいえるでしょう。
監視業務以外では、新システムの導入作業がありますが、日中は通常業務を行うため、夕方や夜に行う企業は多いです。
資格取得支援制度の有無
資格取得支援制度がある会社とは、従業員が新たな資格を取得することを奨励している会社です。インフラエンジニアにとって有効な資格取得は、客観的スキルの証明になるため、後々のキャリアアップに響いていきます。
資格取得制度を設けている会社は、資格の受験費用、参考資料代、セミナー参加費などの奨励一時金を支給してくれるところもあります。資格取得のバックアップ体制が整っているため、勉強しやすい環境が整っているでしょう。
働きながら計画的にスキルアップしていくには、資格取得支援制度がある会社を選ぶことが大切になります。
時間外勤務に対する割増賃金の実態
法律上割増賃金には、時間外労働手当・休日手当・深夜手当があります。しかし、あらかじめ社員がある程度の残業するものと考え、「月あたり○時間分の時間外労働割増賃金として〇万円を支払う」として時間外労働手当を、固定残業代に入れる会社があります。
固定残業とみなされた時間を超えた場合、超過分の残業代は翌月の給料日に支払われていますが、差額部分の支払いがない点でトラブルに発展するケースがあります。
毎日長時間の残業がある現場に入ってしまうと、時間外勤務への割り増し賃金の有無は重要になるでしょう。毎月どの程度残業があるのか、その点の支払いについて必ず確認しましょう。
出典:東京労働局 労働基準法
参照:https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/content/contents/000501860.pdf
インフラエンジニア転職でライバルに差をつけるポイント3つ
同じようにインフラエンジニアを目指している人もいるため、希望の転職先に採用されるためには明確な部分で差をつけておく必要があるでしょう。
インフラエンジニア転職でライバルに差をつけるポイントには、英語力を身につける・コミュニケーション力を磨く・難易度の高い資格を取得する、などがあります。
これらは、自分のアピールポイントにもなるため、積極的に身につけておくと、面接でも自己PRで上手く活用できるでしょう。
英語力を身につける
英語力でライバルに差を大きくつける事も可能です。インフラエンジニアは、取り扱う機器も海外製品が多く、トラブルなどで海外の業者に問い合わせる際にも英語が必要です。
構築作業や障害対応時のエラーもほとんどが英語表記で表示されます。エラー処理を行うにしても、英語表記で状況を確認するため、英語力は重要になるでしょう。
コミュニケーション力を磨く
インフラエンジニアはチーム体制でシステム構築にあたります。プロジェクトでは、複数の人が関わるため、コミュニケーション能力を持っていることも大切です。
システム構築という目的のために、チームメンバーと意志疎通を図り、連携していきます。運用システムのトラブルが発生したときも、協力して対応するため、コミュニケーション能力は必要になるでしょう。
インフラエンジニアは技術職なので職人気質な人材が集まっていることもあり、コミュニケーションに長けている人材は高く評価されるでしょう。
難易度の高い資格を取得する
インフラエンジニアは必須資格といわれるものはないため、資格を持っていないインフラエンジニアも多いでしょう。そのため、転職において、ライバルと差をつけるポイントとしておすすめなのが、高難易度の資格取得です。
特に、ネットワークに関する専門的な知識を問われるネットワークスペシャリスト試験、データベース固有の技術について問われるデータベーススペシャリスト試験などの資格は、専門性が高い資格です。
2020年の合格率を見ると、ネットワークスペシャリスト試験は14.4%、データベーススペシャリスト試験はデータベーススペシャリスト13.9%です。合格率が低いため、取得していると箔がつくでしょう。
出典:(株) アイテック IT人材教育研究部
参照①:https://www.itec.co.jp/wp-content/uploads/shiken/2018s/2018s_db_comment.pdf(ネットワークスペシャリスト試験)
参照②:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/nw.html(データベーススペシャリスト)
インフラエンジニア転職でキャリアアップのポイントを掴んでライバルに差をつけよう
インフラエンジニアのキャリアアップを実現する方法について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。キャリアアップする上では、綿密な計画を立てた上で、知識やスキルを身につけていくことが大切です。
必要とされる可能性がある資格や経験値、英語力など高めていく必要があります。転職の際には、キャリアアップ制度の有無について企業側に確認しておくと良いでしょう。インフラエンジニア転職で、キャリアアップのポイントを掴んでライバルに差をつけましょう。
出典:厚生労働省 キャリアアップ助成金
参照:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/part_haken/jigyounushi/career.html
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