目次
MX Linuxとは
MX Linuxとは何か、またMX Linuxの特性や他のOSとの比較をご紹介していきます。
MX Linuxの概要
MX Linuxとは、「antiX」や「Xfce」といった技術をDebian OS(Linux OSの種類)に組み込んだ、サクサク動作することで人気が高まっているOSです。このOSは、洗練された優雅なデスクトップ、高い安定性、高パフォーマンスを実現することを目的に作成されており、実現には「antiX」や「Xfce」が必要不可欠となっています。
MX Linuxの特徴
MX Linuxには、以下のような特徴があります。①動作が非常に軽い≒使わなくなった低スペックPCにも簡単にインストール可能②Debianの安定したカーネルを採用し、機能を拡張している③インストーラがUEFI(グラフィックな画面)で実行可能④問題があった場合のバグマネージャーが標準で搭載されている
MX Linuxと他OSの比較
MX Linuxのように、Debianから派生したOSとの比較表です。
OSの種類 | Debian | MX Linux | Ubuntu |
---|---|---|---|
ターミナルソフト | GNOME | Xfce | GNOME3(カスタム) |
日本語対応 | 〇 | 〇 | ◎ |
安定性 | ◎ | 〇 | 〇 |
動作の軽さ | 〇 | ◎ | 〇 |
MX Linuxの設定方法
MX Linuxのインストール方法についてご紹介します。
MX Linuxのダウンロード
以下のリンクからMX Linuxのダウンロードページに飛びます。今回は、日本語でインストールしたいので、Japanにある「x64」をクリックし、インストールファイルをダウンロードします。なお、インストールするパソコンが32bitにしか対応していない場合、「386」のリンクをクリックしてダウンロードしてください。
MX Linuxのインストール
MX Linuxをインストールするためには、以下の要件があります。CPU:インテルi686プロセッサ、もしくはAMDプロセッサRAM:512MB(2GB以上推奨)HDD:5GBの空き領域(20GB以上推奨)インストールするパソコンが上記を満たしていることを確認し、次へ進んでください。
事前準備:インストールメディアの作成
ダウンロードしたファイルをDVDやUSBに焼き、ブート可能なメディアを作成します。USBで作成する場合は、フリーソフトの「Rufus」等を利用しましょう。
手順1:インストールメディアを起動
今回は、VMware製品(仮想環境)にMX Linuxをインストールする手順を記載します。インストールメディアを読み込むと、インストーラが起動します。まず「F2」ボタンを押し、言語を「日本語」に変更、次に「F3」ボタンを押し、時刻を「Tokyo」に変更して進めます。上記2つの変更が終わったら、次はMX Linuxのインストール画面まで進みます。表示されている項目の一番上「MX-19.1 x64(Feburuary 25, 2020)」を選択し、次に進みます。
手順2:インストール
OSインストールの画面(デスクトップ)が表示されます。画面に、「MX Welcome」のウィンドが表示されますが、特に何もしませんので×ボタンで閉じ、次の手順に進んでください。
手順3:インストーラの起動
デスクトップにある、「Installer」をダブルクリックします。利用規約(terms of use)が表示されますが、特に変更せず「Next」をクリックします。上記の他に、ユーザー名、パーティション(ディスクの分割方法)など、いくつか選択する画面が表示されますが、今回はデフォルトのまま進めていきますので、「Next」をクリックします。
手順4:インストールの完了
「Next」をクリックしていくと、ユーザー名、パスワード、rootパスワードを入力する画面が表示されます。任意のユーザー名とパスワードを設定し完了です。あとは、「Installation in progress」のゲージが100%になるのを待ちましょう。100%になると、「Finish」がクリック可能になります。クリック後、自動で再起動し、MX LinuxのOSが起動します。再起動後は、パスワードの入力画面が表示されますので、先ほど設定したパスワードを入力しログインしましょう。以上でMX Linuxのインストール完了です。
ターミナルソフトの起動
MX Linuxでターミナルソフトを起動する場合は、「Xfce Terminal」を起動します。画面左下のスタートメニューから「Xfce Terminal」を選択し、起動することを確認しましょう。※毎回起動するのが大変な場合は、デスクトップやパネルにショートカットを作成し、そこから起動するとよいでしょう。
MX Linuxのネットワーク設定
MX LinuxのIPアドレスを固定にする方法をご紹介します。IPアドレスを固定にすることで、いくつかのサービス(サーバー)をインストールした場合でも、再起動等してもアドレスが変わらず、そのまま使うことが可能となります。
IPアドレスの確認
まずは、現在のIPアドレス(IPv4)を確認しましょう。ターミナルソフトを起動し、以下のコマンド($から後ろ)を入力します。$ ip -4 aすると、現在のIPアドレスが表示されます。例)inet 192.168.1.2/24このアドレスを別の固定されたアドレスに、変更していきます。
IPアドレスの固定設定
IPアドレスを固定する設定は、「スタートメニュー」から「設定」を押した先にある「Advanced Network Configuration」から行ないます。Wired Connection(有線)、もしくはWireless Connection(無線)のどちらかを選択し、画面下の設定マーク(歯車のような形)をクリックします。すると、メニューの右から2番目にIPv4の設定変更画面があります。「Add」ボタンで新しいIPアドレスやDNSサーバーのアドレスを追加しましょう。設定後、再起動するとIPアドレスの変更が反映されます。
IPアドレスの再確認
先ほどと同様に、「ip -4 a」コマンドでIPアドレスを確認します。設定したIPアドレスに表示が代わっていれば設定完了です。例)inet 192.168.1.100/24IPアドレスの変更後、ブラウザ(Firefoxなど)を開き、問題なくインターネットに接続可能であることを確認しましょう。以上で基本的な設定は完了です。
MX Linuxでプログラミング
MX Linuxでプログラミングをしてみましょう。まずはターミナルソフトを起動し、プログラミング環境を確認します。今回紹介するコマンドは、デフォルトでインストールされているので、追加パッケージのインストールなしで実行可能です。
簡単なプログラムの作成
プログラムが作成可能であることを確認します。ターミナルで「vim test.c」と入力し、vimエディターでプログラムを記載します。(vimエディターが開いたら、「a」を入力するとテキストが編集可能になります。)#include int main(void){ printf(“Hello, World!\n”); return 0;}入力が完了したら、保存して戻ります。(「:wq」と入力します。)
プログラムの実行
作成したプログラムをコンパイルし、実行可能にします。ターミナルで、「gcc -o test test.c」と入力し、エラーなく完了すれば正常にプログラムが作成されています。試しに「./test」と入力してみましょう。ターミナルに「Hello, World!」と表示されれば成功です。以上でプログラミング環境の確認は完了です。プログラミングの環境が整いましたので、色々なプログラムを作成してみましょう。
MX Linuxを使いこなそう
MX Linuxの概要、インストール方法、プログラミング環境の確認の仕方をご紹介しましたが、プログラミング以外にもできることが多くあります。Windowsと同じように好きなソフトウェアをインストールしたり、追加パッケージをインストールしてサーバーを起動したりすることも可能です。プログラミングの学習だけでなく、洗練されたOSを堪能してみてはいかがでしょうか。
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