PowerShellでのファイル削除方法とは？ファイル削除のオプションも併せて紹介
PowerShellでのファイル削除方法とは？
今回は、PowerShellでのファイル削除方法について説明します。PowerShellでのファイル削除やフォルダ削除には、Remove-Itemコマンドを使用します。
ここでは、以下について紹介します。
・基本的な使い方
・削除の指定パターンを含む/含まない（Include/Excludeオプション）
・再帰的な削除（Recurseオプション）
・強制削除（Forceオプション）
PowerShellでのファイル削除方法に興味のある方はぜひご覧ください。
基本的な使い方
PowerShellでのファイル削除の基本的な方法を紹介します。
実際のコマンドを見てみましょう。
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PS C:\> # ファイルの存在確認
PS C:\> Test-Path .\test\test.txt
True
PS C:\> # ファイル削除
PS C:\> Remove-Item -Path .\test\test.txt
PS C:\> # ファイルの存在確認
PS C:\> Test-Path .\test\test.txt
False
PS C:\>
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Remove-Itemコマンドでファイル削除されていることが分かります。
ワイルドカードでもファイル削除できます。
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PS C:\> Get-ChildItem .\test
ディレクトリ: C:\test
Mode LastWriteTime Length Name
---- ------------- ------ ----
-a---- 2020/11/07 11:00 8 test.txt
-a---- 2020/11/07 11:00 8 test2.txt
-a---- 2020/11/07 11:00 8 test3.txt
-a---- 2020/11/07 11:00 8 test4.txt
-a---- 2020/11/07 11:00 8 test5.txt
PS C:\> Remove-Item -Path .\test\*.txt
PS C:\> Get-ChildItem .\test
PS C:\>
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このように、PowerShellではRemove-Itemコマンドでファイル削除します。
削除の指定パターンを含む/含まない（Include/Excludeオプション）
PowerShellでは、ファイル削除のパターンを含む/含まないの指定ができます。Include/Excludeオプションを使用します。
実際のコマンドを見てみましょう。
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PS C:\> Get-ChildItem .\test
ディレクトリ: C:\test
Mode LastWriteTime Length Name
---- ------------- ------ ----
-a---- 2020/11/07 11:04 0 test1.docx
-a---- 2020/11/07 11:03 0 test1.txt
-a---- 2020/11/07 11:04 0 test2.docx
-a---- 2020/11/07 11:03 0 test2.txt
-a---- 2020/11/07 11:04 0 test3.docx
-a---- 2020/11/07 11:03 0 test3.txt
PS C:\> # .docxをファイル削除するが、1を含むファイルは削除しない
PS C:\> # ファイル削除
PS C:\> Remove-Item -Path .\test\* -Include *.docx -Exclude *1*
PS C:\> Get-ChildItem .\test
ディレクトリ: C:\test
Mode LastWriteTime Length Name
---- ------------- ------ ----
-a---- 2020/11/07 11:04 0 test1.docx
-a---- 2020/11/07 11:03 0 test1.txt
-a---- 2020/11/07 11:03 0 test2.txt
-a---- 2020/11/07 11:03 0 test3.txt
PS C:\>
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.docxをファイル削除は、test1.docx以外が削除されていることが分かります。
再帰的な削除（Recurseオプション）
PowerShellでは、フォルダを含めた再帰的なファイル削除ができます。Recurseオプションを使用します。
実際のコマンドを見てみましょう。
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PS C:\> Get-ChildItem .\test\ -Recurse
ディレクトリ: C:\test
Mode LastWriteTime Length Name
---- ------------- ------ ----
d----- 2020/11/07 13:51 dir1
d----- 2020/11/07 13:51 dir2
-a---- 2020/11/07 11:03 0 test1.txt
-a---- 2020/11/07 11:03 0 test2.txt
-a---- 2020/11/07 11:03 0 test3.txt
ディレクトリ: C:\test\dir1
Mode LastWriteTime Length Name
---- ------------- ------ ----
d----- 2020/11/07 13:51 dir3
-a---- 2020/11/07 11:03 0 test1.txt
-a---- 2020/11/07 11:03 0 test2.txt
-a---- 2020/11/07 11:03 0 test3.txt
ディレクトリ: C:\test\dir1\dir3
Mode LastWriteTime Length Name
---- ------------- ------ ----
-a---- 2020/11/07 11:03 0 test1.txt
-a---- 2020/11/07 11:03 0 test2.txt
-a---- 2020/11/07 11:03 0 test3.txt
ディレクトリ: C:\test\dir2
Mode LastWriteTime Length Name
---- ------------- ------ ----
-a---- 2020/11/07 11:03 0 test1.txt
-a---- 2020/11/07 11:03 0 test2.txt
-a---- 2020/11/07 11:03 0 test3.txt
PS C:\> # ファイル削除
PS C:\> Remove-Item -Path .\test\* -Recurse
PS C:\> Get-ChildItem .\test\ -Recurse
PS C:\>
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このようにPowerShellでは、フォルダを含めた再帰的なファイル削除ができます。
強制削除（Forceオプション）
PowerShellでは、読み取り専用ファイルの強制削除ができます。Forceオプションを使用します。
実際のコマンドを見てみましょう。
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PS C:\> # 読み取り専用に変更
PS C:\> Set-ItemProperty .\test\test.txt -Name IsReadOnly -Value $true
PS C:\> # ファイル属性の確認
PS C:\> Get-ChildItem .\test\test.txt
ディレクトリ: C:\test
Mode LastWriteTime Length Name
---- ------------- ------ ----
-ar--- 2020/11/07 13:55 0 test.txt
PS C:\> # ファイル削除
PS C:\> Remove-Item -Path .\test\test.txt
Remove-Item : 項目 C:\test\test.txt を削除できません: この操作を実行するために十分なアクセス権がありません。
発生場所 行:1 文字:1
+ Remove-Item -Path .\test\test.txt
+ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
+ CategoryInfo : PermissionDenied: (C:\test\test.txt:FileInfo) [Remove-Item], IOException
+ FullyQualifiedErrorId : RemoveFileSystemItemUnAuthorizedAccess,Microsoft.PowerShell.Commands.RemoveItemCommand
PS C:\> Test-Path .\test\test.txt
True
PS C:\> # ファイル削除
PS C:\> Remove-Item -Path .\test\test.txt -Force
PS C:\> Test-Path .\test\test.txt
False
PS C:\>
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Forceオプションを付与しないと、読み取り専用ファイルは削除されません。このようにPowerShellでは、読み取り専用ファイルの強制削除ができます。
まとめ
PowerShellでのRemove-Itemコマンドを使用したファイル削除について説明しました。
ワイルドカード指定での削除、フォルダも含めた再帰的な削除、強制削除についてコマンドを交えて紹介しました。ぜひご自身でコマンドを書き、理解を深めてください。
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