AzureとAWSの違いとは|それぞれのメリットを3つご紹介!

AzureとAWSの違いは?
クラウドサービスとして誕生したAzureとAWSは、どのような特徴があるのでしょうか。AzureとAWSの活用されている分野やサービスについてお話します。
クラウドサービスはダウンロードせずアカウントがあれば利用できる便利な環境です。クラウドサービスはIaaS、PaaS、SaaSという構成に区別されています。
AzureはIaaSとPaaS、AWSはIaaSとPaaSとSaaSの分野になります。
Azureの概要
Azureは、Microsoftが2010年1月に提供を始めたクラウドサービスです。IaaSのAzureVirtualとAzureMigrate、PaaSのAzure App Serviceになり、SaaSはAzureに含まれずOffice365という別のサービスになります。
アプリケーションの構築、管理、展開をどこからでも自由に行うことができる既存の限界を超えて拡張することができます。
AWSの概要
AWS(Amazon Web Services)は2006年7月にAmazon.comが提供を開始しました。各業態で採用され世界中のデータセンターから175以上の豊富なサービスを提供し、ソフトウェアが動作するための土台となる適切な専門知識が集約されています。
主なSaaSのサービスはAmazon Elastic Transcoder、Amazon Connect、AWS IoT Greengrassなどです。
クラウドサービス市場のシェア
世界のITやハイテク分野の調査会社Canalysが2020年第1四半期に発表したクラウドサービス市場の報告によると、COVID-19の影響でリモートワークが広まり市場全体で34%成長したといわれています。
企業別クラウドサービス市場のシェアはAWSは主導的な立場でシェア1位32%を占め、今もなおクラウドサービス市場を牽引しています。Azureはシェア2位17%で前年と同じ2位の座を維持しています。
それぞれの評価
リモートワークが増えた2020年第1四半期はクラウドサービスの需要が大幅に増加しました。前年比の売上率の結果から評価を見てみましょう。
AWSは2位のAzureや3位Googleその他のクラウドサービス企業を上回り、前年同期の売上高が増加したと報告されています。
Azureは、AWSより提供が数年遅れたのに対し売上拡大傾向が続き成長率が大幅に伸びて前年同期比の売上率が増加したと報告されています。
Azureを利用するメリット3選
Microsoftが提供しているAzureクラウドサービスは、どのような分野が得意とするのか、システム連携の相性についてお話します。
AzureのサービスはIaaSのAzure VirtualとMachines (Azure VM)とPaaSのAzure App Serviceに分類されます。
Azureを利用するメリット1:得意な業界がある
Azureは得意な業界として医療、金融サービス、公的機関、流通、製造業界をあげています。
セキュリティサポートを徹底し、国際基準ISOをはじめ欧州一般データ保護規則GDPRなどコンプライアンスを取得し信頼できるクラウドサービスとして役立つ機能があるためです。
Azureを利用するメリット2:他サービスとの連携が容易
MicrosoftのSaaS機能Office365は、Azureのアクセス管理サービスAzure ADを使うとシングルサインオンが容易にできます。
Azure BlobやSQL Data warehouse、Azure SQL Databaseなど分析環境の構築、API Management、Logic Apps、Service Bus、Event GridといったAzure統合サービスを利用して独立した複数のシステムの連携が可能です。
Azureを利用するメリット3:オンプレミスとの相性が良い
オンプレミスは自社運用のためカスタマイズができる強みと、拡張や変更など維持管理の費用面に弱みがあります。Azureはその弱みを補うサービスが豊富です。
Azure Site Recovery、AzCopy、Azure Storage REST API/SDK、オンライン転送用Azure Data Box、Azure Data Factoryなど機能を使い大規模なデータセットをAzureへ転送やデータ移行ができます。
AWSを利用するメリット3選
クラウドサービス提供の実績を残しているAWSを利用すると何ができるのか、メリットについてまとめました。
障害の対応や安定した稼働ができるのか、システム構築のスケーリング規模の調整ができるサービスがあるのかについてお話します。
AWSを利用するメリット1:障害を考慮した設計ができる
AWSは自然災害時の障害対策や事業継続計画、パンデミックへの対応に備えたセキュリティ標準サービスとデータを暗号化する技術やコンプライアンス認証に優れています。
クラウドセキュリティ評価の数学的ロジックを使いシステム設定の誤りを検出したり、整合性、気密性、可用性を維持するため毎日モニタリング体制が整っているので、障害発生時の学習や復旧機能を構築するサポート体制が整っています。
AWSを利用するメリット2:安定稼働し続けてきた実績がある
AWSが提供するクラウドサービスは、全世界100万超の企業が選んでいる実績があり、各企業は運営効率の改善と新しい販路開拓やリスク分散を実現しています。
高度な技術革新やセキュリティ対策環境、カスタマイズ豊富な精度の高い機能とフォロー体制の環境を必要な分だけ必要なサービスを提供しているため、企業はコストを抑えて安定的に利用できるのです。
長く実績をのこしているAWSはクラウドサービス企業を牽引している存在です。
AWSを利用するメリット3:幅広い規模に対応できる
AWSは柔軟に需要を予測したサービスがあり、必要な容量を必要なタイミングで利用ができます。
AWSのAmazon EC2は、クラウド上でサイズ調整を自動で最適化できる機能があり費用を抑えたサーバー構築ができます。スタートアップ企業や大学、物流企業、航空会社など事業規模を選びません。
またAWS Pricing Calculatorという見積もり作成サービスがあり、費用計画が容易にできます。
クラウドサービスを併用している企業もある?
クラウドサービス併用とはハイブリッドクラウドとマルチクラウドに大きく分かれます。ハイブリッドクラウドは自社プライベートクラウドとオンプレミス、パブリッククラウドの強みを併用したサービスです。
マルチクラウドは、AzureとAWSなど複数のクラウドサーバーを併用することです。
IBMが行った世界113社のアンケート結果では、複数のクラウド環境を使用していると回答した企業は94%と高い割合でした。
クラウドサービスを併用するメリット・デメリット
なぜクラウドサービス一社のみ使用せず併用する企業が増えてきたのでしょうか。
AzureやAWSなどクラウドサービスを提供している企業は得意とする分野や提供する料金が異なります。AIに強いとされるIBMのWatsonやディープラーニング(機械学習)に強い企業などがあり、組合せて使用すると利便性があがるためです。
これからクラウドサービスを併用するメリットとデメリットについてお話します。
併用するメリット
クラウドサービスを併用すると迅速で柔軟なリソースの確保、データ気密性やコストに合わせた柔軟な最適配置が可能です。各クラウドの得意分野を使い分けるメリットがあります。
災害時(BCPやDR)の普及対策、一つのクラウド企業の管理や技術に依存することを回避でき、他の企業が提供するサービスやシステムの変更が適切にできます。
障害発生時のシステム機能を維持する予備装置を常時並走させることが可能です。
併用するデメリット
デメリットは、オンプレミスから各クラウドサービス間の一貫性に懸念が残り、運用や管理が複雑化するところです。
インフラ構築の費用を抑えても、各クラウドサービスの特性の違いから動作エラーが出た時の管理の時間と費用負担が大きくなる場合があります。また、セキュリティ基準が異なりセキュリティ強度が統一化されないため、常に最適な環境を求められます。
AzureとAWSの違いを知ろう!
AzureとAWSの違いについてご紹介しました。クラウドサービスは今後更に利用される分野です。
各クラウドサービスが持っている得意分野を併用しメリットとデメリットを比較して、より安全に使用する必要があります。
RightScaleを2018年に買収したFlexeraや大手のNTT東日本やIBMなどマルチクラウド導入管理、コスト最適化サービスを提供している企業が活躍する時代のようです。
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