MBaaSとは?導入する利点6つや主な機能についても徹底解説!
MBaaSとは?
mBaaSとは「mobile backend as a service」の略称で、モバイル端末向けのBaaS(バース)です。
スマートフォンアプリでよく利用される機能をクラウドから提供するサービスです。
クラウド上で用意された機能をAPIで呼び出すだけで利用できるため、バックエンド機能の開発が不要になります。
その分工数を削減することができるため、コストカットやスピードアップにつながります。
MBaaSの主な機能5つ
mBaaSの利用を検討している方の中には、mBaaSではどのような機能が利用できるのか知りたいという方も多いでしょう。
mBaaSには基本的にどのベンダーが提供しているmBaaSでも利用できる代表的な機能があります。
ここではMBaaSの主な機能5つをご紹介しますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
1:通知機能
mBaaSが提供している通知機能とは、iOSやAndroidスマホに対してプッシュ通知を発信する機能です。
mBaaSを利用することで、サーバを使用しなくてもあらかじめmBaaSに用意されているプッシュ通知機能を簡単なコーディングを行うだけで実装することができます。
また、プッシュ通知実装後には管理画面などからプッシュ通知の開封率を確認したり、内容を保存してテンプレートとして管理したりすることができます。
2:ユーザー登録を促す
ECサイトで商品の購入ボタンを押すと、先にユーザー登録を促す画面が表示されるECサイトが多いです。
こういったサイトでは会員登録を面倒に感じて購入を辞めてしまうユーザーもいますが、mBaaSであればユーザー登録を意識させない匿名会員認証での会員登録や認証などの機能を実装することができます。
また、匿名会員認証はログアウトの際にデータがリセットされるため、仮の会員登録機能として利用することもできます。
3:ユーザーの情報を管理する
mBaaSを利用することで、開発したアプリケーション内の会員情報を管理することができます。
ログインやログアウト、IDパスワード認証やメールアドレス認証、SNSアカウントによる認証、権限管理などの機能を提供します。
また、ユーザーデータへのアクセス制限の実装や、ユーザーをグルーピングしてグループ内でのデータのアクセス制限などの機能を利用することも可能です。
4:SNSと連携できる
mBaaSを活用することで、FacebookやTwitterなどの各種SNSと簡単に連携することができます。
SNS連携機能を実装することで、SNSアカウントを利用した会員登録機能をアプリケーションに実装できます。
また、GoogleやAppleのログイン認証機能を、簡単にアプリケーションへ導入することができます。
さらにOAuth認証情報を利用することで、アプリからSNSのデータにアクセスすることも可能です。
5:位置情報サービスと連携できる
位置情報サービスとは、スマートフォンのGPS機能などを利用することで現在の位置情報を保存したり、管理したりする機能です。
mBaaSを活用することで位置情報サービスと連携することができ、矩形検索や円形検索などの検索、指定場所から近い順番でのデータ検索や指定範囲内での検索といった機能が使えるようになります。
また、位置情報から店舗に近い場所にいるユーザーのみにプッシュ通知を配信するといった機能も実装可能です。
MBaaSを導入する利点6つ
ここまでmBaaSが提供するさまざまな機能についてご紹介しましたが、mBaaSを利用することで具体的にどのような利点があるのか知りたいという方も多いでしょう。
ここではmBaaSを導入する利点6つをご紹介しますので、どのようなメリットがあるのか参考にしてみてはいかがでしょうか。
1:サーバの運用が不要
mBaaSはクラウド上で提供されるクラウドサービスとなっているため、サーバの運用が不要です。
また、サーバ運用に掛かる費用や工数なども必要がなくなり、サーバ自体を管理しなくなるため、サーバに障害が発生した際の対応やメンテナンスといった作業も不要になります。
2:効率的にアプリの開発が行える
mBaaSではモバイルアプリ開発の際に必要となるバックエンドの基本機能や必要機能などがあらかじめ用意されています。
また、簡単な実装のみでクラウドから提供されているそれらの機能を利用することができるため、開発者はメインの機能のみを開発するだけで済むようになります。
そのため、従来よりも開発に要する工数を大幅に削減し、スピーディで効率的なモバイルアプリ開発が実現できます。
3:サーバ設計が不要
サーバの運用が不要なのと同様に、クラウドサービスであるmBaaSはサーバが不要なため、サーバの設計も不要です。
mBaaSでは自社でサーバを用意する必要がなく、サーバの設計や構築といった作業を行う必要もないため、アプリケーションを開発すればすぐに運用を開始することができます。
4:コストを抑えられる
前述のとおり、mBaaSではバックエンドの機能がクラウドサービスとして提供されています。
そのため、従来のようにバックエンドの機能を開発する必要がなく、開発に要するコストを抑えたモバイルアプリ開発が実現できます。
5:安心のセキュリティ
mBaaSであればクライアント端末の種類に関係なくセキュリティ対策が行われていることから、mBaaSを利用することでユーザーはデバイスごとのセキュリティ対策を行う必要がなくなります。
また、ユーザーが1からセキュリティ対策を実装するよりもセキュリティが担保されているため、情報漏洩などのリスクを低減することができるでしょう。
6:品質が向上しやすい
通常のモバイルアプリ開発では、ほとんどの場合ネットワークを利用するため、サーバ側の処理も実装する必要があります。
しかしmBaaSを利用すれば、サーバ側の開発リソースが不要になります。
そのため、同じプロジェクトチームで開発を行う場合でも全員でメイン機能の開発に集中することができ、アプリ自体の品質も向上しやすくできます。
また、mBaaSを利用すれば開発時と運用時を簡単に切り替えることができるため、本番環境に切り替えてはじめてエラーが発生するといったトラブルも起きません。
おすすめのMBaaSとは?
モバイルアプリケーションの開発現場にmBaaSを導入しようと考えていても、実際に選定する段階になってどれを選べばいいのかわからないというケースも多いでしょう。
それではさまざまなmBaaSがある中で、どのようなmBaaSがおすすめなのでしょうか。
ここではおすすめのmBaaSを4つご紹介しますので、mBaaSを選ぶ際の参考にしてみてください。
1:Firebase
Firebaseとは、Googleのインフラ環境を使用しているmBaaSです。
豊富なプロダクトからユーザー側で好きに機能を組み合わせて利用することができます。
また、Sparkプランなら無料、Blazeプランでも利用する機能ごとの従量課金制となっているため、コストを抑えてアプリ開発が行えます。
さらに、Googleアナリティクスを利用したユーザー分析を行ったり、分析結果を利用した開発などを行ったりすることもできます。
2:IGAWorks
IGAWorksとは、アドネットワーク企業との連携機能を提供するモバイルビジネスプラットフォームです。
ユーザー分析を行うアナリティクス機能なども用意されているため、分析を行うことで収益化やマーケティングに活用することができるでしょう。
また、売り上げデータの一元管理も可能です。
3:AppPot
AppPotとは、日本企業向けのmBaaSです。
特に日本のビジネスで求められるモバイルアプリケーションに必要な機能が実装されており、必要な機能のみを利用することができるためコストパフォーマンスも良いです。
また、クラウドとオンプレミスの両方に対応しているため、ユーザー側で最適な導入方法を選択することができます。
4:ニフティクラウドmobile backend
ニフティクラウドmobile backendとは、幅広い業界でアプリ開発に活用されている国産BaaSです。
無料プランでもプッシュ通知、会員管理、認証、SNS、データストア、ファイルストア、位置情報などの充実した機能を利用することができます。
また、多くの導入実績を持っており、富士通系列の企業が提供していることから、安心して利用できるmBaaSだと言えるでしょう。
MBaaSの利点を知ろう!
mBaaSとはモバイル端末向けのBaaSです。
mBaaSを活用することでバックエンド機能を開発する必要がなくなるため、少ない工数でクオリティの高いモバイルアプリケーションを開発できるようになるでしょう。
ぜひ本記事でご紹介したmBaaSの主な機能やmBaaSを導入する利点、おすすめのmBaaSなどを参考に、mBaaSの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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