ほとんどのオフィスで無線LANを使用しているでしょう。
広いオフィスだと中継機を使用するケースも多いですが、最近ではメッシュネットワークという方法を用いるケースも見られます。
では、無線LANのメッシュネットワークについてご紹介します。
目次
メッシュネットワークとは
メッシュネットワークとは、オフィス内に複数台のルーターを設置し、1つのネットワークを構築することです。
メッシュのように電波が繋がるため、メッシュネットワークという名称が用いられています。
通信機器をメッシュネットワークに繋ぐ際には、ルーターをわざわざ接続先の選択する必要はありません。
複数設置されているルーターのうち、もっとも繋がりやすいルーターが自動的に選択されます。
万が一、接続中のルーターが故障するなどして途中で途切れてしまった場合、別のルーターに自動的に繋がる仕組みです。
通信機器の場所を移動させた場合なども、別のルーターに変わり、常にもっとも繋がりやすいルーターに接続されます。
設置するルーターは少なくとも3台以上です。
ルーターが多ければ多いほど、通信の安定性も高くなります。
ただし、メッシュネットワークを導入するには、メッシュネットワークに対応したルーターが必要です。
通常の無線LANルーターでは、メッシュネットワークは利用できません。
メッシュネットワークの利用シーン
メッシュネットワークの利用シーンとしては、広い工場や医療現場などが一例として挙げられます。
業務用にタブレット端末やスマートフォンを使用する機会があり、ネットワークに接続する必要があればアクセスポイントを設置しなければなりません。
広い工場や病院だと、複数のアクセスポイントが必要になりますが、別チャンネルのアクセスポイントを設置すると、電波干渉を起こしてしまうのです。
そこでメッシュネットワークを利用すれば、1つのチャンネルで広範囲にわたってWi-Fiに繋がる環境を整えられます。
また、メッシュネットワークの無線LAN環境を自動的に構築できる機器もあります。
電源を入れるだけで済むので、簡単に導入可能なことが特徴です。
ルーターを多段に繋げることで、200メートル程度離れた場所にも無線でデータを送受信できます。
IoTとも相性が良いメッシュネットワーク
メッシュネットワークを導入している企業は、まだそう多くありません。
しかしIoTとの相性も良く、今後はメッシュネットワークがどんどん普及していくでしょう。
メッシュネットワークの普及で業務効率アップも期待できます。
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