エンジニアは常日頃からトラブルを減らす努力を行っていますが、全てのトラブルを防ぐことは難しいです。
大事なのはトラブルが起きた時のために、被害を最小限に抑えるように準備しておくことです。
目次
ネットワークのトラブルシューティング手順
1.トラブルの原因の解析
ネットワークにトラブルが発生した際には、まずトラブルの原因を突き止めることが大切です。
どこまでが正常で、どこから異常が起きているのか範囲を明確にします。
正常な部分と異常な部分がはっきりしていれば、異常な部分だけを切り離せるからです。
2.仮説を立て、対処する
次にトラブルの原因分析を行い、原因の仮説を立てましょう。
ただし仮説は誤っている場合もあるのでいくつか考えておき、ひとつひとつ対処します。
この際に「応急処置」と「根本的な解決」は分けて考えます。
複雑なトラブルの場合、原因分析を短時間で行うことは難しく、すぐに復旧できないこともあります。
このような時は、応急処置を優先して被害を最小限に抑えましょう。
3.再発防止
根本的な解決をする際には、再発防止策も考えなければいけません。
たとえばLANケーブルの断線によるトラブルの場合、LANケーブルを交換すれば対処は終了です。
しかし断線した原因を取り除かなければ、また断線する危険性があります。
この原因を取り除いてこそ根本的解決といえるのです。
ネットワークトラブルのよくある原因
ではネットワークトラブルにはどんな原因が考えられるのでしょうか。
主な原因を4つご紹介します。
LANケーブルの接続異常
ネットワークに異常を感じた場合は、まずケーブル類が正しく繋がっているかを確認します。
ケーブルの断線やケーブルが外れていないか、ルーターやハブの電源は落ちていないかなどを確認しましょう。
OSやブラウザの異常
複数のブラウザを立ち上げ、接続できるか確認します。
全て接続できない場合は、ファイアウォール設定などを見直してみましょう。
またOSの再起動も行います。
IPアドレスの確認
IPアドレスが正しく取得できていないと、ネットワークに繋がりません。
プロバイダの設定が正しいか、契約の期限が切れていないか、IDやパスワードが間違っていないかなどを確認します。
ドライバの更新
ドライバやファームウェアが最新でない場合、ネットワークに繋がらない可能性があります。
ドライバをいったん削除し、再インストールしてみましょう。
またルーターのファームウェアも確認します。
出典元:シーティーエス株式会社「ネットワークのトラブルで多い事例や原因とは」
複数の事例が重なっている場合もある
ネットワークトラブルはひとつだけでなく、複数のトラブル原因が重なっている場合もあります。
ひとつ試してダメだった場合もあきらめず、トラブルシューティングを行うことが重要です。
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