目次
Amazon Lightsailとは
Amazon Lightsailとは、AWSが提供している、仮想プライベートサーバーサービスのことです。
コンピューティング環境やストレージ、ファイアウォール、DNS機能、ロードバランサー機能など、WebサイトやWebサービスのサーバーとして必要な機能だけをパッケージ化したサービスです。
また、Amazon LightにはOSやアプリケーション、開発者スタックが事前に豊富に設定されているので、例えばUbuntuやWordPressなどがワンクリックで起動させられる点が、大きな利点です。
ここからは、Amazon Lightsailの特長や料金体系について、ご紹介していきます。
Amazon Lightsailの4つの特長とは?
Amazon Lightsailの特徴としては、ワンクリックで簡単にWordPressを起動させることができ、即座にWebページを作れるようになるという点などが挙げられます。
ここではAmazon Lightsailの4つの特徴をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
1:WordPressをワンクリックで起動できる
Amazon Lightsailの大きな特徴は、仮想プライベートサーバー上でWordPressをワンクリックで起動できる点です。
また、WordPressだけでなく、PleskやLAMP、Node.jsなどもワンクリックで起動することが可能です。
2:必要な機能がパッケージで提供されている
Amazon LightsailはWebサイトを提供するために必要な機能があらかじめパッケージとして用意されています。
そのため、初心者であっても最初から提供されている機能の中から必要なものを選んで進むだけで、スムーズにWebサイトを構築することができます。
3:セキュリティや権限管理の自動化
Amazon Lightsailではセキュリティや権限管理も自動的に設定が行われます。
そのため、セキュリティや権限に関して専門的な知識が無くても、誰でも簡単に設定することが可能です。
ファイアウォール機能で安全
Amazon Lightsailにはファイアウォール機能も最初から用意されています。
また、ユーザー側でファイアウォールにルールを追加し、プロトコルやポートレベルでインスタンスに接続可能なトラフィックを制御することが可能です。
4:スナップショット機能の自動化
Amazon Lightsailにはインスタンスやブロックストレージディスクの自動スナップショット機能が搭載されています。
Amazon Lightsailで自動スナップショット機能を有効にすると、デフォルトの自動スナップショットの時間、もしくは指定した時間にリソースのスナップショットを毎回作成することが可能です。
Amazon Lightsailのメリット2つ
Amazon Lightsailの利用を検討している方の中には、Amazon Lightsailを利用することによる具体的なメリットを知りたいという方も多いでしょう。
ここではAmazon Lightsailのメリット2つをご紹介しますので、どのようなメリットがあるのかぜひ参考にしてみてください。
初心者でも利用できる
前述のとおり、Amazon Lightsailは最初からWebサイトやWebサービスに使用するサーバーに必要な機能がパッケージとして用意されているため、自分で必要なサービスを選んで組み合わせる必要がありません。
また、料金も月額固定料金制となっているため予算も立てやすくなっており、初心者でも安心して利用しやすいと言えるでしょう。
他のサービスとの組み合わせが可能
Amazon Lightsailには必要な機能が最初から用意されていますが、本格的な環境で利用する場合は別にDBサービスが必要なケースもあります。
そういった場合は、AWSの他のDBサービスを利用することも可能です。
Amazon EC2の特長から見るAmazon Lightsailとの違い4つ
AWSの有名なVPSサービスとしてAmazon EC2があるため、Amazon LightsailとAmazon EC2のどちらを利用しようか迷っているという方も多いのではないでしょうか。
それでは、Amazon Lightsailと比較した場合、Amazon EC2にはどのような特徴があるのでしょうか。
ここではAmazon EC2の特長から見るAmazon Lightsailとの違い4つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1:コンピューティング環境のみの提供となっている
Webサイトのサーバー構築に必要な機能が用意されているAmazon Lightsailと比較して、Amazon EC2はコンピューティング環境のみの提供となっています。
そのため、Amazon EC2を利用する場合は、他のAWSのサービスのストレージやデータベースなどと組み合わせて利用する必要があります。
2:従量課金制である
月額固定料金制のるAmazon Lightsailと比較して、Amazon EC2は従量課金制の料金形態となっています。
Amazon Lightsailの場合は定額ということもあり、どれだけの費用がかかるか最初からわかるため予算が立てやすいですが、Amazon EC2はどのくらい利用するかによって費用が変わるため、知識が必要になります。
インスタンスが停止するとインスタンス使用分の課金はされない
Amazon LightsもAmazon ECもインスタンスの停止や再開は自由に行えますが、Amazon Lightsの場合はインスタンスを停止しても料金は請求されます。
一方、Amazon ECはインスタンスが停止している場合、課金は発生しません。
3:スナップショットからのサーバーコピー
Amazon Lightsailの場合、スナップショットを利用すればその時点でのインスタンスの状態を保存し、サーバーを簡単にコピーすることができます。
しかしAmazon EC2の場合はスナップショットをとったあとでAMIを作成し、新しいインスタンスを作成する必要があります。
4:インスタンスタイプの中から適した組み合わせを選べる
Amazon Lightsailは必要な機能が用意されていますが、Amazon EC2の場合はさまざまなインスタンスタイプの中からユーザーのニーズに合わせて好きなタイプを選ぶことが可能です。
Amazon Lightsailの料金体系とは
Amazon Lightsailの料金体系は、他のAWSの提供しているサービスに比べて、大変わかりやすくなっています。
AWSは従量課金制と言って、サーバーを使用した量に応じて課金がされるため、毎月の利用額が変化します。
Amazon Lightsailは月額固定料金になっていますので、料金体系や請求額がわかりやすく、初めてAWSを利用する人でもわかりやすい仕組みになっています。
料金は最低月額3.5ドルから最大240ドルまでの14通りのプランが用意されており、支払いは基本的にクレジットカードとなります。
また、クレジットカード以外で支払いたい場合は、AWSパートナー企業を通してAmazon Lightsailを利用することで、請求書を送ってもらうこともできます。
無料利用枠について
Amazon Lightsailは最初の1カ月間のみ512MBプランを無料で利用できます。
他のAWSのサービスと違い、無期限に固定の無料利用枠が使用できるわけではありません。
Amazon Lightsailは手軽にWebサイトを作成できるサービス!
Amazon Lightsailについて、ご紹介しました。
Amazon Lightsailを利用すれば、手軽にWebサイトを立ち上げることができます。
料金体系も月額固定料金制で分かりやすいうえ、月額3.5ドルという低価格で始められます。
Webサイトを手軽に立ち上げたいときは、Amazon Lightsailをぜひご検討ください。
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