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ネットワークエンジニアにプログラミングは必要?
近年ではネットワークエンジニアにもプログラミングが求められるようになってきました。
ネットワークエンジニアはネットワークシステムの設計や構築、保守運用となっているため、もともとプログラミングスキルはそれほど必要ではありませんでした。
しかしネットワーク仮想化などの技術が普及してきたことにより、ネットワークエンジニアにもプログラミングスキルが必要とされるようになりました。
ネットワークエンジニアの将来性
ネットワークエンジニアは求人も多く将来性が高い職種だといえるでしょう。
インフラエンジニアやセキュリティエンジニアなどのネットワークエンジニアの他にもインフラ領域を担うエンジニア職はありますが、インフラ領域のエンジニア職の中でもネットワークエンジニアの需要は高いといえます。
しかし近年ではクラウドサービスなどの需要も高まってきていることから、ネットワークエンジニアにもクラウドを含めた新しいスキルが求められるようになるでしょう。
ネットワークエンジニアにプログラミングスキルが必要といわれる理由4つ
ネットワークエンジニアにプログラミングスキルが必要となってきたことにはいくつかの理由があります。
近年ではクラウドサービスを利用する企業が増えてきたことから、ネットワークエンジニアにもクラウドに関連したプログラミングスキルが必要になりました。
ここではネットワークエンジニアにプログラミングスキルが必要といわれる理由4つをご紹介しますので、どのような理由があるのか参考にしてみてください。
1:目的に合わせたスクリプトが必要
ネットワークエンジニアにはスクリプトを書くためのプログラミングスキルも必要といわれるようになりました。
近年ではクラウドサーバーを効率よく管理するためにスクリプトを書く必要が増えました。また、スクリプトを書く場合、PythonやPHPなどのプログラミング言語が使用されるケースが多いです。
2:プログラミングによる細かい対応がある
ネットワークエンジニアにはサーバーやネットワークの定期的な監視のための設定など、細かな対応を行うためにプログラミングスキルが必要といわれるようになりました。
スクリプトを書くためのプログラミング言語にはさまざまな種類があるため、全ての言語をマスターする必要はありません。しかし細かな業務を行う上で、スクリプトに書かれたプログラムを読める程度のスキルは必要になるでしょう。
3:ネットワークエンジニアの担当する範囲が増えている
ネットワークエンジニアが担当する範囲が従来よりも増えてきていることから、プログラミングスキルが必要といわれるようになりました。
他のサーバーサイドエンジニアなどの人材不足から、ネットワークエンジニアが担わなければいけない領域にサーバーサイドのプログラミングなどが入ってくるケースも増えてきました。
そのため、近年のネットワークエンジニアの業務ではプログラミングを行うこともあります。
4:市場価値が高まる
プログラミングスキルを身につけることで、ネットワークエンジニアとしての市場価値が高まることからプログラミングスキルが必要といわれるようになりました。
ネットワークエンジニアにもプログラミングスキルが求められるようになってきたとはいえ、現時点ではスキルをもったネットワークエンジニアは少数です。
そのため、プログラミングができるネットワークエンジニアになれば普通のネットワークエンジニアと差別化することも可能です。
ネットワークエンジニアが使えるようになりたいプログラミング言語4つ
ネットワークエンジニアが使えるようになりたいプログラミング言語をご紹介します。
ネットワークエンジニアが業務で必要となるプログラミング言語は、数多くの種類があるプログラミング言語の中でも一部に限られています。
ここではネットワークエンジニアが使えるようになりたいプログラミング言語4つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
1:Python
Pythonは近年では機械学習で注目されている言語です。
PythonはAI開発にも用いられている汎用性の高いプログラミング言語ですが、Web開発にも以前から用いられています。また、スマホアプリや業務システム、ゲームの開発などさまざまな分野で活用されています。
さらに注目されているAIやIoTなどの最先端分野でPythonのプログラミングを行う際に、ネットワークの知識が求められることもあります。
2:Java
Javaは世界トップシェアを獲得している人気のプログラミング言語です。
JavaはOSに依存しない言語で、WindowsやMac、Androidなどどの環境でも同じように動作させることができます。
また、大規模な業務システム開発からスマホアプリの開発など幅広い分野で採用されている言語となっているため、Javaのスキルを持っているとさまざまな業務に携われるでしょう。
3:Ruby
RubyはWebシステムのバックエンドなどに採用されているプログラミング言語です。
日本発のプログラミング言語で、エンジニアが効率的な開発ができるように「Ruby on Rails」という便利なフレームワークが用意されています。
バックエンド処理の開発でRubyを利用する場合、フレームワークのTremaを利用するケースが多いです。
4:PHP
PHPはWeb開発に特化したプログラミング言語です。
PHPはWebシステムの開発で採用されるケースが多いことから、WebシステムやWebサイトに関連した仕事をする場合は習得しておくのがおすすめです。
また、CMSの「WordPress」を構成している言語でもあることから、PHPはWordPressに関連した案件も多いです。
ネットワークエンジニアに転職するときに役立つスキル3つ
ネットワークエンジニアに転職するときに役立つスキルをご紹介します。
ネットワークエンジニアへの転職を検討している方の場合、どのようなスキルが必要になるのか知りたいという方も多いのではないでしょうか。
ここでは最後にネットワークエンジニアに転職するときに役立つスキル3つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1:システム運用スキル
ネットワークエンジニアとして転職するならシステムの運用スキルを身につけましょう。
システム導入後、運用することもネットワークエンジニアの仕事です。安定的な運用を行うためにも、システム運用の経験を持っていると需要の高いネットワークエンジニアになれるでしょう。
2:セキュリティスキル
ネットワークエンジニアとして転職するならセキュリティスキルを身につけましょう。
セキュリティに関する知識やスキルはインフラ領域のエンジニアには特に必要とされます。ネットワークの設計を行う場合も、あらかじめセキュリティ対策を考慮して設計を行うことが重要です。
3:サーバーに関する知識
ネットワークエンジニアとして転職するならサーバーに関する知識も身につけましょう。
ネットワークエンジニアとして仕事をする以上、OSの異なるサーバーなどを繋ぎ合わせてネットワークシステム構築していくケースもあるため、サーバーに関する知識も求められます。
ネットワークエンジニアにプログラミングスキルが必要な理由を理解しよう
ネットワークエンジニアにはさまざまな業務でプログラミングスキルが求められるようになっています。
ぜひ、この記事でご紹介したネットワークエンジニアにプログラミングスキルが必要といわれる理由や使えるようになりたいプログラミング言語などを参考にしてみてください。
ネットワークエンジニアの仕事に役立つプログラミングスキルを身につけて需要の高いネットワークエンジニアを目指しましょう。
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