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LPIC level1の難易度と試験範囲は?対策のおすすめ書籍5選も紹介

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LPIC level1の難易度と試験範囲は?対策のおすすめ書籍5選も紹介
この記事でわかること
    基本情報技術者試験の試験対策はこちら>>

    LPICとは何か

    パソコンを動かすためには、OS(Operating System )が必要です。OSには、Microsoft社のWindowsやapple社のMacなどが有名ですが、その中1つにLinuxというOSがあります。

    このOSは、オープンソースとして提供されているため、誰もがその中身を見ることができ、開発に使用することが可能です。

    lpicは、このLinuxの技術者認定資格のことであり、LPIが主催するITの認定資格の1つです。

    日本の企業の多くが、このLinuxをサーバーOSとして導入しているため、インフラエンジニアに求められる知識の1つになります。ここでは、このlpicについて解説します。

    lpicのグレード

    lpicのグレードは、ステップアップ方式で、「lpic-1」「lpic-2」「lpic-3」の3段階になっています。

    上位の資格を取るには、下位の資格を取得していることが条件となります。

    LPIC level1

    lpicのlevel-1には、101と102の2種類があり、両方を取得することでlpiclevel-1を取得したことになり、次の上位資格を目指せます。

    lpiclevel1は、Linuxの基本的なシステムのアーキテクチャ(構造)を知り、インストールによるクライアントの設定やユーザー登録、ファイルアクセスとセキュリティ設定、ハードディスク設計等の知識が問われます。

    社内のシステムエンジニアが、社内ユーザーからの問い合わせ対応やサーバーのバックアップとメンテナンスと復元等ができる、システム管理者のレベルです。

    LPIC level2

    lpicのlevel1の101と102の上位資格になるのが、lpic level2になります。lpic level2は、LINUXに対してもう一歩踏み込んだ、中級者levelに相当します。

    lpic level2は、LINUXの中核といえるカーネル、システム管理や保守に関する知識、高度なネットワーキングやファイヤーウォール、VPN、セキュリティや認証、インターネットを介したwebに関する知識などについて求められる資格になります。

    LPIC level3

    lpic level3は、3つの分野があり、各分野で高い技術を持つエキスパートエンジニアとして認定されます。

    300は、種類の違うOSが混在しているシステムを設計から構築、運用・保守の専門として認定されます。

    301は、セキュリティに関するシステムの設計・構築、運用・保守の専門として認定されます。

    304は、クラウドシステムなど仮想化技術に関するシステムの設計・構築、運用・保守ができる専門と認定されます。

    LPIC level1の受験方法

    lpic level1の受験準備ができたら、公式サイトから受験の申し込み手続きをします。手順は
    まず、公式サイト(https://www.lpi.org/)からピアソンVUEを通じて、バウチャーチケットを購入し、会場受験またはオンラインかを選んで受験します。

    lpic level1は、101と102の両方を5年以内に受験し、両方に合格することでlpic level1を取得することができます。

    LPIC level1の難易度

    lpic level1の難易度はLinuxの基本的な操作とシステム管理が行なえるレベルであり、難しいわけではありません。

    90分の試験時間内で60問を解き、65%~75%程度得点を得ることができれば合格です。

    LPIC level1の試験範囲

    lpic level1の試験範囲は、Linuxの基本的なシステム管理レベルになります。

    コマンドラインを使ってのファイルとアクセス許可、システムセキュリティの処理や簡単なメンテナンスタスクの実行、ユーザーヘルプとインストールやクライアントの設定、ユーザー登録やバックアップや復元、シャットダウンや再起動等の知識が求められます。

    lpic level1は、101と102の2つの試験からなっており、この2つの試験をクリアすることで、level1を取得することができます。

    LPIC101の試験範囲

    lpic101の試験範囲は、基礎的な範囲を全体的に把握できている内容となります。

    基礎的な範囲とは、「システムアーキテクチャ」「Linuxのインストールとパッケージ管理」「GNUとUnixのコマンド」「デバイス、Linuxファイルシステム、ファイルシステム階層標準」になります。

    LPIC102の試験範囲

    lpic102の試験範囲は、101の基礎と同レベルでありネットワークを利用する際の知識が問われます。

    問われる知識は、「シェル、スクリプト、およびデータ管理」「インターフェイスとデスクトップ」「管理タスク業務」「必須システムサービス」「ネットワーキングの基礎」「セキュリティ」になります。

    LPIC level1の問題形式

    LPIC level1の問題は、CBT形式というものをとっており、マウスによる選択問題が8割、入力による記述問題が2割程度になります。

    試験はパソコンで行われますが、90分中約60問の問題が出題されますので、時間配分に気を付ける必要があり、解らない問題の選択問題であればとりあえず選択しておいて、後からまた見直すと良いでしょう。

    問題は、英語を直訳している文章や引っ掛け問題などで、意味が解りにくいものがありますが、慌てずに先に進み、出来る問題を確実に解くようにしましょう。

    LPIC level1合格のための勉強時間

    LPIC level1に合格するためには、1~3ヶ月程度の期間が必要となります。

    プログラミングやパソコンをコマンドで操作したことのある経験者であれば、コマンドを覚えて、コマンド入力をする方法について理解が早いです。

    全くやったことのない初心者の方は、パソコンがどうやって動くのか、仕組みを理解してから学習すると頭に入りやすいでしょう。

    LPIC level1の勉強方法

    LPIC level1を勉強するときは、webサイトや書籍で全体像を把握してから問題演習を行います。

    実際にLinuxの環境を自分で作り、動かしながら学ぶことをお勧めします。実際に自分のパソコンにLinuxをインストールしたり、VirtualBoxなどを利用して、環境を作りましょう。

    環境を構築することを経験することで、書籍に書かれている内容を理解しやすくなります。

    LPIC level1の合格率

    LPIC level1の合格率は、非公開ではありますが、大体65%~75%と言われています。

    初心者レベルの問題ですが、他言語を日本語に訳していることもあり、くせのある文章が含まれているためによく分かりにくい問題があります。また、引っ掛け問題もあることを頭に入れてどんなことを聞かれるのかを考えながら学習するように心がけましょう。

    LPIC level1対策のおすすめ書籍5選

    Linuxは、Windowsやapple社のMacのようなOSであり、マウスを使ってGUIでの操作をすることも可能ですが、自社サーバーの構築や運用・管理等を行なうときは、CUIでのコマンド操作になります。

    CUI操作に慣れていない初学者は、いくつかの書籍を読み、実際の操作をしてみてから演習問題に取り組むことをおすすめします。

    基礎固めとしていくつかの書籍で学ぶことで、より深く効率良く学習することができるようになるからです。

    ここではLinuxを学習するうえで、効率よく学ぶためにおすすめの書籍を5つご紹介いたします。

    LPIC level1対策のおすすめ書籍1:1週間でLPICの基礎が学べる本 第3版

    LPIC level1対策のおすすめ書籍1つめは、「1週間でLPICの基礎が学べる本第3版」です。

    はじめてLinuxについて学ぶのに最適な本であり、Linuxとは何かをはじめ、学習する際の仮想マシンCentOSのインストール方法から環境設定方法や基礎となる知識が解りやすく解説してあるために基礎固めができます。

    Linuxの試験情報や模擬問題について解説があるので資格取得を考えている方の第一歩の入門書として、とても解りやすいおすすめ本となります。

    LPIC level1対策のおすすめ書籍2:1週間でLPICの基礎が学べる本 第3版

    LPIC level1対策のおすすめ書籍2つめは、「1週間でLPICの基礎が学べる本第3版」です。

    はじめてLinuxについて学ぶのに最適な本ともいえるでしょう。Linuxとは何かをはじめ、学習する際の仮想マシンCentOSのインストール方法から環境設定方法や基礎となる知識が解りやすく解説してあるために基礎固めができます。

    Linuxの試験情報や模擬問題について解説があるので資格取得を考えている方の第一歩の入門書として、とても解りやすいおすすめ本となります。

    LPIC level1対策のおすすめ書籍3:Linux教科書LPICレベル1Version5.0対応

    LPIC level1対策のおすすめ書籍3つめは、Linux教科書 LPICレベル1 Version5.0対応です。

    LPICの受験対策本としては歴史があり売れている本ですが、全くの初心者が読むには少し難しいため、入門書でざっくりと全体像を掴んだ状態で学ぶことでより理解を深めることができます。

    3か月間使い放題の模擬試験(有料)があり、どこでも本番さながらの試験練習を行なうことができます。

    LPIC level1対策のおすすめ書籍4:Linux教科書LPICレベル1 スピードマスター問題集

    LPIC level1対策のおすすめ書籍4つめは、Linux教科書 LPICレベル1 スピードマスター問題集 Version5.0対応です。

    LPICの実際の問題と非常に類似した問題集になるので、ある程度学習が進んだのちに実力を試す意味で解くと良いでしょう。

    LPIC level1対策のおすすめ書籍5:徹底攻略 LPIC Level1 問題集

    LPIC level1対策のおすすめ書籍5つめは、徹底攻略 LPIC Level1 問題集[Version 4.0]対応です。初心者から上級者までが使える問題集です。

    全部で650問の問題があり、1つ1つ丁寧な解説がついているので、問題集で勉強をする人にはうってつけの問題集です。

    初心者はLinux環境を構築するのがおすすめ

    LPICを勉強するには、Linux環境を構築しましょう。実際にLinuxをインストールし、操作を経験するだけで深く理解することができます。

    Linuxに全く触ったことがない人はLinux環境を自分でPCで構築してみると学習しやすくなります。virtual Boxなどを使って仮想マシンを構築し、実際にコマンドラインを入力して操作しながら学習し理解を深めていきましょう。

    しっかりと学習してLPIC level1に合格しよう

    OSやシステム構築のベースとなる基礎知識を付けるためにLPIC level1をぜひ受験しましょう。
    LPICのlevel1試験は、システムエンジニアを目指す人は特にベースとなる知識を体系的に学ぶきっかけとなります。

    自分のスキルを客観的に把握するきっかけになるとともに資格があることで、他者への自分のスキルをアピールすることができるので、しっかり学習してLPIC level1に合格を目指しましょう。

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