Azureとは?Azureの開発向けのサービス5つと利用する手順を解説

Azureとは?
Azureとは、クラウドプラットフォームのことで、Microsoft社が提供しています。
世界55カ所にデータセンターを置く強力なWANを保有するクラウドサービスの集合体で、日本でも東日本と西日本の2拠点があります。
Azureでは、ユーザーのビジネス上の課題解決をサポートするために、さまざまなクラウドサービスを提供しています。
名称の変更について
Azureは2014年4月3日に名称をWindows AzureからMicrosoft Azureに変更しました。
Azureはもともと「Windows Azure」という名称で、Windowsとの互換性を有していました。
しかし近年では、LinuxなどのOSやオープンソースソフトウェアの需要も高まってきていることもあり、よりオープンなクラウドプラットフォームであることをアピールするため、名称変更が行われました。
AzureはPaaS型
AzureはPaaS型のクラウドプラットフォームです。
クラウドサービスにはSaaS、PaaS、IaaSなどの種類がありますが、AzureはPaaS型です。PaaSとは「Platform as a Service」の頭文字をとった名称です。
PaaSは、アプリケーションを稼働させるためのOSやハードウェアなどのプラットフォームを、インターネットに介して提供する仕組みとなっています。
PaaSとIaaSの違い
PaaSはプラットフォーム、IaaSはインフラを提供する仕組みです。
IaaSは「Infrastructure as a Service」の頭文字をとった名称で、システムの稼働に必要なネットワークなどのインフラ環境を、インターネットに介して提供する仕組みです。
そのため、OSなどのプラットフォームを提供するPaaSと比べて、OSレイヤーより下部を対象に提供する仕組みとなっています。
Azureの開発向けのサービス5つ
Azureの開発向けのサービスをご紹介します。
Azureは、さまざまなサービスを提供しているため、開発の際にどのサービスを利用すればいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、Azureの開発向けのサービス5つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
Azureの開発向けのサービス1:Azure Storage
Azure StorageはAzure用のクラウドストレージサービスです。
極めてスケーラブルな信頼性の高いストレージサービスで、耐久性に優れており、可用性が高いという特徴があります。
また、用途に応じてさまざまなストレージタイプを選択できるようになっています。Azure Storageを利用することで、ユーザーは手間のかかるデータセンターから解放されるでしょう。
Azureの開発向けのサービス2:Azure DevOps
Azure DevOpsは開発と運用を連携するソフトウェア開発プラクティスです。
開発 (Dev) と運用 (Ops) を組み合わせたもので、人とプロセス、テクノロジーを統合したものでもあります。
Azure DevOpsを利用することで、これまでサイロ化されていた開発や品質管理、セキュリティといった役割を連携し、優れた製品をお客様にスピーディに届けることができるようになります。
Azureの開発向けのサービス3:Azure Functions
Azure Functionsは小さなコードをクラウド上でサーバーを使わず手軽に実行できるサービスです。
Azure Functionsを利用することで、ユーザーはインフラストラクチャを気にすることなくアプリケーションの開発に注力することができます。
また、言語はC#、Python、Java、JavaScript、PowerShellから好きな言語を利用できます。
Azureの開発向けのサービス4:Azure AI
Azure AIは人工知能を利用した次世代アプリケーションを作成できるサービスです。
豊富な実績を持ち、セキュリティで保護されたAI開発プラットフォームです。画像分析や音声認識、データを使った予測などが行えるミッションクリティカルなソリューションを開発できます。
また、機械学習もスピーディかつ簡単にモデルのビルド、トレーニング、デプロイ、管理をすることができます。
Azureの開発向けのサービス5:Azure ML
Azure MLは簡単に機械学習モデルを構築してデプロイできるサービスです。
Azure ML(Azure Machine Learning)は、機械学習に必要な環境を全て用意している企業向けのサービスとなっており、Webブラウザとインターネット環境さえあれば誰でも簡単に機械学習を始めることができます。
初期費用も不要で、使った分だけ支払う従量課金制となっています。
Azure導入のメリット3つ
Azure導入のメリットをご紹介します。
ここまでAzureの開発向けのサービスなどをご紹介してきましたが、Azureを導入することで具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここではAzure導入のメリット3つをご紹介しますので、Azureの導入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
Azure導入のメリット1:コストが安い
Azureは従量課金制となっているためコストが安いです。
クラウドサービスであるAzureを導入する場合、オンプレミスのように自分でハードウェアを購入、設置したり、ソフトウェアを購入してインストールしたりする必要がないため初期費用がかかりません。
また、Azureは使用した分だけ支払う従量課金制となっているため、余分な費用を支払うこともありません。
Azure導入のメリット2:インフラの運用が簡単
Azureはクラウド側で管理してくれるためインフラの運用が簡単です。
Azureはアプリケーションを稼働させるプラットフォームを提供しているため、サーバーなどのインフラ環境の設定や運用に関しては基本的にすべてMicrosoftが行ってくれます。
そのため、ユーザーはインフラ環境を気にすることなくアプリケーション開発に集中することができます。
Azure導入のメリット3:拡張性が高い
Azureは拡張性が高いサービスです。
オープンソースのデータベースが使用できない場合は、Oracleなどの商用データベースが必要です。Azureの場合、Oracleが使用できるため非常に高い柔軟性があります。
また、Azure Marketplaceでさまざまなサービスを購入してカスタマイズすることもできるため、高い拡張性があります。
Azureを利用する手順
Azureを利用する手順をご紹介します。
今後アプリケーション開発のために、Azureを利用しようと考えている方も多いのではないでしょうか。それでは、Azureを利用する場合にはどのような手順で作業を行えば良いのでしょうか。
ここでは、Azureを利用する手順をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
Azureを利用する手順:申し込み
Azureを利用する場合、サブスクリプション申し込みを行いましょう。
Azureを使用する場合は、まずはMicrosoftアカウントを作成し、AzureのWebサイトからサブスクリプションを購入しましょう。手順は無料版も有料版も同じです。
また、正しく購入できた場合はプレビュー機能として提供されているサービスのサインアップを行い、サインアップできることを確認しましょう。
Azureを利用する手順:開発のための環境を整える
Azureを利用する場合、開発のための環境を整えましょう。
Azureではユーザーが好きなプログラミング言語やコード、ツールなどを使ってアプリケーションを開発することができます。
使用するプログラミング言語によって開発環境は異なります。そのため、プログラミング言語に応じた開発環境を整えるようにしましょう。
Azureを利用してみよう
Azureを導入してアプリケーション構築に活用しましょう。
Azureは、PaaS型のクラウドプラットフォームです。Azureを導入することで、ユーザーのビジネス上の課題解決をサポートするさまざまなクラウドサービスを利用できます。
ぜひこの記事でご紹介した、Azureの開発向けのサービスやAzure導入のメリット、Azureを利用する手順などを参考に、Azureを導入してみてはいかがでしょうか。
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