ネプラスのテックブログ。ネットワーク、クラウド、サーバなどのITインフラ情報を中心に発信中。

  1. ネプラス インフラエンジニア採用
  2. テックマガジン
  3. サーバー
  4. ApacheとPHPはどういうもの?基本的な構成方法を紹介

ApacheとPHPはどういうもの?基本的な構成方法を紹介

  • サーバー
  • テクノロジー
  • プログラミング
公開日時:   更新日時:
ApacheとPHPはどういうもの?基本的な構成方法を紹介
この記事でわかること
    基本情報技術者試験の試験対策はこちら>>

    Apacheエンジニア 案件・求人一覧はこちら

    ApacheとPHPとは?

    ApacheとPHPは、どちらもwebサーバーに関するものの1種です。PHP言語を使うことにより、C言語に似たプログラミング方法でwebページを作成することが可能です。本記事では、ApacheとPHPの基本的な内容から、構築手順、動作確認の方法についてご紹介致します。
     

     

    Apacheとは?

    Apache HTTPサーバー( “httpd”)は1995年にリリースされ、1996年4月以来インターネット上で人気のあるWebサーバーです。2020年2月にプロジェクトとして25周年を迎えました。

    web言語について

    PHP環境を構築する前に、まずは基本的な用語と役割を覚えましょう。まずは、webページを作成するための言語である「PHP」サーバーについてご紹介いたします。

    PHPとは?

    PHPは、汎用のスクリプト言語で、特にWeb開発に適した言語です。サーバー側でプログラムが実行されるため、クライアントに負荷をかけることなく処理が可能です。また、プログラムソースはユーザーには表示されないためセキュリティ面でも評価されています。プログラムの処理は高速、柔軟かつ実用的であり、ブログのページ作成から、世界でも知名度の高いWebサイトまで、あらゆるものをサポートします。

    ApacheとPHPのそれぞれの役割

    上記で紹介したことを簡潔にまとめると、「Apache」はwebサーバー(web言語で記載したプログラムを置くことでwebページを表示させるサービス)、「PHP」はwebページに記載するプログラムコード(言語)です。サービスとプログラムを合わせることによりwebページが完成します。

    PHPのサンプルプログラム

    phpのサンプルページを作成します。test.phpというファイルを作成し、以下のプログラムを記載してみましょう。プログラムのページは、/var/www/html/の配下に保存します。root@linux# cd /var/www/html/root@linux# vim test.php(「a」を入力し、vimエディターを入力モードに切り替えます。)(「Esc」→「:wq」と入力し、記載した内容を保存し、vimエディターを終了します。)※C言語と異なり、コンパイルは不要です。プログラムに問題がなければ、webページを表示させることが可能です。ブラウザのURLに、「localhost/test.php」と入力し、phpinfoのページが表示されれば成功です。

    htmlでは実現不可?

    if(条件分岐)、ループといった処理は通常のHTML言語では実現することが不可能です。HTMLでほかの言語を使い実現しようとすると、JavaScript等を使う必要があります。しかし、JavaScriptはプログラムの書き方がC言語と大きく変わっているため、慣れるまで多くの勉強が必要です。使いやすい言語でwebページを作成してみましょう。

    Apache と PHPで環境の構築

    Linuxのサーバー(ディストリビューションはDebian)に「PHP」と「Apache」を構築する手順をご紹介します。

    ApacheとPHPのインストール

    Linuxサーバーが構築済みの場合、簡単にApacheとPHPのサービスをインストールすることが可能です。まずはサービスをインストールする権限(root権限)に昇格します。user@linux# su – root(rootのパスワードを入力)その後ルート権限で以下のコマンドを入力します。root@linux# apt-get install apache2 php7.3※PHPのバージョンはLinuxサーバーのバージョンによりインストール可能なバージョンが変更している可能性もあります。2020年5月現在は、PHPのバージョンは7.4が最新ですので、表示されるバージョン、もしくは最新の7.4のパッケージをダウンロードしインストールしてください。インストールの途中で同意文が表示されますので、「Y」を入力し進めます。以上のコマンド1行でそれぞれのサービスがインストールされます。以上でApacheとPHPのインストールが完了です。

    Apacheの起動確認

    任意のブラウザを起動し、URLに「localhost」と入力します。すると、「Apache2 Debian Default Page」が表示されればApacheのインストールは成功です。

    PHPの起動確認

    PHPが問題なくインストールされたことを確認します。以下のコマンドを入力し、PHPのバージョンを表示させましょう。root@linux# php -vPHP 5.4.4-14+deb7u2 (cli) (built: Jun 5 2013 07:56:44) Copyright (c) 1997-2012 The PHP GroupZend Engine v2.4.0, Copyright (c) 1998-2012 Zend Technologies上記のように表示されれば、問題なくインストールされていますので、環境の構築は完了です。

    PHPの基本的な構成方法

    PHPは、基本的にHTML言語と組み合わせて利用します。C言語のような処理をさせたい部分はPHP、その他の部分はHTMLで記載するようにします。今回は、HTMLとPHPのサンプルコードをご紹介します。

    PHPで重要なGETとPOSTについて

    PHPでは、よくPOSTとGETが使われます。それぞれの役割を覚えましょう。GET:ページ間でやり取りしたいデータを「URL」で利用POST:ページ間でやり取りしたいデータを「変数」で利用上記のように、変数(プログラム内)で使うのか、URLに表示させて使うのかにより用途が変わります。

    HTMLの基本コード

    一般的なHTMLのページでは、以下のように記載します。別途作成したPHPのページをHTMLで表示させる方法をご紹介します。test.htmlの内容#!DOCTYPE html> #html lang = “ja”> #head> #meta charset = “UFT-8”> #title>タイトル #/head> #body> #h1>テキストボックスに入力した値をほかのページに渡す

    #form action = “test.php” method = “get”> #input type = “text” name =“word“>
    #input type = “submit” value =“送信“> #/form> #/body>#/html>”※表示の都合上、「<�」を「#」に変換しています。上記のようなプログラムを記載し、ブラウザのURLへ「localhost/test.php」と入力します。すると、文字の入力(テキストボックス)と「送信」ボタンが表示されます。任意の文字列(例えば「phpテスト」)を入力し、「送信」ボタンをクリックすると、URLの表記が「localhost/test.php?word=phpテスト」のように変更されます。このように、URLに直接入力した文字列等が表示されてしまうため、パスワードなど秘密の情報を使ったやり取りには向きませんが、例えばページ数やブログタイトルなど、表示されると分かりやすいものに使うことが多くあります。

    PHPとApacheの環境を使いwebページを作成しよう!

    PHPとApacheの基本的な内容は理解できましたでしょうか。PHP言語はC言語に似たようなプログラミング方法でプログラミング初心者の方に向いている言語です。サーバー側でプログラムが処理されるため、アクセスが集中する高負荷なページの作成には向きませんが、通常のブログ作成や商品販売のページを作成するのであれば簡単にできます。基本的なことが分かったら、PHP言語について学習し、どのような記載方法なのか、どういった処理ができるのかということも学んでいきましょう。

    Apacheエンジニア 案件・求人一覧はこちら
     

     

    ネプラス株式会社はサービス開始から10年以上
    『エンジニアの生涯価値の向上』をミッションに掲げ、
    多くのインフラエンジニア・ネットワークエンジニアの就業を支援してきました。
    ネプラス株式会社ロゴ

    ネプラス株式会社はこんな会社です

    秋葉原オフィスにはネプラス株式会社をはじめグループのIT企業が集結!
    数多くのエンジニアが集まります。

    秋葉原オフィスイメージ
    • インフラ業界に特化

      インフラ業界に特化

      ネットワーク・サーバー・データベース等、ITインフラ業界に特化。Cisco Systemsプレミアパートナーをはじめ各種ベンダーのパートナー企業です。

      業界を知り尽くしているからこそ大手の取引先企業、経験豊富なエンジニアに選ばれています。

    • 正社員なのにフリーランスのような働き方

      正社員なのにフリーランスのような働き方

      正社員の方でも希望を聞いたうえでプロジェクトをアサインさせていただいており、フリーランスのような働き方が可能。帰社日もありません。

      プロジェクト終了後もすぐに次の案件をご紹介させていただきますのでご安心ください。

    • 大手直取引の高額案件

      大手直取引の高額案件

      案件のほとんどが大手SIerやエンドユーザーからの直取引のためエンジニアの皆様へに高く還元できています。

      Ciscoをはじめ、Juniper、Azure、Linux、AWS等インフラに特化した常時300件以上の案件があります。

    • スキルアップ支援

      スキルアップ支援

      不要なコストを削減し、その分エンジニアの方へのスキルアップ支援(ネットワーク機器貸出、合格時の受験費用支給など)や給与で還元しています。

      受験費用例)CCNP,CCIE:6-20万円、JNCIS:3-4万円、AWS:1-3万円など

      ※業務に関連する一定の資格のみ。各種条件がありますので詳しくは担当者へにお尋ねください。

    • 現給与を保証します!

      100%現給与保証

      前職の給与保証しており、昨年度は100%の方が給与アップを実現。収入面の不安がある方でも安心して入社していただけます。

      ※適用にはインフラエンジニアの業務経験1年以上、等一定の条件がございます。

    • インセンティブ制度

      インセンティブ制度

      ネットワーク機器の販売・レンタル事業等、売上に貢献いただいた方にはインセンティブをお支払いしています。

      取引先企業とエンジニア側、双方にメリットがあり大変好評をいただいています。

    • 社会保険・福利厚生

      社会保険・福利厚生

      社員の方は、社会保険を完備。健康保険は業界内で最も評価の高い「関東ITソフトウェア健康保険組合」です。

      さらに様々なサービスをお得に利用できるベネフィットステーションにも加入いただきます。

    • 東証プライム上場企業グループ

      東証プライム上場企業グループ

      ネプラスは東証プライム上場「株式会社オープンアップグループ」のグループ企業です。

      安定した経営基盤とグループ間のスムーズな連携でコロナ禍でも安定した雇用を実現させています。

    ネプラス株式会社に興味を持った方へ

    ネプラス株式会社では、インフラエンジニアを募集しています。

    年収をアップしたい!スキルアップしたい!大手の上流案件にチャレンジしたい!
    オンライン面接も随時受付中。ぜひお気軽にご応募ください。

    ネプラス株式会社へのご応募はこちら↓
    ネプラス株式会社へのご応募はこちら↓