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リバースプロキシとは?リバースプロキシを使う理由6つと用途を紹介

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リバースプロキシとは?リバースプロキシを使う理由6つと用途を紹介
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    プロキシサーバとは?

    プロキシサーバとは、内部と外部のネットワークを中継するサーバのことで、マルウェアや不正アクセスなどのサイバー攻撃からネットワークを守ります。

    プロキシサーバは、内部のネットワークにあるクライアントからのリクエストを中継します。その後、サイトからのレスポンスをプロキシサーバが受け取り、クライアントにデータを送ります。

    プロキシサーバを介して通信することで、ネットワークの安全に利用できます。

    フォワードプロキシとは?

    フォワードプロキシとは、クライアント側にあるプロキシで、クライアントの要求に応じてWebサーバへのアクセスを中継します。

    一般的にフォワードプロキシとは、ファイアウォールでアクセスに制限のある内部ネットワークから、外部ネットワークへのアクセスを許可するために使用される機能のことです。

    フォワードプロキシは、インターネットのフィルタリング機能などに利用されます。

    セキュリティ

    フォワードプロキシを使用することで、外部のネットワークへアクセスする際のセキュリティを高められます。

    フォワードプロキシとは、クライアントに代わって外部のネットワークへアクセスする機能を持つプロキシで、直接PCからアクセスするよりも安全に外部のネットワークを使用できます。

    複数のクライアントからのアクセスでも、代理のプロキシサーバが単体のアクセスに変換するので、匿名性も高まります。

    コンテンツの閲覧制限

    フォワードプロキシを使用すれば、コンテンツの閲覧制限もかけられます。

    コンテンツの閲覧制限とは、会社でYouTubeのようなコンテンツの視聴を禁止したい場合に、閲覧できないようにする仕組みのことです。

    インターネットのアクセスの際にプロキシサーバを経由する仕組みを作れば、フォワードプロキシによりコンテンツの閲覧制限をかけられるようになり、危険なサイトへのアクセスなどをシャットアウトできます。

    キャッシュの共有

    フォワードプロキシを使用すれば、キャッシュの共有もできるようになります。

    キャッシュとは、訪問したWebの情報などを一時的に保存する仕組みのことで、必要なデータの再表示などをスムーズにできるようにします。

    キャッシュの共有とは、検索エンジンや公式サイトなど、多くの人が共通して頻繁にアクセスするデータをキャッシュに保存して共有する機能で、より速くデータにアクセスできるようになります。

    リバースプロキシとは?

    リバースプロキシとは、Webサーバ側にあるプロキシで、外部ネットワークのクライアントからのアクセスを中継します。

    リバースプロキシは、ファイアウォールで制限される内部のネットワークへのアクセスを中継し、複数のサーバで管理しているコンテンツを、同じドメインで表示することなどができます。

    ドメインとは、Webサービスなどにアクセスする際のインターネット上の住所のことで、URLなどに使用されます。

    リバースプロキシとプロキシの違い

    リバースプロキシは、プロキシサーバの種類の一つです。

    プロキシサーバとは、ネットワーク間のアクセスを中継するサーバのことで、リバースプロキシやフォワードプロキシなどのものがあります。

    リバースプロキシとは、プロキシサーバの種類の一つで、外部のネットワークからのアクセスを中継して、複数のサーバを同じドメインで使えるようにしたりするサーバのことです。

    リバースプロキシを使う理由6つ

    リバースプロキシとは、外部のネットワークからのアクセスを中継するサーバのことで、リバースプロキシを使う理由にはさまざまなものがあります。

    例えば、セキュリティ対策、負荷の分散、表示速度が早くなること、短いURLへ書き換え、メモリ効率をよくすることなどがあります。

    ここでは、リバースプロキシを使う理由について、6つ紹介していきます。

    リバースプロキシを使う理由1:セキュリティ対策

    1つめのリバースプロキシを使う理由は、セキュリティ対策です。

    リバースプロキシには、外部ネットワークからのアクセスを認証・許可させる機能などがあり、リバースプロキシを使用することでネットワークの防御層が増え、セキュリティ対策にもなります。

    また、暗号化やSSL高速化などにも対応しています。SSLとは、通信するデータを暗号化する技術のことで、SSLによって安全にネットワークを使用できるようになります。

    IP制限

    IP制限とは、アクセス元のIPアドレスによってアクセスを制限する仕組みのことで、外部からの不正なアクセスを防ぐために使用されます。

    IPとは、インターネットに接続されているコンピュータや通信機器に割り当てられている番号のことで、通信相手を特定するために使用されます。

    リバースプロキシでは、IP制限により危険な通信を防ぎ、安全なネットワークを確保しています。

    マルウェア

    リバースプロキシでは、マルウェアをスキャンすることにより、安全にネットワークを利用できるようにしています。

    マルウェアとは、他のコンピュータに攻撃するなどの有害な動作を実行する、悪意を持って作成されたソフトウェアや悪質なコードのことです。

    リバースプロキシはマルウェアをスキャンして、外部ネットワークからのサーバへの攻撃を防ぎます。

    Basic認証

    リバースプロキシでは、Basic認証により安全にネットワークを使用できるようにしています。

    Basic認証とは、Web上で利用できる認証システムのことで、パスワードとIDを使ってアクセスできる人を制限する認証方法のことです。

    Basic認証は簡易的な認証機能で、セキュリティレベルとしては低いですが、他の機能と組み合わせることで外部のネットワークからの不正なアクセスを防ぎます。

    リバースプロキシを使う理由2:負荷の分散

    2つめのリバースプロキシを使う理由は、負荷の分散です。

    リバースプロキシには、別サーバにあるコンテンツのキャッシュをメインサーバにも蓄積でき、アクセスが集中した際にコンテンツのおいてあるサーバではなく、メインサーバでデータを処理できます。

    そのため、それぞれのサーバにかかる負荷を分散して、低いスペックでもサーバを運用できるようにします。

    リバースプロキシを使う理由3:表示速度が早くなる

    3つめのリバースプロキシを使う理由は、表示速度が早くなることです。

    リバースプロキシにあるキャッシュの機能により、ブラウザで高画質な画像を大量に表示する場合でも、比較的高速に処理できます。

    キャッシュとは、一時的にデータを保存して再度データにアクセスする際に、より高速にアクセスできるようにする仕組みで、2回目以降のデータへのアクセスの速度が速くなります。

    リバースプロキシを使う理由4:短いURLへ書き換え

    4つめのリバースプロキシを使う理由は、短いURLへ書き換えできることです。

    URLとは、クライアントがWebページにアクセスする際に必要なアドレスで、クライアントからのリクエストをリバースプロキシに中継させることで、短いURLでWebページを表示できるようになります。

    短いURLを使用するために、リバースプロキシではURLを変換してリクエストを転送しています。

    リバースプロキシを使う理由5:メモリ効率

    5つめのリバースプロキシを使う理由は、メモリ効率が良くなることです。

    メモリとは、データやプログラムを一時的に保存するコンピュータ部品のことで、コンピュータの処理速度や動作速度に影響します。

    リバースプロキシを使用することでメモリの使用量を減らせるので、メモリ効率が向上し、快適にPCを利用できることでしょう。

    リバースプロキシを使う理由6:SEO

    6つめのリバースプロキシを使う理由は、SEOです。

    SEOとは、検索エンジン最適化の事で、ユーザーにより質の良いコンテンツを提供するためにWebページを最適化し、検索結果の上位にWebページが表示されるようにすることです。

    リバースプロキシでは、一つのドメインで複数のサーバから成り立つコンテンツを管理でき、ドメインに対するアクセス数が増加しますので、検索結果の上位に表示されやすくなることでしょう。

    リバースプロキシの使用用途3つ

    リバースプロキシとは、外部のネットワークからのアクセスを中継する便利なツールで、リバースプロキシの使用用途にはさまざまなものがあります。

    例えば、アクセス数が多いWebサイトのリスク分散、表示速度向上、Webサイトのセキュリティリスクなどです。

    ここでは、リバースプロキシの使用用途について、3つ紹介していきます。

    リバースプロキシの使用用途1:Webサイトのリスク分散

    1つめのリバースプロキシの使用用途は、Webサイトのリスク分散です。

    リバースプロキシでは、複数のWebサーバに負荷を分散させられますので、アクセスが集中した際にサービスが停止するなど、Webサイトのリスクを分散できます。

    動画サイトやニュースサイトなどのような、恒常的にアクセスが集中するサイトや、イベントサイトのように突発的にアクセスが増加するサイトに使用されています。

    リバースプロキシの使用用途2:表示速度向上

    2つめのリバースプロキシの使用用途は、表示速度向上です。

    リバースプロキシでは、データを一時的に保存するキャッシュの機能により、重たいWebサイトなどでも高速に表示できるようにしています。

    2回目以降のWebサイトへのアクセスは高速で表示できますが、初めてWebサイトへアクセスする場合は、キャッシュがないので表示速度は2回目以降よりも遅くなります。

    リバースプロキシの使用用途3:Webサイトのセキュリティリスク

    3つめのリバースプロキシの使用用途は、Webサイトのセキュリティリスクを減らすことです。

    リバースプロキシでは、不正アクセスやマルウェアのような脅威からネットワークを守り、Webサイトの改ざんを防ぐために使用されます。

    マルウェアとは、悪意を持って作成されたソフトウェアや悪質なコードのことで、リバースプロキシを使用することで、マルウェアをスキャンできます。

    リバースプロキシとは何かを知りWebサイトの負荷軽減やセキュリティ対策をしよう

    ここまで、リバースプロキシを使う理由や使用用途などについて紹介してきました。

    リバースプロキシを使用することで、ネットワークのセキュリティを高め、外部からのアクセスも安全に処理できるようになります。

    安全にサーバを運用したい人は、ぜひリバースプロキシについて知って、Webサイトの負荷軽減やセキュリティ対策をしてみてください。

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