サーバーとは何なのか?サーバーの分類4つや種類についてご紹介!

そもそもサーバーとは何なのか?
サーバー「server」は、「提供するもの」という意味を持つコンピューターのことです。データやサービスを提供するコンピューターをサーバーと呼んでいます。
「サーバー」という名前のマシンはありません。機能がそろっていれば、自宅のPCもサーバーとして利用することが可能です。ただ、だいたいの意味で使われる「サーバー」は、多くの情報を処理する必要があることから、高性能のコンピューターを指します。
2つのサーバーについて
「サーバー」という言葉は2つの意味で使われます。1つ目は、「サービスを提供するもの」という意味です。メールサーバーやWebサーバーがそれにあたります。メールを送りたい、Webページを閲覧したいというリクエストに応えてサービスを提供します。
2つ目は、ハードウェアとしての「サーバー」です。「レンタルサーバー」は、賃貸のコンピューター、「専用サーバー」はそれ専用に使われるコンピューターということです。
サーバーの仕組み
サーバーはインターネットの向こうにある高性能のコンピューターだと考えるとわかりやすくなります。手元のPCは「クライアント」と呼ばれます。クライアントからのリクエストに応えるのが、ネットの向こうにある「サーバー」です。
例えば、このWebページが見たいとリクエストすると、サーバーは、格納されている情報の中からリクエストに合ったものを送るという役割を果たします。
サーバーとWebサイトの関係性
私たちはWebサイトを見るとき、必ずサーバーを利用しています。クライアントがブラウザにURLを入力すると、DNSサーバー(URLとIPアドレスを結びつける役割を果たすサーバー)にURLが送信され、そこでIPアドレスに変換されます。
該当するIPアドレスのWebサーバーにリクエストが送られ、Webサーバーがデータを提供します。それが手元のPC画面に表示されるということです。
サーバーの分類4つ
サーバーには4つの種類があります。まず、大きく物理サーバーと、仮想サーバーという2つの種類に分けられます。物理サーバーは物理的なハードウェアを利用しており、「共有レンタルサーバー」と「専用レンタルサーバー」という2種類があります。
仮想サーバーというのは、1台の物理サーバー上に複数作られたソフトウエアのことです。これには「クラウド」と「VPS」の2種類があります。
サーバーの分類1:共有レンタルサーバー
レンタルサーバーというのは、自前でなく、レンタルするサーバーのことです。共用レンタルサーバーは、1つの物理サーバーを複数の人で共有します。他のユーザーと一緒に使用するため、メモリの上限などが設定されています。
共有であるため、他の利用者の影響を受けやすいというマイナス面もありますが、レンタル料金は4つのサーバーの中で一番安いようです。
サーバーの分類2:専用レンタルサーバー
専用レンタルサーバーは、1つの物理サーバーを専有して使うことができます。専用であるため、他の利用者の影響を考慮する必要がなく、スペック上限まで自分で使うことができます。サーバーの管理者権限も得られるため、カスタマイズなど自由に行うことができます。
反面、サーバーのメンテナンスを自分で行うなど、ある程度の知識とスキルが必要です。メンテナンスを請け負うサービスもあるため、それを利用するのもいいでしょう。
サーバーの分類3:クラウド
クラウドサーバーは、仮想サーバーをレンタルで利用するサービスですが、4つの分類の中で一番スペックが高いといえます。
使用には専門的な知識が必要ですが、後からでも自由に設定が変えられる柔軟性・拡張性が最大の利点です。月額制と従量課金制があり、従量課金制の場合は予想しない急な情報量の増加による料金の高額化なども考えられるため、注意が必要です。
サーバーの分類4:VPS
VPSは「バーチャルプライベートサーバー」の略で、仮想専用サーバーのことです。他のユーザーと共有で利用しますが、物理サーバーの上に複数構築された仮想サーバーの1つを専有することができます。
自由なカスタマイズが可能である一方、独自に設定をする必要があるため、専門的な知識が必須です。
サーバーの種類5つ
利用という面から見たサーバーの4つの種類について解説しましたが、以下では役割からみたサーバーの種類をご紹介します。「メールサーバー」「Webサーバー」「データベースサーバー」「アプリケーションサーバー」「DNSサーバー」の5種類です。
それぞれのサーバーがどのような役割を果たしているのか、解説します。
サーバーの種類1:メールサーバー
メールサーバーは、メールの中継地としての役割を果たしているサーバーです。普通、「SMPT」といったプロトコルを使う送信サーバーと、「IMAT」や「POP3」といったプロトコルを用いる受信サーバーに分かれていますが、2つをまとめてメールサーバーと呼んでいます。
サーバーの種類2:Webサーバー
クライアントが送ったリクエストに応えて、Webサイトの情報を提供しているのがWebサーバーです。
何かを検索するときGoogleのようなブラウザを利用しますが、ブラウザは入力されたリクエストをWebサーバーに送ります。Webサーバーは要求に合ったURLをブラウザに表示します。
サーバーの種類3:データベースサーバー
データベースサーバーは、名前の通りデータが格納されているサーバーです。企業の場合、商品情報や顧客情報といった事業に関するデータを一括してサーバーに保存しておき、必要に応じて抽出したり上書きを行ったりします。
サーバーの種類4:アプリケーションサーバー
アプリケーションサーバーは、データベースサーバーとセットで考えるとわかりやすいでしょう。データベースとアプリケーションを1つのサーバーにまとめておくと負荷が高くなり、処理に問題が起きることがあります。
データベースとアプリケーションを別々に保存しておき、データだけが必要なときはデータベースサーバーから情報を取得し、さらに処理が必要な場合はアプリケーションサーバーにリクエストが送られます。
サーバーの種類5:DNSサーバー
DNSサーバーは、インターネットやメールを利用する際に必要となるサーバーです。このサーバーは、ドメインをIPアドレスに変換する役割を果たしています。
ネットを利用する場合、リクエストされたURLがDNSサーバーに送られ、そこで該当するIPアドレスに変換されます。その情報がWebサーバーに送られます。メールも同様で、リクエストとそれぞれのサーバーの間で中継するのがDNSサーバーです。
4つのサーバーの違いとは?
上記で解説したように、サーバーには「共有レンタルサーバー」「専用レンタルサーバー」「クラウド」「VPS」の4つの種類があります。
費用面から見ると、一番手軽なのは共有サーバーでしょう。自由度は低くない代わりに、料金も抑えられています。
優れた性能はクラウドですが、専門的な知識やスキルがないと運用が難しいところがデメリットいえます。
サーバーを使い分けるコツについてご紹介します。
サーバーの種類を使い分けるコツ
知識に自信のない個人が利用するなら共有サーバーがいいでしょう。サービスにもよりますが料金が安く、設定の必要もありません。次に料金が安いのがVPSです。他のユーザーの使用量に影響されない点が、共有サーバーよりも優れています。
情報量が多い場合には専用サーバーとクラウドが適しています。企業のホームページなど、安定して情報を流通させたいと考えるならば、この2種類から選ぶのがいいでしょう。
サーバーの種類を理解して適切なものを使用しよう
サーバーの機能やそれぞれの役割をご理解いただけたでしょうか。サーバーという単語は耳にする機会が多いものですが、明確な定義ははっきりしないという人も多いでしょう。
サーバーは、「メールサーバー」や「Webサーバー」のように提供する機能による種類と、利用者としての立場から見た「共有サーバー」「クラウド」などの種類に分けられます。今回紹介したサーバーについての知識を活用して、適切なものを使用するようにしましょう。
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