近年、5G技術が世界で注目を集めています。
深刻な高齢化問題に直面している日本の農業は、5Gにより大きな変革を迎えることでしょう。
そのため、新しい制御システムなどを組むためのインフラエンジニアが、どうしても必要になってきます。
5Gによる農業の変革と、インフラエンジニアのこれからの可能性について紹介します。
目次
働き手の高齢化が進む農業
農業の働き手は、高齢化が進んでいます。
農業就業人口のうち、65歳以上は2000年の段階で全体の5割程度でした。
それが2010年には6割を超え、2020年現在では実に7割の農業就業者が65歳以上です。
そのため、近年では農業の機械化が進んでおり、5Gの実現がそれをより加速させることは、容易に想像ができるでしょう。
5Gにより、畜産の自宅管理が可能に
5Gにより、畜産動物の状態を自動でモニタリング・報告してくれるモニターや、自動で餌を与える給餌ロボットなどが実現すれば、畜産の自宅管理が可能になるかもしれません。
5Gの実現で、農作業管理が自宅から可能に
5Gにより、様々な情報を収集してくれる農業用センサーに加えて、散水・薬剤散布ドローンなどの実現がされれば、自宅からの農作業管理が可能になることが期待されています。
今後インフラエンジニアの需要が高まる可能性も
今後、5Gの普及により、インフラエンジニアの需要が高まる可能性もあります。
生育状態や気候、市場状況まですべての情報を統合し、ドローンや無人機を5Gで制御することにより、農業の品質向上や効率化に繋げることができます。
総務省の調査によれば、上記のようなセンシング技術やビッグデータ活用による経済効果は、4,000億円を超えると試算されています。
そこで、そのような体制を整える際に活躍するのが、インフラエンジニアです。
5Gの導入により農業体系が根本から変わるため、新しいシステムを導入する機会が今後増えていくことが予想されます。
それに伴って、インフラエンジニアの需要も、どんどん加速していくのではないでしょうか。
農業でも、5Gによるインフラエンジニアの需要増が期待
5Gの導入により、農業が今後どう変わっていくのか、またそれに伴ってインフラエンジニアの需要がどう変わっていくのかについて、ご紹介しました。
深刻な高齢化が進む農業には、抜本的な改革が必要です。
その改革を支えるためのインフラエンジニアは、今後も需要の増加が期待されます。
出典:総務省「第5世代移動通信システム(5G)の今と将来展望」https://www.soumu.go.jp/main_content/000633132.pdf
農林水産省「農業労働力に関する統計」https://www.maff.go.jp/j/tokei/sihyo/data/08.html
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