5Gのサービス開始が近いことから、通信各社では5G基地局を積極的に設置しています。国内外の様々な企業が基地局のベンダーとして参加していますが、そのうちの1つが韓国のサムスン電子です。この記事では、サムスン電子について紹介していきます。
目次
サムスン電子の5G基地局はauが採用
auは5G基地局を次々と整備しており、2022年3月末までには、10,622局に増やす予定です。その後も基地局を増やす方向で検討されており、2024年3月末までには53,626局まで増やす計画が立てられています。
auは基地局設置のベンダーとしてサムスン電子を含む3社を採用しました。
他の通信会社はサムスン電子をベンダーに選定していないため、サムスン電子はauにのみ基地局を提供することになります。
3Gと4Gの基地局設置の際にも、サムスン電子はauの供給ベンダーとして活躍していたため、選定は当然の流れと言えるでしょう。
auに5G基地局を提供するサムスン電子とは
サムスン電子は韓国に本社を置き、世界的にも知名度が高い企業です。
日本ではスマートフォンのGalaxyシリーズが有名で、使っている人も多いでしょう。
サムスン電子は、スマートフォンやタブレット端末などのIT製品のほか、テレビや洗濯機、冷蔵庫などの家電製品も製造しています。
そんなサムスン電子の創業は1938年です。
創業当時は食品などを扱う貿易業の会社として事業を営んでいました。その後、自社内で生産設備を所有し、菓子類などの製造も行うようになり、事業を拡大していきました。
エレクトロニクス産業に参入したのは1969年のことです。
主に白黒テレビなどを製造し、そこから電子レンジや冷蔵庫などの家電製品にも裾野を広げていきます。
さらに重化学工業や石油化学工業などの分野にも進出し、事業の多角化を図っていきました。
グローバル化に力を入れ始めたのは、1980年代に入ってからです。
1990年代以降は、世界的にも屈指のハイテク企業として認識されています。
2016年には、スマートフォンのマーケットシェアで20.8%を占め、世界1位です。
auと長く取引関係にある世界屈指のハイテク企業
サムスン電子はもともと食品を扱う貿易業の企業でしたが、多角化を図るうちにエレクトロニクス産業で成功した歴史を持ち、現在は世界でも屈指のハイテク企業です。
auと長く取引関係にあり3Gや4Gの基地局供給も行っていました。これからも日本の通信インフラを支えていくことが期待されるでしょう。
インフラエンジニア専門の転職サイト「FEnetインフラ」
FEnetインフラはサービス開始から10年以上『エンジニアの生涯価値の向上』をミッションに掲げ、多くのエンジニアの就業を支援してきました。
転職をお考えの方は気軽にご登録・ご相談ください。