5Gの基地局メーカーに参入しているのは国内メーカーだけではありません。
本記事では、エンジニアが覚えておきたい海外の5Gの基地局メーカー「ノキア」について紹介します。
目次
ノキアの5G基地局はドコモ・au・ソフトバンクが採用
フィンランドのメーカーであるノキアの5G基地局は、ドコモ・au・ソフトバンクの3社が採用することを発表しました。
3社はノキア以外にも以下のメーカーを採用しています。
NTTドコモ
ノキア(Nokia)
NEC
富士通
au
ノキア(Nokia)
エリクソン(Ericsson)
韓国サムスン電子(Samsung Electronics)
ソフトバンク
ノキア(Nokia)
エリクソン(Ericsson)
5Gでもこれまでと同様、通信速度やサービスエリアの広さなど各社が競い合うことが予想されます。
ドコモ・au・ソフトバンクに5G基地局を提供するノキアとは
ノキア(Nokia)はフィンランドに本社を置く、通信インフラや無線技術を中心とする開発ベンダーです。日本法人は1989年に設立されました。
2007年に「ノキア シーメンス ネットワークス株式会社」、2013年に「ノキアソリューションズ&ネットワークス株式会社」と、それぞれ商号が変更されました。
その後2014年にパナソニックの無線事業の統合が完了し、2017年にはアルカテル・ルーセント株式会社の法人統合が完了したと発表しました。
2018年に組織変更があり、現在の社名は「ノキアソリューションズ&ネットワークス合同会社」です。
主に消費者向けの電話端末事業と、事業者向けに5GやIoTなどの技術を提供する事業を行っています。
次に事業者向けの事業の一部を紹介します。
通信サービスプロバイダ
ノキアは長年にわたって構築したネットワークが世界中にあり、それらを活用した事業を行っています。
ハードウェア、ソフトウェア、サービスを含んだトータルサポートで、通信容量需要への対処やネットワークインテリジェンスの活用などを行っています。
エネルギー
ノキアが提供する通信ネットワークは、電力会社のスマートグリッドの基盤になっているとされます。
さらに、海洋上では産油プラットフォームの提供なども行っています。
運輸
鉄道の運行技術ネットワークなどを構築しています。
信号やスケジュール管理、路線情報などの支援を通じて、鉄道運行の効率と安全を向上させています。
また、ノキアの高度道路交通システム(ITS)は、緊急電話やデジタル看板など高速道路の安全・管理の自動化を実現させています。
ノキアも日本での5G展開を本格化
フィンランドのメーカーであるノキアは、日本では通信大手3社すべてに5Gの基地局を提供する予定です。
5G以外にも通信に関わる様々な事業を行っており、今後の日本での活動にも注目が集まります。
※出典元
NOKIA「会社概要」
https://www.nokia.com/ja_jp/about-us/data/
NOKIA「ノキアの事業」
https://www.nokia.com/ja_jp/about-us/what-we-do/
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