エンジニア注目の5Gですが、日本国内の基地局メーカーのひとつが「NEC」です。5Gサービスに参入する楽天モバイルもNEC製の基地局を採用しています。
本記事では、NECが5G導入に向けて行っている取り組みなどを紹介します。
目次
NECの5G基地局は楽天モバイルが採用
楽天モバイルは、2019年6月5日に5Gの基地局を設置するための無線機ベンダーにNECを採用したと発表しました。
機器が小型軽量なため、設置スペースの確保にかかるコストを他社より抑えられることや、大容量のアンテナが決め手だったとされています。
また、楽天は携帯電話事業者として初めて、ハードウェア処理に使う設備以外の仮想化を目指しています。
NECは楽天が割り当てられた5Gの周波数のうち、3.7GHz帯を担当します。ベースバンドのデジタル信号を高周波にする機能と、「Massive MIMO」と呼ばれる装置が採用されます。また、NECは無線機だけでなく、大容量データを伝送・交換するコアネットワーク構築にも協力することになっています。
ドコモと楽天モバイルに5G基地局を提供するNECとは
NECは1899年に創立された会社です。資本金は2019年3月末時点で3,972億円、2018年度の売上は単独で1兆6,542億円、連結で 2兆9,134億円です。
従業員数は2019年3月末時点で単独 20,252名、連結 で110,595名となっています。連結子会社は327社にものぼります。
グループの主要産業はネットワークサービス、パブリック、グローバル、エンタープライズ、システムプラットフォームなどが挙げられます。
次にそれぞれの事業について紹介します。
ネットワークサービス
国内の通信事業者に向けて、ネットワーク構築のために必要な機器や基盤システム、運用サービスなどを提供する事業です。
さらに今後はネットワークのニーズが多様化することに備えて、テレコムキャリア市場で培われた強みをサービスプロバイダや製造業、流通などの市場に展開します。
パブリック
政府や官公庁、公共機関などに向けて、ネットワーク技術やセンサ技術など、効率的な社会ソリューションを提供しています。
グローバル
海外市場を対象とした生体認証ソリューションや大型蓄電システムなどを提供しています。
エンタープライズ
製造業、流通、サービス業など民需向けにITソリューションを提供しています。
また、顧客の新サービスの立ち上げなどにも貢献する事業です。
システムプラットフォーム
端末やコンピュータ、ネットワーク機器などのビジネス向けの製品や保守サービスなどを提供する事業です。
NECの新サービスに注目
NECはITソリューションをはじめとするさまざまなサービスを提供するメーカーです。
5Gの基地局メーカーとして選ばれており、今後も新技術やサービスなどの登場が期待されます。
※出典元
NEC「プロフィール」
https://jpn.nec.com/profile/corp/profile.html?
NEC「事業内容」
https://jpn.nec.com/profile/corp/outline.html?
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