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エンジニアの需要について
IT業界には現状、人材が不足していることもあり、専門知識やスキルを持ったエンジニア職の需要は非常に高い状態にあります。
また、今後もエンジニア不足の状態は続いていくことが予測されているため、将来的にもエンジニアの需要がすぐに減るということは考えにくいでしょう。
エンジニアの種類は?
エンジニアにはプログラマーやシステムエンジニア、Webエンジニアやアプリケーションエンジニア、ネットワークエンジニアやサーバーエンジニアなどさまざまな種類があります。
また、エンジニアと営業職の両方の面を持つセールスエンジニアなどのエンジニア職もあります。
未経験からエンジニアを目指したいときのおすすめの言語6選
将来需要が高いエンジニアになりたいと考えている方の中には、どのプログラミング言語を選べばいいのか迷っているという方もいるのではないでしょうか。
ここではおすすめの言語6選をご紹介しますので、ぜひ言語選びの参考にしてみてください。
1:HTML・CSS
HTMLやCSSはWebサイトの開発に必須の言語です。
HTMLはWebページを構成するマークアップ言語と呼ばれる言語で、CSSはWebページのデザインを指定するスタイルシート言語です。
Webに関係した業務を行いたい人はどちらも習得しておくようにしましょう。
2:JavaScript
JavaScriptはWebサイトに動的なアクションを実装できる言語です。
Web開発には必須の言語となっているため、HTMLやCSS同様にWeb周りの業務がしたい場合は押さえておきましょう。
また、JavaScriptは学習の際の環境構築が不要なので初心者でも習得しやすくなっています。
3:jQuery
jQueryはWeb開発の際に必要となるJavaScriptのライブラリです。
プログラミング言語そのものではありませんが、jQueryで頻繁に利用することになる機能がまとめられています。
そのため、jQueryを使用することでJavaScriptを用いたWeb製作が非常に効率的になります。
4:Python
Pythonは近年ではAI開発で注目されている言語で、コードが非常にシンプルなため、読み書きしやすい点が特徴です。
そのため初心者でも学習しやすく、さらに今後はAIやIoTなどの最先端分野での需要が拡大していくことが予想できます。
5:BootStrap
BootStrapはHTML・CSSのフレームワークとなっているため、正確にはプログラミング言語ではありません。
BootStrapを利用することで、短いコードでおしゃれなデザインのWeb開発を効率的に進めることが可能になります。
6:Ruby
Rubyは日本人が開発した言語で、楽しくプログラミングできることをモットーにしています。
便利な「Ruby on Rails」というフレームワークを利用することで効率的な開発作業ができ、インターネット上にも日本語の情報が豊富に掲載されているため、初心者でも習得しやすいでしょう。
未経験からネットワークエンジニアを目指す際に知っておくべきこと4つ
未経験からエンジニアを目指している方の中には、ネットワーク周りの業務を専門に行うネットワークエンジニアを目指しているという方もいるでしょう。
ここでは、未経験からネットワークエンジニアを目指す際に知っておくべきことをご紹介します。
1:未経験でも転職できる理由を理解する
ネットワークエンジニアは、IT関連の職種の中では未経験向けの求人が比較的多いといえます。
前項ではネットワークエンジニアの主な仕事内容について説明しましたが、未経験のネットワークエンジニアはネットワーク保守・運用の業務から始めることが一般的です。
そして、ネットワーク保守・運用の経験を積んだら徐々に設計や構築などの上流工程へキャリアアップしていきます。
また、未経験でもエントリーレベルの資格を取得しておくと就職活動時に役に立ちます。
シスコ技術者認定「CCNA」、Linux技術者認定制度「LinuCレベル1」、Linux技術者認定制度「LPICレベル1」などの資格を取得しておくことをおすすめします。
2:ネットワークエンジニアの仕事内容を理解する
ネットワークエンジニアの仕事内容は、大きく「ネットワーク設計」、「ネットワーク構築」、「ネットワーク保守・運用」の3つに大別されます。
ネットワーク設計とは、まずクライアントにヒアリングを行い要望を整理します。その要望に合わせてネットワークシステムを設計していく業務のことをいいます。
提案書を作成し、受注が確定したら基本設計、詳細設計を行います。
ネットワーク構築では、策定されたスケジュールに沿ってネットワークを実際に構築していきます。
大規模な案件の場合には、数カ月にわたって構築作業を行うケースもあります。
そして、ネットワークの構築・導入が完了したらネットワークエンジニアの役目が終わるわけではありません。
ネットワークシステムの導入後も、トラブルが起きた場合や設定の変更が必要な場合にはクライアントをサポートする必要があります。
この業務がネットワーク保守・運用で、ネットワークエンジニアには迅速な対処が求められます。
3:求人を探す前に取得しておくべき資格
未経験でもネットワークエンジニアとして役立つスキルを持っていることを証明するには資格を取得するのがおすすめです。
IT資格にはさまざまな種類がありますが、エントリーレベルのものであれば実務未経験でも勉強次第では十分合格できる可能性があります。
ここでは求人を探す前に取得しておくべきIT資格をご紹介しますので、参考にしてみてください。
CCNA
CCNAとは、世界的に有名なネットワーク関連機器メーカーであるシスコシステムズが実施している技術者認定試験です。
CCNAはアソシエイトレベルの試験となっており、実質的に日本で受験できるシスコ技術者認定の中ではもっとも易しいレベルになります。
企業の多くでシスコシステムズのネットワーク機器が使用されているため、未経験からネットワークエンジニアを目指す方におすすめの資格です。
出典:CCNA
参照:https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications/associate/ccna-routing-switching.html
LinuCレベル1
LinuCとは、LPI-Japanが実施している国内向けのLinux技術者認定資格です。
サーバー系の資格となっているため、関連業務を行うネットワークエンジニアにもおすすめです。
LinuCのレベルは1~3がありますが、レベル1であればこれからネットワークエンジニアを目指す未経験者でも合格可能です。
出典:LinuCレベル1
参照:https://linuc.org/linuc1/
LPIC
LPICとは、LPIが実施しているLinux技術者認定資格です。
前述したLinuCは日本国内向け資格ですが、LPICは世界標準のLinux資格となっています。
LPICと同様に1~3のレベルがあるため、未経験の場合はまずはレベル1の取得を目指しましょう。
出典:LPIC
参照:https://www.lpi.org/ja/
4:求人を探す前にやるべきこと
実務経験がなくても、ネットワークエンジニアに必要な知識やスキルを独学で学ぶことはできます。
まずは、自宅で小規模なネットワークシステムを構築してみるといいでしょう。
実際にやってみることで、多くの発見や学びがあるはずです。
市販の書籍やネット上の情報を参考にしつつ、できる範囲でスキルの習得を目指してください。
また、ネットワークエンジニアの役割や重要性を理解したうえで実際の業務をイメージしておくことも大切です。
イメージを膨らませておくことで、就職した際のモチベーションが上がりやすくなります。
そして、準備ができたらエンジニア専門の就職サービス・転職サービスを利用して求人を探してください。
エンジニアの求人を多く取り扱っているサービスを利用することで、希望に合う求人を紹介してもらえる可能性が高くなるといえるでしょう。
エンジニアに向いている人の特徴5つ
未経験からエンジニアを目指している方の中には、自分がエンジニアに向いているのかどうか知りたいという方もいるでしょう。
ここではエンジニアに向いている人の特徴をご紹介します。
1:論理的に考えるのが得意
エンジニアには、物事を筋道を立てて順番に考える論理的思考力が必要になります。
上流工程の設計でも下流工程のプログラミングでも必要となる能力なので、普段から論理的な考え方ができる人はエンジニアに向いています。
2:ものづくりが好きである
エンジニアの仕事はアプリケーションやシステムなどを作成することなので、ものづくりともいえます。
そのため、普段から自分で何かを作ることが好きな人はエンジニアにも向いています。
3:将来的に独立・副業したいと思っている
将来フリーランスとして独立したり、自分で起業したり、何か副業をしたいという方もいるでしょう。
そういった場合、手に職を付ける必要がありますが、エンジニアは専門的なプログラミングスキルが身につくためおすすめです。
エンジニアになってある程度経験を積んでから独立したり、エンジニアとして働きながら副業で年収アップを目指したりすることもできるでしょう。
4:集中力と忍耐力がある
エンジニアの仕事はトライ&エラーで地道に進めていく必要があるため、非常に集中力や忍耐力を必要とされます。
そのため、一つのことに集中して進めていくことができる人はエンジニアに向いているでしょう。
5:コミュニケーション能力がある
エンジニアは基本的に複数人のエンジニアで作業を分担して仕事をするため、基本的なコミュニケーション能力は必須となります。
また、上流工程を担うエンジニアの場合はクライアントからヒアリングを行うこともあるため、コミュニケーションが上手い人はエンジニアに向いているでしょう。
未経験からでもネットワークエンジニアを目指すことは可能
どのような職種においても、未経験からキャリアを志すのは勇気がいります。
しかし、未経験からでもネットワークエンジニアを目指すことは十分に可能です。
まずは、小規模なネットワークシステムを構築する、エントリーレベルの資格を取得するなどしてネットワークエンジニアに必要な知識・スキルを学んでください。
その後、エンジニア専門の就職サービス・転職サービスを利用して求人を探してみてはいかがでしょうか。
インフラエンジニア専門の転職サイト「FEnetインフラ」
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