改定後のCCNAの難易度に関する詳細3つ|旧CCNAの難易度と全体的な比較

改定後の新CCNAとはどんな資格?
シスコシステムズ合同会社(Cisco Systems G.K.)によって行われている資格の1つであるCCNAは、ネットワークエンジニアやソフトウェアプログラマーといった、エンジニアとして働いていく上での第一歩を後押しするのに必要な資格といえるでしょう。
また、提供されている認定試験の中でもCCNAは比較的挑戦しやすい難易度だといわれています。多くのITエンジニアの登竜門といえるCCNAですが、2020年に改定され試験内容や範囲が大きく変更されました。
改定前のCCNAとの違い3つ
冒頭でも触れましたが、改定されたCCNAでは試験内容や範囲がこれまでのCCNAとは大きく異なっています。では、具体的にどのような点が変更されたのでしょうか。
改定前と改定後での変更点を大きく3つに分け、基本情報を踏まえつつ順を追って紹介していきます。
改定前のCCNAとの違い1:9区分の専門分野が1つにまとめられた
そもそも、CCNA(正式名称はCisco Certified Network Associate)は9種類の試験がありました。
・CCNA Routing and Switching
・CCNA Security
・CCNA Collaboration
・CCNA Cloud
・CCNA Industrial
・CCNA Data Center
・CCNA Service Provider
・CCNA Wireless
・CCDA
上記の試験は専門性が求められるため、難易度や学ぶべき内容も重複していない部分もありました。しかし、改定後は上記のものが統合され、200‐301 CCNAのみの受験になります。そのため、これまでとは異なり、包括的な学習が求められるようになります。
改定前のCCNAとの違い2:試験内容が幅広くなった
これまでのCCNAは、受験する区分ごとの専門的な学習を求められてきました。しかし、改定後は9つの区分をまんべんなく学習する必要があります。
特に、実用的だといわれていたCCNA Routing and Switchingでは、出題範囲が薄かったセキュリティや自動化といった項目が増えているため、試験の難易度が上がったのではと懸念されている人も多いでしょう。
改定されたCCNAの試験内容については後述します。
改定前のCCNAとの違い3:受験料が引き下げられた
改定後の受験料は33,600円で、改定前に比べて6,000円程引き下げられました。これまでは受ける試験の数だけ金額を支払う必要があったため、複数のCCNAを受験したいと考えていた人にとっては朗報といえます。
また、改定に伴い、CCNAのステップアップ先にあたるCCNPも受験料が引き下げられています。
出典:Ciscoバウチャーの価格|CISCO
参照:http://www.vue.com/vouchers/pricelist/cisco.asp#prices
CCNAを取得するメリット3つ
ここまで、CCNAの改定について触れてきました。試験範囲や難易度が変更され、受験へのハードルが上がったと感じる人もいるのではないでしょうか。
そこで、ここではITエンジニアとして働く上でCCNA取得することのメリットについて紹介していきます。
CCNAを取得するメリット1:基礎を体系立てて学べる
CCNAを受験することで、ITエンジニアとして必要な知識を体系的に学ぶことができます。実際に現場で使用する基礎的なスキルはもちろんのこと、認定プログラムのための学習を通して、現場で必要とされるタスクを効果的かつ効率的に実施できるようになります。
また、CCNAにはステップアップ先が用意されています。そのため、その場限りの資格取得というよりも、難易度を上げて持続的に挑戦したいと考える人にとって非常に有用だと考えられます。
CCNAを取得するメリット2:上流工程プロジェクトへの配属に有利
上流工程とは、システム等の開発をする上で、顧客からの要望を踏まえて要件を定義したり、計画の立案を行ったりするシステム開発の要でもある初期工程のことです。技術的な難易度は上がりますが、待遇面が比較的良いとされています。
CCNAを取得していれば、基礎知識やスキルを得ているものとみなされ、上流工程のプロジェクトへの配属に有利になるかもしれません。
CCNAを取得するメリット3:ネットワークエンジニアに必要な知識を取得できる可能性がある
第一線で働いていくためには、技術力や知識力を自身で証明する必要があります。改定後のCCNAには自動化とプログラマビリティが出題範囲に含まれているため、CCNAを取得する過程で現場で必要とされる知識を得ることができるといえます。
また、雇用主や顧客からも専門性を認められる可能性が高くなるといえるでしょう。
改定後のCCNAの難易度に関する詳細3つ
改定されたCCNAは何度か指摘してきましたが出題範囲が広くなり、難易度が上がったとされています。そのため、学習する範囲だけではなく勉強時間にも影響が出てくるでしょう。
では、具体的にどのように変更され難易度が上がったのかを、改定前のCCNAと比較しながら3点にまとめて紹介していきます。
難易度に関する詳細1:旧CCNAの難易度と全体的な比較
改定前のCCNAは5段階中の下から2番目にあたるアソシエイトというグレードに位置し、特にエンジニア系の実務に役立つとして、CCNA Routing & Switchingという分野の取得がメジャーとされていました。
CCNARouting&Switchingの出題範囲は、以下の7項目でした。
・ネットワークの基礎
・LANスイッチングテクノロジ
・IPv4およびIPv6ルーティングテクノロジ
・WANテクノロジ
・インフラストラクチャサービス
・インフラストラクチャセキュリティ
・インフラストラクチャの管理
それに対し、改定後のCCNAはCCNA Routing & Switchingの範囲だけでなく、セキュリティの基礎や自動化とプログラマビリティなどが新たに含まれることになります。
これまでのCCNAを取得するよりも単純に試験範囲が広がったため、試験としての難易度は上がったといえますし、仕事の合間に取得を目指す場合、これまでよりも勉強時間の確保をする必要が出てくる可能性があります。
難易度に関する詳細2:出題範囲から見る難易度
先程も触れたように、改定されたCCNAはこれまで多くのエンジニアが取得を目指していたCCNA Routing & Switchingよりも出題範囲が広がりました。
以下の項目では、改定されたCCNAで出題される範囲の概要に触れながら、それぞれの難易度について紹介していきます。
ネットワークアクセス
ネットワークアクセスの比重は約20%と発表されています。項目としては、下記が挙げられています。
・複数スイッチにまたがるVLAN(ノーマル・レンジ)の設定および確認
・スイッチ間接続の設定および確認
・レイヤ2ディスカバリプロトコル(Cisco Discovery Protocol およびLLDP)の設定および確認
・(レイヤ2/レイヤ3)EtherChannel(LACP)の設定および確認
・RSTP(Rapid PVST+ Spanning Tree Protocol)の必要性とその基本的運用方法の説明
・Cisco WirelessアーキテクチャおよびAPのモードの比較対照
・WLANコンポーネント(AP、WLC、アクセスまたはトランク ポート、LAGなど)における物理的インフラストラクチャーの接続に関する説明
・APおよびWLCにおける管理アクセス接続(Telnet、SSH、HTTP、HTTPS、コンソール、
TACACS+/RADIUS)
・GUIのみを使用したワイヤレスLANアクセスのクライアント接続用コンポーネントの設定(WLANの作成、セキュリティ設定、QoS プロファイル、拡張 WLAN 設定など)
改定前のCCNAの試験の1つ、CCNA Wirelessの試験範囲が含まれました。印象としてはCCNA Routing and Switchingに重点を置くような勉強をしていた場合、難易度が上がったと感じる場合があります。
ネットワークの基礎
ネットワークの基礎の比重も約20%とされています。項目としては、下記が挙げられています。
・ネットワークコンポーネントの役割と機能の説明
・ネットワークトポロジアーキテクチャの特徴についての説明
・物理インターフェイスおよびケーブリングタイプの比較対照
・インターフェイスおよびケーブルの問題の特定(コリジョン、エラー、デュプレックスのミスマッチ、スピード)
・TCPとUDPの比較対照
・IPv4アドレッシングとサブネット化の設定および確認
・プライベートIPv4アドレッシングの必要性についての説明
・IPv6アドレッシングとプレフィックスの設定および確認
・IPv6アドレスタイプの比較対照
・クライアントOS(Windows、Mac OS、Linux)のIPパラメータの確認
・ワイヤレスの原理
・仮想化の基本(仮想マシン)の説明
・スイッチングの概念の説明
項目は多いですが、基礎と銘打っているだけあって難易度はそれほど高くはないといえます。改定前のCCNAにもあった項目ですので、しっかり押さえておいたほうが良いでしょう。
IPサービス
IPサービスの比重は約10%です。項目としては、下記が挙げられています。
・スタティックおよびプールを使用した内部ソース NAT の設定および確認
・クライアント/サーバモードで動作するNTPの設定および確認
・ネットワーク内部におけるDHCPおよびDNSの役割の説明
・ネットワークオペレーションにおけるSNMPの機能の説明
・syslog機能(ファシリティ、レベルなど)の使用の説明
・DHCPクライアントおよびリレーの設定および確認
・QoS(分類、マーキング、キューイング、輻輳制御、ポリシング、シェーピングなど)のフォワーディングPHB(Per-Hop Behavior)の説明
・ネットワークデバイスにおけるSSHを使用したリモートアクセスの設定
・ネットワークにおけるTFTP/FTPの機能の説明
基本的にはインターネットの基礎と同じく、改定前のCCNAの試験範囲と重複しています。ですので、新たなスキルの学習ではない分、難易度としては高くはないといえるでしょう。
IP接続
IP接続の比重は約25%と発表されており、CCNA試験全体の比重から見ると比較的多くを占めています。
・ルーティングテーブルを構成する要素の解釈
・ルータがデフォルトでフォワーディングデシジョンを行う方法の決定
・IPv4およびIPv6でのスタティックルーティングの設定および確認
・シングルエリアOSPFv2の設定および確認
・ファーストホップ冗長プロトコルの目的の説明
項目で見ると少ない印象に見えますが、CCNA Routing & Switchingで問われていた内容と重複していますし、むしろCCNA Routing & Switchingの時の試験範囲と比較するといくつかの項目が削られています。
そのため、IP接続のみの難易度としては低くなっているといえるでしょう。
自動化とプログラマビリティ
自動化とプログラマビリティの比重は約10%となっており、印象としては重きを置かなくてもいいのではと考える人もいるかと思います。しかし、この項目はCCNAの試験改定のメインとも呼ばれており、非常に重要な項目といえます。
試験内容としては下記が挙げられています。
・ネットワーク管理における自動化の影響の説明
・従来からのネットワークとコントローラベースのネットワークの比較対照
・コントローラベースおよびソフトウェア定義型アーキテクチャ(オーバーレイ、アンダーレイ、ファブリック)の説明
・従来からのキャンパスデバイス管理とCisco DNA Center対応のデバイス管理の比較対照
・RESTベースAPI(CRUD、HTTP動詞、データエンコーディング)の特徴の説明
・構成管理ツール(Puppet、Chef、Ansible)の機能についての理解
・JSONエンコードデータの解釈
新たな項目として据えられた自動化とプログラマビリティですが、今後必要だとされるスキルとしてCiscoが認識しているといえるでしょう。これまではあまり触れられてこなかった内容のため、難易度や学習のハードルは上がるかと思いますが、しっかり押さえておきたい箇所です。
セキュリティの基礎
セキュリティの基礎の比重は約15%です。この項目もまた、自動化とプログラマビリティと同じく、改定前のCCNAではあまり触れられてこなかった項目です。
・セキュリティの主要概念(脅威、脆弱性、エクスプロイト、軽減対策)の定義
・セキュリティプログラムの要素(ユーザアウェアネス、トレーニング、物理的セキュリティ対策)の説明
・ローカルパスワードを使用したデバイスのアクセス制御の設定
・セキュリティパスワードポリシーの要素(管理、複雑さ、代替手段(マルチファクタ認証、証明書、生体認証)など)の説明
・リモートアクセスおよびサイト間VPNの説明
・アクセスコントロールリストの設定および確認
・レイヤ2セキュリティ機能(DHCPスヌーピング、ダイナミックARPインスペクション、ポートセキュリティ)の設定
・認証・認可・アカウンティングの概念の区別
・ワイヤレスセキュリティプロトコル(WPA、WPA2、およびWPA3)の説明
・WPA2PSKを使用したWLANの設定(GUIを使用)
改定前のCCNAでは、セキュリティ設定等の方法が問われることもありましたが、今回の変更ではセキュリティに関する基礎を包括的に問われることになりそうです。
セキュリティの概念や知識を学ぶ必要があるため、ハードルが高いかもしれませんが、あくまで基礎なので理解できれば難易度はそこまで高くはないでしょう。
難易度に関する詳細2:他IT資格との難易度比較
ここまでCCNAについて細かい出題範囲も踏まえて紹介してきました。エンジニアの登竜門ともいわれているCCNAですが、他のIT資格と比べて難易度はどれほど異なるのでしょうか。
ITエンジニアとして働く上で注目されている、ネットワークスペシャリスト試験、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験の3つの試験と比較しながら、難易度について紹介していきます。
ネットワークスペシャリスト試験との比較
まず、ネットワークスペシャリスト試験について軽く紹介します。
ネットワークスペシャリスト試験とは経済産業省が認定している国家資格です。2019年の実績としては応募者数18,342名に対し、合格者数は約2,600人だったとのことで、なかなかに狭き門の印象を持ちます。
ただ、後述する応用情報技術者試験や基本情報技術者試験の合格者がステップアップのために受験するため、難易度は相対的に高くなっているといえるでしょう。
試験内容は、ネットワークシステムの要件定義、ネットワークシステムの設計、ネットワークシステムの構築とテスト、ネットワークシステムの運用・保守、ネットワークシステムの管理、ネットワークシステムの評価、個別事業システム開発のコンサルティングとなっています。
出題数はCCNAよりも少ないですが、出題範囲が広く、なおかつ記述式の問いもあります。
難易度の印象としては、範囲の広さや試験を1日で4回受けなければいけない点や、試験に挑めるのが年に1回という点を考慮すると、CCNAよりもネットワークスペシャリスト試験のほうが難易度は高いと考えても差し支えないといえます。
出典:ネットワークスペシャリスト試験(NW)|情報処理推進機構
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/nw.html
基本情報技術者試験
次に、基本情報技術者試験との比較です。
基本情報技術者試験はネットワークスペシャリスト試験と同じく国家資格です。ステップアップ先に、この後紹介する応用情報技術者試験があります。2019年の実績としては、応募者数169,170人に対し、合格者数は約43,000人を超えたようです。
試験内容は、テクノロジ系から基礎理論、コンピュータシステム、技術要素、開発技術、マネジメント系からはプロジェクトマネジメント、サービスマネジメント、ストラテジ系からはシステム戦略、経営戦略、企業と法務が大分類として指定されています。
どの項目も定義や構成要素について問う内容が含まれているため、基礎に重きを置いている印象を受けます。
問題数はCCNAとさほど変わりませんが、試験時間が150分とやや長めに設定されています。出題範囲からもわかるように、試験の内容のみで考えるならば難易度としてはCCNAよりも低い印象を持ちます。ただし、CCNAとは異なり、受験できるのは年に2回のため注意が必要です。
出典:基本情報技術者試験(FE)|情報処理推進機構
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/fe.html
応用情報技術者試験
最後に、応用情報技術者試験との比較です。
応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験のステップアップ先に据えられており、情報処理時術者試験のカテゴリーとしてはレベル3となっています。2019年の実績としては、応募者数99,244人に対し、合格者数は約22,000人を超えたようです。
試験内容についてですが、大分類は基本情報技術者試験と変わりありません。ただし、多肢選択肢のみだった基本情報技術者試験に対して、応用情報技術者試験には記述式の問題が組み込まれています。
問題数は基本情報技術者試験と同じく、CCNAとさほど変わりませんが、受験できるのは年に2回のため、ややハードルが高い印象を持ちます。総合的な観点から難易度を推察すると、CCNAよりも高めとみていいでしょう。
出典:応用情報技術者試験(AP)|情報処理推進機構
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/ap.html
改定による改定前のCCNAの扱い2つ
ここまでは、改定後のCCNAについて主軸を置いて紹介してきました。試験範囲や難易度の変更はあるものの、大元の試験内容に変更があるわけではないことがわかったのではないでしょうか。
しかしここで、改定において頭に入れておきたいことがもう一点あります。「改定前に取得していた資格はどうなるのか」です。
資格取得後に資格の期限を延長するために受ける再認定はどうなるのかといった疑問や、改定後に行わなくてはならない注意点はあるのかなど、順を追って紹介していきます。
改定前のCCNAの扱い1:CCENTのみ取得している人
CCENTは、CCNAよりも難易度が低い試験で、正式名称はCisco Certified Entry Networking Technicianです。
初めからCCNAに挑戦するのはハードルが高いと感じる人の腕試しとして、改定前までは取得されてきました。CCNAよりもさらに基本的なネットワークセキュリティや、トラブルシューティングについての知識と技能を見るものでした。
しかし資格の改定により、CCENTについてある重要な決定が下されました。改定後の扱いについて説明していきます。
資格が失効扱いになる
CCENTの廃止により、資格も失効扱いとなりました。
有効期限を延長する際に受ける必要のあった再認定試験を今後は受けられなくなるため、失効扱いとなります。同等の資格を今度も取得し続けたい場合は、難易度が少し上がりますがCCNAの受験が求められます。
改定前のCCNAの扱い2:CCNAを取得している人
難易度の低いCCENTは取得しやすいものでしたが、今回の改定で有効期限を過ぎると失効してしまうことがわかりました。代替試験は用意されていますが、CCENTの資格は移行対象ではありません。
それでは、CCENTのステップアップ先にあたるCCNAは、改定にあたってどのような変更がなされたのでしょうか。
新CCNA資格の保有が認められる
これまで取得していたCCNAの扱いについて、2つの注意点があります。
まず1つ目ですが、公式によると新しいプログラムが開始した場合、これまで取得していたCCNAについては新たなCCNAと同等の認定として移行するということです。
つまり、改定が行われた後も保有しているCCNAの資格は、新たなCCNAと同等のものとして認識されると捉えて構わないでしょう。
有効期限は改定前のCCNA資格と変わらない
もう1つは、現在所持しているCCNAの有効期限は、変更されることなく改定後も有効ということです。
CCNAは認定取得から3年の有効期限が設けられているので、その期限までは改定の有無にかかわらず、これまで通りに資格を保有できるようです。
CCNAの勉強方法3つ
最後に、CCNAの勉強方法について紹介します。CCNAについては、その有用性と登竜門といえる立ち位置からか、さまざまな手段で学ぶことができます。
今回は大きく分けて3つの勉強方法についてまとめていきます。ぜひ、それぞれの特性を把握して役立ててみてください。
CCNAの勉強方法1:本・参考書・問題集を活用する場合
「CCNAの取得を目指したいが、具体的なことはわからない」といったCCNA初心者にオススメしたいのが、参考書や問題集といった書籍です。
躓きやすいポイントや、過去の問題からの説明なども解説されていることが多く、書籍の難易度も自分で選べることが利点といえます。
ただし、発行年には注意が必要です。2020年に改定されたCCNAについての書籍かどうかの確認は怠らないようにしましょう。
CCNAの勉強方法2:勉強サイトを活用する場合
「手軽に、自分の気分に合わせて学びたい」といった場合には、勉強サイトを利用することをオススメします。
ネットワーク環境さえ確保できれば手軽に学習ができますし、問題を数多くこなしたい場合や、知識をしっかりと会得したい場合といったニーズに合わせてサイトを選べるのが利点だといえます。
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無料で利用できるサイトもありますので、コストを抑えたいという考えの人にもオススメです。
CCNAの勉強方法3:スクール形式のセミナーを活用する場合
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もちろん、ただセミナーを受けるだけではなく、セミナーの前後に予習と復習といった自習の癖をつけておくと、より効果的に学べるようになるためオススメです。
改定後のCCNAの難易度を把握しておこう
いかがだったでしょうか。
CCNAの改定による改定前と改定後での留意点や難易度、勉強方法について紹介してきました。試験範囲は結果として広がり、新たな項目が増えたものの、取得する意義はある内容だといえるでしょう。
改定後のポイントや難易度をしっかりと押さえつつ、ぜひCCNA取得について前向きに動いてみてください。
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