ネットワークエンジニアとは?主な仕事内容や必要な5つの能力をご紹介

ネットワークエンジニアとは
ネットワークエンジニアは、ネットワークのシステム構築や保守管理などに携わる技術者です。セキュリティや操作権限などをふまえて必要なネットワーク環境を整えます。ネットワークエンジニアとサーバーエンジニアをあわせてインフラエンジニアと呼ばれることもあります。
ネットワークエンジニアの年収
ネットワークエンジニアの平均年収は450万円ほどが相場です。新規ネットワークを構築する開発業務よりも保守管理業務の方が多いため、単価が安くなりがちな傾向があります。ただし、ネットワークエンジニアはIT職には変わりありません。経験やスキルを重ねれば年収が1,000万円を超えることも十分可能です。
ネットワークエンジニアの主な仕事内容3つ
ネットワークエンジニアは通信環境を整える仕事だというイメージがありますが、具体的にはどのような仕事を行っているのでしょうか。ネットワークエンジニアの仕事は「ネットワーク設計」、「ネットワーク構築」、「ネットワーク監視・運用」の3つに大別できます。ここからはネットワークエンジニアの代表的な仕事内容を紹介していきます。
ネットワークエンジニアの仕事内容1:ネットワーク設計
ネットワーク設計では、クライアントが求めるシステムに応じて要件を定めます。要件にもとづきネットワークの構成をはじめ、使用するルーターの種類・数、活用する回線などを選別していきます。セキュリティや各種OS、サーバーなどの知識だけにとどまらず、提案力やヒアリング力、プロジェクト推進力など、求められる能力はさまざまです。
ネットワークエンジニアの仕事内容2:ネットワーク構築
設計時に定めたスケジュールにしたがってネットワーク機器の設置・設定を進めていきます。多くの拠点をつなぐネットワークを構築するには、数ヶ月ほどの期間を要するケースもあります。ネットワークエンジニアの知識や技術が高いと、ネットワーク構築にともなうトラブルや余計なコストが発生しにくくなります。構築後はテストを実施してから運用を開始する流れです。
ネットワークエンジニアの仕事内容3:ネットワーク監視・運用
構築したネットワークは機器の設定や構成の変更が必要になるケースもあるため、ネットワークエンジニアが監視・運用を行っていかなければなりません。それだけにとどまらず、ネットワークに障害が発生した場合は、トラブル対応に追われることがあります。監視・運用では、ネットワーク全体を見渡す視野や幅広い知識が必要とされるのが特徴的です。
ネットワークエンジニアに必要な5つの能力
ネットワークエンジニアは専門性が高い職種であることから、さまざまな能力が必要とされます。特に必要となる能力は「コミュニケーション能力」と「知識・技術を獲得する能力」です。早速、各能力についてご説明していきます。
ネットワークエンジニアに必要な能力1:コミュニケーション能力
ネットワーク構築では顧客の要望を把握しなければ最適なシステムを完成させられません。仮に完成度が高くても顧客の要望を満たしていなければ納得が得られません。したがって、ネットワークエンジニアには、顧客と信頼関係を築いて、顧客のニーズを引き出すコミュニケーション能力が必要です。
ネットワークエンジニアに必要な能力2:最新の知識や技術を獲得する能力
ネットワークの構築にはコストの削減やセキュリティ強化などが求められることがあります。顧客からの提案に対応できるようにするためには、日頃から最新の知識や技術を獲得できる能力を身に付けておかなければなりません。ネットワーク分野に関わらず、最新のOSや機器などの情報を最低限収集しておきましょう。
ネットワークエンジニアに必要な能力3:論理的な思考力
ネットワーク構築では障害に強いシステムをつくることが求められます。そのためにはネットワーク上で問題が発生した場合は、障害箇所や障害の種類を特定し、「なぜ障害が起こったのか」「再発防止のために何をすべきか」というように1つ1つ原因を追究する論理的な思考力が欠かせません。また、日常的に行われるミーティングでも、筋道の通った説明を行う上で必要なスキルです。
ネットワークエンジニアに必要な能力4:全体を俯瞰して見渡す能力
ネットワーク構築の際にはシステムの全体像を捉えながら設計する必要があります。また、目に見えないネットワーク上での障害が発生した際には、ネットワーク全体の構成をイメージしながら原因究明を行わなければなりません。そのため、個々のプログラムの機能や性能を理解するだけではなく、それがシステム上でどのような役割を持っているのかを理解するために、全体を俯瞰して見渡す能力が必要となります。
ネットワークエンジニアに必要な能力5:情報収集力
ネットワークの構築では顧客が求めているものを実現するために、最新の機器や技術について敏感に情報を収集することが必要不可欠です。日々進化するIT関連の情報を取り入れ、ネットワーク以外の分野でも、最低限の最新OSやインターネット関連機器の最新機能なども理解しておくことで、コストの削減やシステムのセキュリティ強化につながる新たな提案も可能になります。
ネットワークエンジニアにおすすめの資格8つ
ネットワークエンジニアの仕事は専門性が求められます。専門性を身に付けるためにも、ここからはネットワークエンジニアとして必要な知識や技術を学べる資格試験を8つ紹介します。初学者から中級者の方まで、ぜひ参考にしてみてください。
ネットワークエンジニアにおすすめの資格1:ITパスポート試験
ITパスポートとは、ITを活用する社会人が基礎的なIT知識を備えていることを証明できる国家試験です。多くの企業で社員の人材育成に活用されており、採用活動におけるエントリシートで記入を求められるケースも目立ってきました。試験はネットワークやセキュリティに関する内容をはじめ、プロジェクトマネジメント、マーケティング、法務など、幅広いジャンルで構成されています。
ネットワークエンジニアにおすすめの資格2:ネットワークスペシャリスト試験
ネットワークスペシャリスト試験は、ネットワークに関する専門的技術に精通し、大規模で堅牢なネットワークシステムを構築・運用できるネットワークエンジニアを目指す方に向けて実施される試験です。試験では、企業や組織の要望に応じたネットワークシステムを作成するための知識や、ネットワーク関連企業を活用しながらネットワークを設計から保守まで実施するための能力などが要求されます。
ネットワークエンジニアにおすすめの資格3:CCNA
CCNAとは、世界的に知られるネットワーク関連機器メーカーのシスコシステムズ社が実施しているネットワークエンジニア向けの試験です。同社のルーターやスイッチに関する技術力を測れるとともに、基礎的なネットワーク技術も証明できます。具体的な試験内容としては、インフラストラクチャセキュリティやWANテクノロジー、LANスイッチングテクノロジーなどが範囲に含まれています。
ネットワークエンジニアにおすすめの資格4:CCNP
前述したCCNAの上位資格にあたるのがCCNPです。シスコシステムズ社が提供する試験のうち中間レベルに該当します。CCNPを取得することで、大企業のネットワークに必要なシステムの構築・管理・運営に関する能力を証明することが可能です。CCNAよりも難易度が高いこともあり、転職活動が有利になる資格として認知されています。
ネットワークエンジニアにおすすめの資格5:基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、経済産業省が情報処理技術者としての知識や技能を測るために実施している国家試験です。ITに関わるすべての人が活用できる試験なので、ネットワークエンジニアにもおすすめできます。ネットワークやプログラミング、データベースなど幅広いジャンルにわたってIT知識を問う内容が出題されます。
ネットワークエンジニアにおすすめの資格6:情報セキュリティスペシャリスト試験
情報セキュリティスペシャリスト試験は、現在は後継の国家試験として情報処理安全確保支援士試験に変更されています。最新のセキュリティに関する知識・技能を持ち、情報システムの開発や運用時に、システムの脆弱性を排除し、セキュリティの安全性を確保するスキルを測る国家資格です。セキュリティに関する専門的な問題に限らず、ネットワーク技術やシステムマネジメントなどの分野からも出題されます。
ネットワークエンジニアにおすすめの資格7:LinuC
LinuCとは、LPI-Japanが認定しているLinuxに関する知識や技術レベルを認定する試験です。
ネットワークには直接関係はありませんが、各種サーバーなど多くのIT機器がLinuxをOSとして使用しているため、ネットワークエンジニアにもおすすめです。試験では日本市場に合わせたものや現代のクラウド時代を意識したものが出題されます。
ネットワークエンジニアにおすすめの資格8:CompTIA
CompTIAは、特定のIT業界に限定せず、グローバルスタンダードな認定資格やトレーニングを提供するアメリカ発のIT業界団体です。その団体が提供するCompTIA認定資格は国際認定資格であり、世界的に信頼性の高い資格となっています。また、常に新しい技術に対応し提供しているため、ネットワークエンジニアとしてのキャリアアップに繋がります。
ネットワークエンジニアの将来性とは?
これからのネットワークエンジニアは、ネットワークに関する専門知識だけでなく、5GやIOTなどの新しい技術に適応した総合的な知識やスキルを身に付けていくことが求められます。特に現代はAWSといったクラウドサービスの急速な普及に伴い、今後はクラウド技術のスキルを持ったネットワークエンジニアの需要が高まっていると考えられます。
ネットワークエンジニアの仕事について知っておこう!
以上、ネットワークエンジニアについての仕事内容をはじめ、おすすめの資格やキャリアパスなどをご説明いたしました。ネットワークエンジニアの仕事が具体的に理解できたのではないでしょうか。ネットワークエンジニアに興味が湧いたのであれば、まずは今回紹介した資格試験の勉強を始めてみるのもよいかもしれません。勉強を進めていくうちにネットワークエンジニアの仕事がさらに身近になることでしょう。
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