そもそもネットワークとは?基本構成3要素とネットワークの種類について解説

そもそもネットワークとは?
現代ではパソコンやスマホのようなIT機器を使わずに生活をしている人は少ないです。もし、自分はIT機器を使っていないと思っていても、気がつかないうちに利用しているということもあります。ネットワークはこれらIT機器と密接な関係があります。ネットワークという言葉はよく聞くので、何となく言葉は知っているが、正確にどのようなものか説明できない人は意外と多いのではないでしょうか。
ネットワークの変遷
コンピュータが使われるようになっても、初めからネットワークがあったわけではありません。ネットワークが発達するまでは、スタンドアローンと呼ばれる状態でした。スタンドアローンとは、コンピュータに他の機器とのつながりが無く、単体でしか使うことができないということです。しかし科学技術が発達するにつれて、コンピュータは他の機器とも接続できるようになり、今では当たり前のように情報が機器を行き来できる時代になりました。
ネットワークの基本構成3要素
ITの世界でのネットワークとは、コンピュータを別の機器と繋げて情報をやりとりすることです。ネットワークを構成するためには大まかに3つの要素が必要となります。その3つの要素のどれが欠けてもネットワークが成立せず、思うような動作ができなくなってしまいます。
1:コンピュータ
ネットワークについて詳しく知らないという人でも、普段気がつかないうちに使っている可能性が高いのがコンピュータになります。コンピュータはハードウェアとソフトウェアで構成されています。ハードウェアとはマウスやキーボード、ディスプレイ、CPUやハードディスクなどの物理的な装置のことです。ソフトウェアとはそのハードウェアを動かすためのプログラムのことで、主にOSやアプリなどのことを指します。
PC
コンピュータはハードウェアとソフトウェアで構成されています。この構成で身近にある物として、PCがあります。今では多くの家庭に1台はPCがあります。PCはインターネットに繋がっていて、ソフトの更新やネットショッピングなど、いろいろな情報のやりとりをしています。また、マウスやプリンターなどの周辺機器とも接続することができ、これらとも情報のやりとりをするため、この繋がりもネットワークと言えます。
サーバー
PCでインターネットを利用すると、動画を観たり、ネットショッピングをしたり、ソフトの更新をしたりすることができます。これはPCがサーバーと繋がって、情報のやりとりをすることで可能となっています。サーバーを見たことがないという人にとっては想像しにくいかもしれませんが、PCよりも大きな規模で、多くの機器との情報をやりとりするコンピュータを想像するとわかりやすいでしょう。
2:伝送媒体
伝送媒体とはコンピュータを別の機器と接続するためのケーブルのことで、LANを構成する際の重要な要素となります。LANとはLocal Area Networkの略で、社内や家の中などのように限られた範囲内で、コンピュータを別の機器と繋いで情報のやりとりをできるように構築したものです。その情報の伝達は伝送媒体を通じて行うため、ネットワークの重要な構成要素となります。
無線電波
LANには有線LANと無線LANがあります。無線LANとはケーブルのように物理的に機器を接続するのではなく、無線電波によって情報の伝達を行います。無線で他の機器と接続できることから、無線LANはよくWi-Fiと意味が混同されてしまうことがあります。しかし、LANとはLocal Area Networkの略なので、無線LANはローカルネットワークとして、限られた範囲の機器との情報のやりとりを行います。
ケーブル
有線LANの場合はその名前の通り、電波ではなく物理的なケーブルによって機器を接続し、情報のやりとりをできるようにします。ケーブルには銅線や光ファイバーなど、いくつかの種類があります。無線の方が、配線がごちゃごちゃしなくて便利と思う人もいますが、有線LANには通信速度が速い、安価、接続が容易などのメリットがあります。
3:ネットワーク機器
ネットワークによって通信を行うためには、ルーターやスイッチ、ハブなどのネットワーク機器が必要となります。昔と比べるとネットワークの設定は容易にはなりましたが、通信やネットワークに詳しくない人にとって、ネットワーク機器のそれぞれの役割が把握できないことや、設定ができないということも多いため、業者に設定してもらう人もいます。
ルーター
ルーターはPCをインターネットに接続するために必要となります。ルーターとはネットワークをインターネットに繋いだり、また複数のネットワークを接続したりします。具体的にはLANをWANに接続して、IPアドレスから最適な経路を判断して、次のルーターや機器などに情報を転送してくれます。また、通してはいけない情報を遮断してくれたりもします。
スイッチ
ネットワーク機器におけるスイッチは、電源をオンオフにするようなスイッチではありません。ネットワークスイッチは1つの電源を複数の電源に増やすテーブルタップのようなイメージです。電源をネットワークに置き換え、そのネットワークを複数の機器に接続するためにスイッチによって分岐させます。また、フィルタリング機能があり、必要な情報を必要な端末にだけ与えることができます。
ネットワークの4つの種類
ネットワークとは機器を接続して情報のやりとりができる状態のことです。ネットワークにはいろいろな種類があり、それぞれ持っている意味が異なります。ネットワークは種類によって使い方も異なるので、それぞれのネットワークが、どのような意味を持つのかを把握して使う必要があります。
1:WAN
ルーターはLANとWANを接続してくれます。WANとはWide Area Networkの略で、LANよりも広範囲のネットワークを指します。遠くに離れた場所と接続することができ、インターネットもWANの一つです。また、世界中のコンピュータとつながるネットワークのため、WANはインターネットと同義語のように扱われることもあります。
2:LAN
LANは先に述べた通り、Local Area Networkの略です。ローカルネットワークなので、社内や家の中など、限られた範囲内で接続されているネットワークのことです。LANには有線LANと無線LANがあります。また、LANと似たような意味を持つ言葉には、PAN(Personal Area Network)や、CAN(Controller Area Network)などがあります。
3:イントラネット
イントラネットもインターネットのように多数のネットワークが集まって、相互で情報のやりとりができます。しかし、インターネットは誰でも接続できるネットワークであることに対し、イントラネットは決められた組織範囲でのみ接続が可能なネットワークになります。そのため、イントラネットは企業が関係者や社内でのみ利用できるネットワークとして活用されることが多いです。
4:インターネット
日常的に使われているのはやはりインターネットです。先に述べた通り、インターネットは誰でも接続ができるネットワークで、多くのネットワークが蜘蛛の巣のように絡み合って巨大なネットワークとなっています。家庭用から企業まで、多くのネットワークが接続されていて、今ではPCだけでなく、スマホやタブレットなどからも接続ができます。誰でも接続できるからこそ、セキュリティが非常に重要となります。
ネットワークの仕組み
もちろん、複数のコンピュータでネットワークを形成するには、通信を行うための仕組みが必要となります。そこで使われているのがプロトコルです。プロトコルとは、様々なコンピュータが情報をやりとりする際の基準のようなものです。また、コンピュータには、それぞれIPアドレスが割り振られています。これらの仕組みがあることによって、遠い場所でも繋がることのできるようなネットワークが形成されています。
ネットワークとは何かを理解しよう!
ネットワークとは、世界中のコンピュータが情報をやりとりするための繋がりです。インターネットなど、現代社会で私たちが当たり前のように使っているネットワークですが、そこには様々な種類や仕組みがあって成り立っています。ネットワークの発達によって、とても便利な社会が形成されてきました。今や私たちの生活に欠かすことのできないネットワークとはどのようなものなのか、心にとめておきましょう。
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