エンジニア不足の中でフリーランスエンジニアになるべき理由|求人の探し方2つ

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エンジニア不足が叫ばれるネットワークエンジニアとインフラエンジニアの業務形態とは


IT業界では慢性的なエンジニア不足が続いているので、ネットワークエンジニアも不足しています。
そのネットワークエンジニアはITインフラに関わる仕事をします。

そのため、ネットワークエンジニアは、同じくITインフラに関わる仕事をするサーバーエンジニアと合わせて、インフラエンジニアと呼ばれることがあります。

また、インフラエンジニアにはいろいろな業務形態があるので、インフラエンジニアを目指すのであれば、それらを事前に把握しておきましょう。

ネットワークエンジニアの業務形態

ネットワークエンジニアは、ネットワークの設計・構築・運用・管理などの仕事を行います。
規模によっては設計から運用まで一人で行うことも珍しくありません。
専門性が高い仕事であり、最新のスキルと知識が求められます。
そんなネットワークエンジニアも、他の職業と同じく以下のような業務形態があります。

・正社員
・契約社員
・派遣社員
・アルバイト、パート
・客先常駐
・フリーランス

特にIT業界で多いのが「客先常駐」という働き方です。客先常駐は所属会社から別会社に派遣され、そこで働くという働き方です。
ネットワークエンジニアはクライアントの要望に応じてシステムの設計や構築、運用を行うので、直接クライアントのオフィスで働く方が効率的なことも多いのです。また、近年フリーランスとして働く人も増えてきました。

インフラエンジニアの業務形態

インフラエンジニアはITインフラに関わる仕事をするエンジニアのことで、主にネットワークエンジニアやサーバーエンジニアのことを指します。
そのため、インフラエンジニアの業務形態はネットワークエンジニアの業務形態と変わりません。

ただし、ネットワークエンジニアとサーバーエンジニアのどちらとして仕事をするかによって業務内容は変わってきます。
また、企業によってはインフラエンジニアとしてネットワークエンジニアとサーバーエンジニアの両方の業務を行う場合もあります。

ネットワーク・インフラエンジニア不足の要因5つ


IT業界ではエンジニア不足の状況が続いています。
そのため、インフラエンジニアであるネットワークエンジニアも不足しています。

しかし、ITインフラは世の中になくてはならないものとなっており、ネットワークエンジニアの需要は非常に高いです。

それでもネットワークエンジニア不足が続いていることにはいくつかの要因があると考えられています。

1:IT技術は変化が大きい

IT技術の進歩は非常に早いです。
そのため、次々と新しい技術が生まれます。

新しい技術が生まれると、その技術をITインフラに取り入れようとする流れができ、ネットワークエンジニアの需要が高まります。

しかし、その技術進歩の早さとネットワークエンジニア対する需要がネットワークエンジニア不足の原因となってしまうことがあります。

変化に対する供給が一致していない

IT技術の進歩は早く、次々と新しい技術が開発されています。
新しい技術が出てくると、その技術を取り入れようとしてネットワークエンジニアの需要が高まります。

しかし、新しい技術ができた場合は、まずその技術を理解して扱えるようにスキルと知識を身につける必要があります。

ただし、エンジニアに求められるスキルや知識は専門性が高く、簡単に身につけられるものではありません。
そのため、常に新しいスキルや知識を身につけ続けないといけない状況に耐えきれなくなってしまうネットワークエンジニアもいます。
ネットワークエンジニアの数が減っていくことで、ネットワークエンジニア不足となってしまいます。

需要の変化と供給が一致していない

IT業界では新しい技術が開発されるたびに、ネットワークエンジニアに求められるスキルや能力が変わります。
そのため、ネットワークエンジニアは常に新しいスキルや知識を身につけ続ける必要があります。

しかし、エンジニアに求められるスキルや知識は簡単に身につけられるものではないので、新しい技術が開発されて、その需要があっても、その需要に対応できるネットワークエンジニアが不足してしまうことがあります。

需要に対応できるネットワークエンジニアがいないことで、需要と供給のバランスが保てなくなってしまいます。

2:IT業界は急成長している分野である

IT業界はネットやスマホ、アプリなどの普及によって急成長をしています。
そのため、多くのエンジニアが必要な状況であり、単純にIT業界の成長にエンジニアの数が追いついていないことが、エンジニア不足の原因にもなっています。

3:年収の低さ

ネットワークエンジニアには高度で専門的なスキルや知識を求められることになります。
そのため、その平均年収は中堅レベルで年収580万円程と少し高めとなっています。

また、エンジニアはスキルや知識を身につけ、実績を積み上げていくことでその年収はさらに上がっていきます。

日本人全体の平均年収が440万円程と言われているので、ネットワークエンジニアの年収自体は低くありません。
しかし、ネットワークエンジニアの仕事は高度で専門的なスキルや知識が必要なだけでなく、過酷なことで知られています。

その過酷な環境によって、ネットワークエンジニアの中には年収が割に合っていないと感じてしまい、離職を決断する人もいます。
ネットワークエンジニアの数が減ることで、ネットワークエンジニア不足となってしまいます。

4:キツいイメージがあるので集まらない

ネットワークエンジニアの仕事は過酷なことで有名です。
具体的には、高度で専門的な知識を業務の外で身につけ続けないといけないことや、ITインフラという非常に重要性の高いものに携わる仕事への責任の重さ、ITインフラは基本的に24時間稼働していてトラブルがあれば時間に関わらず即座に対応が必要であったりなどがあります。

ネットワークエンジニアの仕事は過酷というイメージを持たれることで、ネットワークエンジニアになろうとする人が少なくなります。
また、過酷な環境に耐えられずに辞めていくことで、ネットワークエンジニア不足が起こってしまいます。

5:少子化による影響

IT業界は慢性的なエンジニア不足となっていますが、人材不足の問題はIT業界に限ったものではなく、どの業界でも人材不足が問題となっています。
これは少子化によって、労働人口自体が減ってしまっているためです。

働ける人が少なくなればIT業界に限らず、どの業界でも人材不足になってしまいます。IT業界も例外ではないので、エンジニア不足となっています。

なぜ?エンジニア不足禍の中でフリーランスエンジニアになるべき理由


IT業界では慢性的なエンジニア不足となっています。
そのため、エンジニアの需要は高いです。

しかし、そのエンジニアの中には社員としてエンジニアを続けるのではなく、フリーランスエンジニアとして独立をしたり、フリーランスエンジニアになることを検討する人が増えています。

フリーランスエンジニアとなる人が増えていることにはいくつかの理由があります。

フリーランスと正社員の違い

正社員は企業と直接雇用契約を結びます。
雇用契約を結んだ企業に依頼された内容をこなすのが正社員です。
企業から指示があれば「客先常駐」として別企業で働くこともあります。
しかしこの場合でも、所属先はあくまで派遣する企業(雇用契約を結んだ企業)です。

一方でフリーランスは企業に所属せず、個人で仕事を受注する働き方になります。
システム構築からクラウドの選定などの案件ごとに仕事をこなし、案件が終わったら仕事は終了です。
また一から次の仕事を見つけて働き、終われば次の仕事を探す、それを繰り返します。

マルチな能力が求められる

基本的にフリーランスの方が高い技術と知識、どんな案件にも対応できるマルチな能力が求められます。
会社のように他の社員がいるわけではなく、相談や仕事のフォローなどができないためです。
また、会社はいつでも担当する仕事がありますが、フリーランスはひとつの案件が終わればまた次を探さなくてはいけません。

そのため設計書の作成、クラウドの選定、監視ツールを使用した不正検知など、様々な仕事をこなせる高いスキルをはじめとした、総合的な力が必要なのです。

エンジニア不足禍にフリーランスエンジニアを目指すメリット3つ

エンジニア不足禍の中でフリーランスエンジニアを目指すエンジニアは増えてきています。
フリーランスエンジニアになることには、それだけのメリットがあるということです。

フリーランスエンジニアを目指すのであれば、事前にどのようなメリットが得られるのか把握しておくようにしましょう。

1:エンジニア不足の企業はフリーランスにも救いの手を求めているため

IT業界はエンジニア不足の状態が続いているので、エンジニアを求める企業は多くあります。
そのため、エンジニア不足の今であれば、フリーランスエンジニアになっても仕事が獲得しやすい状況となります。

フリーランスになって仕事の獲得で悩んでしまう人は多いですが、フリーランスエンジニアであれば、その難易度が他のカテゴリのフリーランスよりも少し低めとなります。

また、フリーランスエンジニアが増えたり、エンジニア不足が解消されたりなどする前に、フリーランスエンジニアとしての経験と実績を積むことができます。

2:フリーランスならリモートで働ける

エンジニアの仕事は、内容によってはリモートワークやテレワークで対応することが可能です。
また、フリーランスエンジニアへの案件の中には、リモートワークやテレワークの案件もあります。

そのため、フリーランスエンジニアとなって、リモートワークやテレワークの案件を受けることができ、環境さえ整っていれば、いつでも、どこでも仕事ができるので、会社勤めのように出社して仕事をする必要がなくなります。

3:高確率で収入がアップする可能性を秘めている

会社勤めをしていれば収入は給与となるので、自分が仕事をして得た利益がそのまま自分の手元に入ってくるわけではありません。

しかし、フリーランスエンジニアになれば、フリーランスとして個人で活動をすることになるので、仕事で得た利益はそのまま自分の手元に入ってくるようになります。

そのため、もし全く同じ仕事を会社勤めのエンジニアとフリーランスエンジニアが行った場合、手元に入ってくるお金が多いのはフリーランスエンジニアとなります。

フリーランスエンジニアの求人の探し方2つ


フリーランスエンジニアになれば、自分で仕事を獲得しなければいけません。
いくらエンジニア不足で仕事が獲得しやすくなっていると言っても、フリーランスとして仕事を獲得することは簡単なことではありません。
また、エンジニアとしての経験や実績があっても、営業の経験がないという人も多いです。

そのため、フリーランスエンジニアになってから、どのようにして仕事を獲得すれば良いのか、悩んでしまう人もいます。
そのような場合には、フリーランスエンジニアの求人の探し方がいくつかあるので、それらを実践してみましょう。

ネットワークエンジニアの場合

フリーランスエンジニアの仕事の探し方には、自ら営業活動を行う、知人に紹介をしてもらう、クラウドソーシングサイトやエージェントを活用するなどの方法があります。

ただし、ネットワークエンジニアはITインフラに関わる仕事をすることになります。そのため、自らの営業活動や知人からの紹介などで仕事の獲得を目指す場合は、かなりのスキルや実績があり、クライアントからの信頼が得られないと仕事の獲得が難しいです。

もし、自分で仕事を獲得することが難しいと感じた場合には、クラウドソーシングサイトやエージェントを活用しましょう。
エンジニア不足でエンジニアを求めている企業は多くあるので、これらのサービスを活用することで、そのエンジニアを求めている企業を見つけることができます。

また、事前に労働条件や業務内容などについても詳しく把握することができ、自分に適した案件に応募することもできます。

インフラエンジニアエンジニアの場合

インフラエンジニアはITインフラに関わる仕事をするネットワークエンジニアやサーバーエンジニアのことです。
そのため、インフラエンジニアとしての仕事の探し方もネットワークエンジニアの仕事の探し方と変わりません。

ただし、インフラエンジニアとしての仕事では、ネットワークエンジニアとサーバーエンジニアの両方の業務を行う場合もあります。
もし、インフラエンジニアの募集に応募する場合は、業務内容を事前に確認するようにしましょう。
確認を怠ると、自分の持っているスキルや知識では対応できない範囲まで仕事をしなくてはいけなくなってしまいます。

フリーランスも含めたネットワーク・インフラエンジニアの将来性とは?


IT業界の成長は続いています。
そのため、エンジニア不足の状況はまだまだ続くと考えられています。
エンジニア不足が続くということは、エンジニアに対する需要も高いままとなります。

また、インフラエンジニアはITインフラに関わる仕事をします。
ITインフラは今の社会では不可欠なものとなっているので、仕事がなくなる心配もありません。

これらのことから、フリーランスエンジニアも含めて、エンジニアの将来性は安定的で、高いと考えられます。

フリーランスエンジニアについて知ろう


IT業界は慢性的なエンジニア不足となっていて、その需要は高まっています。
そのため、フリーランスエンジニアとして独立を目指す人も増えています。

フリーランスエンジニアとして独立をするためにも、事前にフリーランスエンジニアのことをしっかりと把握し、準備を進めていきましょう。

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