企業で経験を積んだ後に、フリーランスを選ぶネットワークエンジニアも多くいます。
ここでは、ネットワークエンジニアのフリーランス案件の種類やフリーランス案件の単価についてご紹介します。
また、ネットワークエンジニアとしてキャリアを積んでいく上で、気になる将来性についてもまとめました。
目次
ネットワークエンジニアのフリーランス案件の種類
ネットワークエンジニアの主なフリーランス案件には、「ネットワーク設計」、「ネットワーク構築」、「ネットワーク保守・運用」の3つがあります。
ネットワーク設計では、クライアントの要望に合わせてネットワークシステムを設計し、それを設計図に落とし込んでいきます。
この業務を行うためには、セキュリティやOS、サーバ等、幅広い知識が必要です。
ネットワーク構築とは、設計図に沿ってネットワーク環境を実際に構築していく業務のことをいいます。
適宜テストや動作チェックを行って必要に応じて調整するのも、ネットワーク構築における大切な業務の1つです。
ネットワーク保守・運用では完成したネットワークの点検・修正を行います。
実際にネットワークシステムの運用を開始してからトラブルが生じた際に迅速に対応することで、クライアントをサポートしていきます。
フリーランス案件の単価
会社員からフリーランスにシフトするにあたって気になることの1つが、フリーランス案件の単価ではないでしょうか。
単価は案件によって異なるため一概にはいえませんが、ネットワーク設計であれば60万~70万円が相場だといえます。
ただし、報酬はネットワークエンジニアとしての経験やスキルに左右されます。
ネットワーク構築案件の単価は、50万~60万円です。
単価は仕事内容やクライアントによって異なり、規模の大きな案件であればそれだけ高額単価が期待できます。
ネットワーク保守・運用では40万~50万円が相場だといえます。
ネットワーク保守・運用においてはトラブル発生時に急に呼び出される場合もあるため、企業によっては相場よりも高めの単価を設定しています。
なお、会社員として働くネットワークエンジニアの平均年収は約450万円です。
フリーランスとして成功すれば、大きく年収がアップする可能性は十分にあるでしょう。
フリーランスのネットワークエンジニアの今後
クラウドが普及したことによって、ネットワークエンジニアとしての将来性に不安を抱いている方もいるかもしれません。
しかし今後も上流工程の仕事は残るため、ネットワークエンジニアとしての需要そのものはあるといえます。
ただし、ネットワークエンジニアに求められるレベルは確実に上がっており、多くの企業はネットワーク以外の業務も併せて行うことを求めています。
そのため、フリーランスのネットワークエンジニアとして成功するためには、ネットワークの経験だけでは不十分でしょう。
クラウドファーストの企業が増えている現状では、AWSやAzureなどのクラウドに精通していることは非常に重要だといえます。
また、テクノロジーは急速に進歩しているため、セキュリティ事故への対策も欠かせません。
クラウドやセキュリティに関する知識やスキルも積極的に磨いていくことが求められるといえるでしょう。
フリーランスを目指すにはスキルを磨くことが大事
ネットワークエンジニアのフリーランス案件にはネットワーク設計、ネットワーク構築、ネットワーク保守・運用などがあり、フリーランスになることで年収がアップする可能性は十分にあるといえます。
まずは、企業でネットワークエンジニアとしてのスキルを磨き、フリーランスになることを検討してみてはいかがでしょうか。