最近は企業や組織などに属さずにフリーランスとして活動する人も増えてきました。
自分が持っているスキルを武器にビジネスへと転換して、仕事の受注から納品まで一人で行うわけです。組織に囚われないので、場所や時間などすべて自分で好きなように決められるのは魅力的でしょう。
しかし、未経験の人にとってこのようなフリーランスとしての活動は可能なのでしょうか?
そこで、本記事ではフリーランスエンジニアとして活動するために、未経験の人が始められる学習法について詳しく解説していきます。
ぜひ最後まで読んで理解を深めて頂ければ幸いです。
フリーランスエンジニアとは
フリーランスは言い換えると以前からあった個人事業主のことです。
会社などの組織として行動するのではなく、あくまで個人として活動するため仕事の方向性・目標なども含めてすべて自分で決めながら活動するわけです。職種は人それぞれで、マーケティング、コンサル、デザイナーなど非常に多彩な種類があります。
なかでも特に人気が上昇しているのがIT系エンジニア職でしょう。
ただし、エンジニアと言っても以下のように仕事内容はさまざまです。
- インフラエンジニア
- フロントエンドエンジニア
- バックエンドエンジニア
- システムエンジニア
- フルスタックエンジニア
- 組み込みエンジニア
他にもさまざまなエンジニア職がありますが、特に業界未経験の人が最初に目標とするならば以下の2つでしょう。
- インフラエンジニア
- フロントエンドエンジニア
どちらも未経験からステップアップしやすいのと、学習するための材料が豊富に存在するからです。具体的な学習方法については次の章から詳しく見ていきましょう!
フリーランスエンジニアになるための勉強法
この章では、フリーランスエンジニアとして活動するための勉強法について見ていきます。主に、Webサービスの活用、資格の勉強、イベント参加について学んでいきます。
【ステップ1】IT系学習サービスを活用する
ここ数年でIT系のエンジニアになるための基礎知識を学習できるWebサービスが一気に増えました。
ヘタな参考書を購入するよりも学習効率が高く、インタラクティブに学べるので理解もしやすいのが特徴です。一般的な学習サービスとしては以下のようなものがあります。
動画を見ながらさまざまなプログラミング言語やサーバー開発などを学習できるものが多く、レベルに応じて高度な知識も合わせて学べるようになっています。
Progateに関しては、インタラクティブなコードエディタにプログラムを書きながら学習できるスタイルなので、より実践的な知識が得られるでしょう。スマホアプリを活用すればいつでもスキマ時間に勉強することもできます。
また、このような学習サービスを活用して得た知識はそのままにするのではなく、ブログなどにアウトプットしておくのも重要です。
何を勉強して、どんなことが出来るようになったのか?また、どこが難しかったのか?…など、あとから読み返しても分かるように書いておくのが良いでしょう。オススメはエンジニア向けのブログサービス【Qiita】を利用することです。
現役のエンジニアも利用しており、コメントで誤りを訂正してくれたり意見交換できる仕組みがあるので、思わぬ発見があるかもしれません。
【ステップ2】資格の勉強で基礎を固める
学習系サービスでなんとなくプログラミングや開発の知識が得られたら、体系的に基礎を学んでおくのが良いでしょう。
インターネットから得られる知識はどうしても断片的な情報になってしまうので、知識をより確かなものにするためにエンジニア向けの資格勉強をすることをオススメします。資格を取得するというよりも、あくまで勉強の延長線上で挑戦するのがポイントです。
理由としては、ITエンジニアが一般教養として学習しておくべき内容があらかじめ体系的にまとめられているからです。
資格の種類はたくさんありますが、特に未経験の人に最適なのが【ITパスポート】です。
広範囲のITリテラシーが身につくのと、フリーランスとして活動するのに役立つ経営戦略やマネジメントの知識も得られるからです。
主な学習内容は次のとおりです!
- ネットワーク構築・運用
- ITセキュリティ全般
- データベースの操作
- コンピュータシステム全般
- プログラミングの基礎
- マネジメント全般
- 経営戦略
これからエンジニアを目指すならITパスポートの参考書を1つ購入するだけで、上記のような幅広い知識を一気に学習できるわけです。
しかも国家資格なので、取得しておけば最低限のIT知識を持ち合わせている証明にもなるので一石二鳥と言えるでしょう。
【ステップ3】リアルイベントに参加する
ITエンジニア向けのイベントは日本全国で開催されており、大きなものから数人レベルの勉強会まで幅広く実施されています。
主要な都心部だけでなく、地方でも積極的に開催されていたりするので、気になる方はIT系のイベント情報を発信している【TECH PLAY】をチェックしておくと良いでしょう。
まずは自分が現在勉強している、またはこれから勉強しようと検討している勉強会に参加してみるのが良いでしょう。同じジャンルの勉強をしている共通の友人・知人を作れるのが特に魅力で、分からないことや疑問に思っていることをイベントや懇親会で聞いてみるのも効果的です。
慣れてきたら、LT(ライトニングトーク)に参加するのも非常に効果的です。
LTは大抵のイベントで実施されており、5分程度の短い時間で自分の興味あることを何でも良いのでプレゼンするというコーナーです。
例えば、次のような話を5分くらいにまとめて発表すると面白いでしょう。
- こんな勉強法が効果的だった話
- 初心者でも勉強するとこんなWebサイトが作れた
- これを実施して失敗した話
- 自分のフリーランスとしての活動
- 勉強にオススメのサービスまとめ
積極的にリアルイベントへ参加して知人の輪を広げることは、将来的にビジネスへと転換するきっかけにもなることがあります。
仕事を受注する
この章では、フリーランスとして仕事を受注するための方法について見ていきましょう。主に、クラウドソーシングと求人サービスについて学んでいきます。
クラウドソーシングの活用
クラウドソーシングは簡単に言えば【仕事をお願いしたい人】と【仕事がほしい人】をオンラインでマッチングしてくれるサービスのことです。
個人依頼もあれば企業からの依頼もあるなど、その案件は非常に幅広いのが特徴です。主なクラウドソーシングサービスとしては、以下の2つが定番になるでしょう。
しかしながら、仕事が欲しい人の方が圧倒的に多くて単価が安くなる傾向もあります。
そのため、ITエンジニアの学習をしている人がクラウドソーシングを利用するなら、より実践的な経験を積むために活用するのがベストでしょう。
現時点でどんな仕事が多いのか、何を求められているのか、納期は?、単価は?…など、リアルなエンジニアの現状を知るには最適で、その中から案件を獲得して実際に納品するまでを経験できるのは将来的に必ずプラスになっていくはずです。
求人サービスを利用する
ここまでの流れで、ある程度エンジニアとしての基本スキルが身についてきたらいよいよ本格的にフリーランスとして活動を始めるタイミングでしょう。
と言っても、実際に仕事に繋がる案件が勝手に舞い込んでくるわけではありません。
そこで活用したいのがフリーランス向けの求人サービスです。例えば、フリーランスのエンジニアを積極的に採用する【PROsheet】はオススメです。
案件の受注から企業面談・契約まで全面的にサポートしてくれる支援体制が素晴らしく、仕事を進めていくなかで発生する不安や心配事などにも対応してくれるのが特徴です。
業界未経験の人が初めての一歩を歩き出すには最適なサービスでしょう。
また、インフラエンジニアに最適な【FEnet】もオススメでしょう。
出典:https://www.fenet.jp/infla/
未経験者でも獲得できる案件が豊富にあり、面倒なレポート提出など実際の業務以外の雑務もほとんどないのが特徴です。
実際に業界未経験の人が案件を獲得して今でも自身のスキルアップを同サイトを通じて活動している人も少なくありません。
まとめ
今回は、フリーランスエンジニアを未経験から目指す人のための勉強法について詳しくご紹介しました。
最後に、もう一度ポイントをおさらいしておきましょう!
- 未経験者にオススメはフロントエンド・インフラエンジニア
- 学習サービス、資格勉強、リアルイベントを活用する
- フリーランスに最適な求人サービスを利用する
上記内容を踏まえて、ぜひ自分でもプログラミングに取り入れて活用できるように頑張りましょう