インフラエンジニアとして働いていると、SIer(エスアイヤー)という単語を耳にする機会も多いのはではないでしょうか。
本記事では、SIerとはどのような会社か、SIerで働くメリットは何かについて紹介します。
目次
SIerのインフラエンジニアの仕事内容
SIerは「システムインテグレーター」の略で、システム開発に関わるすべての業務を引き受ける企業のことを指します。
「SI事業者」とも呼ばれ、大手のSIerでは社員数が数千~数万人の規模となり、多くのシステム構築などを請け負っています。中規模のSIerは金融系や製造系など、それぞれ業界に特化した強みを持っていることが多いです。
システム開発の全体像を把握し、クライアントの求める設計を行う実力が必要なため、ある程度のスキルと知識を持ったエンジニアが必要とされています。
社内にはプログラマーからコンサルタントまであらゆる職種の社員がいて、その中でインフラエンジニアは、要件定義・設計・保守のマネジメント業務などを担当します。
しかし、SIer内のエンジニアのみですべてのプロジェクトをこなすのは難しいため、通常は一次請け企業や二次請け企業に業務を依頼します。
SIerで働くことのメリット
大手SIerは官公庁や大手企業から直接依頼を受ける立場にあり、生活基盤に関わるインフラ環境を手掛けることができます。
仕事内容も要件定義や設計フェーズが多いため、マネジメント能力を高めやすい環境にあります。
また、メーカーなどのクライアントと直接関わる機会も多いため、裁量権に幅があることも特徴です。
マネジメント能力の向上や幅広い裁量権の面において、大手SIerのインフラエンジニアにはメリットがあります。
中小規模のSIerの場合、開発や運用などの下流工程を担当することもありますので、技術力を高めるという面においては、中小SIerの方にメリットがあるといえます。
インフラエンジニアとしてキャリアを積みたいと考えているなら、中小規模のSIerで経験を積み、大手SIerで働くのを目指すのもひとつの手段です。
自分が行いたい業務で会社を選びましょう
SIerは要件定義~運用までを一定に請け負う企業のことを指し、大規模から中小規模のSIerまで様々な規模の企業が存在します。
同じSIerでも、企業規模によって携わる工程やスキルなどが違ってきます。
例えば、上流工程を担当したいなら大手SIer、下流工程なら中小SIerを選ぶのもひとつの方法です。
そのために自分はどんな業務を行いたいのか明確にしてから、働く企業を選びましょう。
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