なぜインフラエンジニアに夜勤があるの?夜勤で働くメリットやデメリットを紹介
なぜインフラエンジニアに夜勤があるのか
そもそも、どうしてインフラエンジニアは夜勤があるのでしょうか。
ITインフラは私たちの生活に必要不可欠なものであり、トラブルがあると大きな影響が出てしまいます。
そして、ITインフラが常に正常に稼働するように監視し、障害が発生した場合にトラブルシューティングを行うのがインフラエンジニアです。
しかし、インフラエンジニアの作業はネットワークが混雑していない時間に行わなければいけない場合が多々あります。
多くの人が寝ている時間帯に作業を行う必要があるため、インフラエンジニアにとって夜勤は必然だといえるでしょう。
インフラエンジニアの夜勤の仕事内容4つ
インフラエンジニアには夜勤があります。これは、インフラエンジニアの仕事には夜であっても対応しなければいけないことがあるためです。
また、夜のうちでないとできない仕事があったりもします。
そのため、もしインフラエンジニアを目指すのであれば、インフラエンジニアには夜勤があり、またその夜勤ではどのような仕事をするのか事前に把握しておきましょう。
インフラエンジニアの夜勤の仕事内容1:システム監査業務
インフラエンジニアが夜勤で主に行っていることはシステムの監視業務です。ネットワークシステムは24時間365日、休むことなく稼働しています。
もし、夜の間であっても、そのネットワークシステムにトラブルが遭って、障害が発生したりなどすると、大きな損害に繋がる可能性があります。
インフラエンジニアは夜勤でシステムにトラブルが起こらないか監視をして、もしもトラブルが発生した場合には速やかに対処しなければいけないため、夜勤が必要になります。
インフラエンジニアの夜勤の仕事内容2:システム導入業務
インフラエンジニアがシステムの導入をお昼に行ってしまうと、現状のシステムを止める必要があるので、その企業では仕事ができなくなってしまう場合があります。
そのため、システムの導入をする場合は、比較的に仕事への影響が少ない夜に行われることは多いです。
また、翌日が会社の休業日でない場合は、翌朝に仕事が始まるまでに作業を終えておく必要があります。
そのため、素早く、正確に作業を進める必要もあります。
インフラエンジニアの夜勤の仕事内容3:昼間のトラブル対応
昼間は多くのアクセスがあるので、システムに負荷がかかったり、障害が発生する確率が高まったりなどします。
そのため、大きなトラブルとなってしまう前に、システムの状態を確認して、必要であれば夜のうちに最適な状態へ戻しておく必要があります。
また、昼間にこのメンテナンス作業を行ってしまうと、システムを止めなければいけないことがあったり、一部でトラブルが発生したりなどする可能性もあるので、これらは夜勤で作業をします。
インフラエンジニアの夜勤の仕事内容4:夜間の電話対応
システムは24時間、365日、稼働しています。また、ユーザーは減っても、夜にそのシステムを利用する人はいます。
昼間と比べると件数は減りますが、夜でもシステムの利用者や保守や運用担当者などから問い合わせの電話がくることもあります。
その問い合わせの内容は、知識を持った人でないと対応が難しい場合が多く、急を要する内容の場合もあります。
そのため、インフラエンジニアは問い合わせに対応するためにも夜勤が必要になります。
インフラエンジニアが夜勤で働くメリット4つ
インフラエンジニアには夜勤があります。
夜勤と聞くと、辛いイメージを持つ人もいます。しかし、インフラエンジニアとして夜勤で働くことにはいくつかのメリットがあります。
インフラエンジニアを目指しているが、夜勤に対してあまり良いイメージを持たないという人は、まずは夜勤で働くことのメリットを把握するようにしましょう。
メリットを把握することで、夜勤に対するイメージが変わることもあります。
夜勤で働くメリット1:残業が少ない
エンジニアをしていて、残業に悩まされる人は少なくありません。しかし、インフラエンジニアの場合、夜勤はたいてい交代制です。
そのため、勤務時間になれば、すんなりと帰れることは多く、残業が少ないというメリットがあります。
また、勤務時間はシフトとしてあらかじめわかっていて、残業も少ないことから、プライベートのスケジュールが立てやすく、充実させやすいというメリットもあります。
夜勤で働くメリット2:夜勤手当が付く
22時から5時までの間の労働は夜勤手当として給与が1.25倍となります。これは法律の深夜割増賃金として定められています。
そのため、インフラエンジニアもこの時間帯に仕事をすれば夜勤手当が付くので、給与が増えます。
また、インフラエンジニアは基本的に夜勤があるものなので、事前に聞かされていた給与額よりも、夜勤手当があることで思っていたよりも給与がもらえるということはよくあります。
夜勤で働くメリット3:混雑に巻き込まれずに出勤出来る
朝の通勤ラッシュや、夕方の帰宅ラッシュが体力的にも、精神的にも大きな負担と感じてしまう人は多くいます。
しかし、夜勤であればその通勤ラッシュや帰宅ラッシュの時間帯を避けて出勤や退勤をすることができるので、混雑に巻き込まれることがありません。
そのため、出勤や帰宅をするだけで疲れてしまうことがありません。これはインフラエンジニアに関わらず、夜勤で働くことの大きなメリットの1つです。
夜勤で働くメリット4:トラブル対応以外の時間で勉強が出来る
インフラエンジニアは夜勤でシステムのメンテナンスを行ったり、問い合わせの電話に対応したりなど、することはいろいろとあります。
しかし、夜なのでトラブルが起こらなければ、忙しくなったりはしません。場合によっては勤務時間の半分ほどが待機時間となる場合もあります。
そのため、夜勤では意外と時間があり、その時間は基本的に自由に使えるので、資格取得に向けての勉強に使ったりもできます。
インフラエンジニアが夜勤で働くデメリット3つ
インフラエンジニアが夜勤で働くことにはいくつかのメリットがあります。しかし、夜勤にはメリットだけでなく、デメリットもあります。
そのため、インフラエンジニアを目指すのであれば、メリットだけでなくデメリットも把握しておく必要があります。
もし、デメリットを把握していないと、インフラエンジニアになってから、思っていたような仕事ではなかったと、ミスマッチを起こしてしまう可能性があります。
夜勤で働くデメリット1:生活リズムが崩れる
インフラエンジニアには夜勤がありますが、常に夜勤というわけではありせん。
また、世間はお昼に活動をしているので、夜勤明けでもお昼に用事を済まさなければいけないこともあります。
そのため、インフラエンジニアの生活は一定のリズムを保つことが難しいです。生活リズムが崩れることによって、体調に影響が出てしまうこともあるので、インフラエンジニアの仕事では生活リズムと体調管理が意外と重要になります。
夜勤で働くデメリット2:健康管理が難しい
夜勤では生活リズムを一定に保つことが難しため、体調を崩してしまわないように健康管理をする必要があります。
しかし、その健康管理もシフトの状態や、日中の用事などでうまく休息や睡眠が取れず、難しい場合もあります。
そのため、プライベートで差し支えがないのであれば、夜勤専属で働くことができないか相談しても良いでしょう。
夜勤だけとなれば勤務時間もある程度は固定されるので、生活リズムを保ちやすくなります。
夜勤で働くデメリット3:休暇希望が通りにくい
システムが24時間、365日、稼働しているので、インフラエンジニアも交代で働き続ける必要があります。
そのため、土日、祝日も関係なく仕事となります。
シフトの具合でうまくこれらの日が休日となることもありますが、もしそうでない場合で休暇が欲しい場合には休暇希望を出す必要があります。
しかし、みんなが休みたい日というのはある程度は決まっているので、なかなか休みを変わってくれる人がおらず、休暇希望が通りにくいということがよくあります。
女性インフラエンジニアの需要について
男性と女性では物事に対する考え方が異なる部分があります。そのため、女性にしか気がつけないことは多くあります。
インフラエンジニアでは細かなことに気がつけることが重要となるので、男性ばかりではなく、女性の視点も必要です。
しかし、インフラエンジニアには夜勤があるので、なかなか女性が増えません。
慢性的な女性のインフラエンジニア不足となっていることから、その需要は高いです。
夜勤が向いている人にはインフラエンジニアはおすすめ
インフラエンジニアとしての業務を遂行するためには夜勤が必要であり、「きつい」というイメージがあるのもそのためだといえるでしょう。
しかし、ここでご紹介したように夜勤にはメリットもたくさんあります。
夜勤が向いているという方は、ぜひインフラエンジニアを目指してみてはいかがでしょうか。
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