基本情報技術者試験の難易度3つのパターン!勉強時間やポイントも紹介

基本情報技術者試験とは
基本情報技術者試験とは、経済産業省が認定しているIT系の国家資格です。
情報処理技術者試験の1区分で、スキルレベル2に相当します。出題範囲は広く、コンピュータシステムやシステム開発と運用、ネットワーク技術、データベース、セキュリティなど多岐にわたります。
ITエンジニアを目指すのであれば取得しておきたい資格だと言えるでしょう。
申込期間と試験期間
令和3年度の基本情報技術者試験は、「基本情報技術者試験(午前)」「基本情報技術者試験(午後)」「基本情報技術者試験(免除)」によって申込期間が異なります。
また、後述するCBT方式になっていることで、試験実施期間というものも定まっており、特定の日程で開催というわけではなく、特定の試験期間内でご自身の予定に合わせて受験できるようになっています。
令和3年度下期基本情報技術者試験
【試験申込期間】
基本情報技術者試験(午前):2021年9月6日(月)10時~2021年11月17日(水)23時59分
基本情報技術者試験(午後):2021年9月6日(月)10時~2021年11月22日(月)23時59分
基本情報技術者試験(免除):2021年9月6日(月)10時~2021年11月17日(水)23時59分
【試験実施期間】
基本情報技術者試験(午前):2021年10月1日(金)~2021年11月22日(月)
基本情報技術者試験(午後):2021年10月1日(金)~2021年11月28日(日)
基本情報技術者試験(免除):2021年10月1日(金)~2021年11月22日(月)
※令和3年度上期基本情報技術者試験は終了しています。
試験の形式
基本情報技術者試験は令和2年度からCBT方式になっています。
CBT(Computer Based Testing )方式とはコンピュータを使用した試験方式です。コンピュータ画面上に問題が表示され、マウスやキーボードを使って解答を行います。
基本情報技術者試験は、全国にあるプロメトリック公認テストセンターで受験することが可能です。試験開始15分前までに集合し、本人確認後に案内に従って会場へ入室する流れとなります。
試験当日の詳細な流れについては以下の記事もご確認ください。
スムーズに受験しよう!基本情報技術者試験の申し込み方法や当日の流れについて
受験者数や合格率
基本情報技術者試験の令和元年の応募者集は169,170名、合格率は25.7%となっています。
現行の試験制度となったのは平成21年春期からですが、現行の合格率は平均25%程度となっています。
参照:基本情報技術者試験(FE)
出典:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/fe.html
基本情報技術者試験の難易度
基本情報技術者試験の難易度は、情報処理技術者試験のスキルレベル2相当です。
スキルレベル2はIT系の試験としては基礎にあたるレベルとなっています。しかし合格率は25%前後となっていることから、難易度は決して低くはありません。
また、出題範囲が広いこともあり、受験者のITレベルによって感じる難易度の高さには差があると言えます。
基本情報技術者試験の難易度3つのパターン
基本情報技術者試験の難易度には3つのパターンがあります。
基本情報技術者試験はさまざまな種類があるIT系の試験として人気のある試験ですが、合格率を見ると難易度は低くはありません。また、受験前にIT知識があるかどうかによっても難易度は変わってきます。
ここでは基本情報技術者試験の難易度3つのパターンをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1:情報処理技術者として学習・就労経験がある場合
情報処理技術者として学習した経験や就労経験がある方の場合、基本情報技術者試験の難易度は高くはないでしょう。
前述のとおり、基本情報技術者試験はスキルレベル2に相当する試験です。そのため、出題範囲は広いですが、すでに情報処理技術者としての知識を身につけている人であれば、問題の難易度が高すぎるということはないでしょう。
2:ITパスポート試験合格者の場合
ITパスポート試験合格者の場合、基本情報技術者試験の難易度はさほど難しくはないでしょう。
ITパスポート試験とは、IT試験の中でも入門編の試験です。ITについての基礎的な問題が出題されるため、エンジニアだけでなく学生や非エンジニアの社会人も受験します。
すでにITパスポート試験に合格している場合、基礎的なIT知識は習得しているため、午前の試験の難易度は高くはありません。ただし、午後にある長文問題試験の難易度はやや高めです。
ITパスポート試験とは
ITパスポート試験とは、ITに関する基本的な知識を認定する国家試験です。
基本情報技術者試験と同様の情報処理技術者試験の1区分で、スキルレベル1に相当します。ITの基礎について問われる試験で難易度も高くはないため、エンジニアに限らずIT知識を押さえておきたい人におすすめです。
3:情報系未経験の場合
情報系未経験の場合、基本情報技術者試験の難易度は高いと言えるでしょう。
基本情報技術者試験の出題範囲はコンピュータ科学基礎、コンピュータシステム、システムの開発と運用、ネットワーク、データベース、セキュリティと標準化、情報化と経営など多岐にわたります。
そのため、情報系の資格を取得するのがはじめての場合は全て習得する必要があるため、膨大な勉強量になります。
基本情報技術者試験の押さえておきたいポイント
はじめて基本情報技術者試験を受験する場合、どのような勉強方法を行い、どのくらい勉強すればいいのかわからないという方がほとんどでしょう。また、人によって適切な勉強時間も異なります。
ここでは基本情報技術者試験合格の押さえておきたいポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ポイント1:基本情報技術者試験合格に必要な勉強時間
IT知識がない状態から基本情報技術者試験に合格するには、200時間程度の勉強時間が必要になると言われています。
基本情報技術者試験には幅広い知識が必要とされるため、これまでITに触れてこなかった人が合格するレベルまで知識を習得するには膨大な時間が必要になるでしょう。
また、情報系の学部出身者やIT系の企業に勤めている社会人の場合は、50時間程度の勉強時間が目安だと言われています。
ポイント2:基本情報技術者試験の合格基準
基本情報技術者試験は、午前問題と午後問題の”どちらも100点満点中60点以上”が合格の基準点となっています。
午前中だけ合格や、午後だけ合格でも試験の合格にはなりません。
※ただし次回の試験で免除の免除制度はあります。
基本情報技術者試験には幅広い知識が必要とされるため、ITに触れてこなかった人達からすると、午前試験も午後試験も100点を目指するのはかなり困難です。
試験当日から逆算し、合格基準を達成するために勉強の配分、計画をすることが重要なポイントの1つとなるでしょう。
ポイント3:基本情報技術者試験の出題傾向
基本情報技術者試験の問題には過去にも出題されたことがある問題が多く出題される傾向があります。
他の資格試験と比較しても過去にも出題されている問題が出題される傾向が強く、50%前後が過去にも出題された問題となっています。
これは、この試験の合格者の定義を「高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者」としており、
あくまで”基本的”な能力を見る試験のため、普遍的に変わらない基礎の部分の出題を多く出す傾向があるのかもしれません。
ポイント4:基本情報技術者試験の出題内容
基本情報技術者試験ではコンピュータ系の知識はもちろん、情報に関連した法規や経営など情報処理に関係がない分野も出題されます。
午前試験では「テクノロジ系」「マネジメント系」「ストラテジ系」の3つの分野が問題として出題されます。
また、午後試験では「コンピュータシステム関連」「情報セキュリティ関連」「データ構造及びアルゴリズム」「ソフトウェア設計」「ソフトウェア開発」「マネジメント」「ストラテジ」の分野が出題されます。
テスト範囲が広いため、自分の今までの得意分野だけで点を取っていても合格は困難です。
今まで関わったことのない分野も学び、点数を取れるように対策する必要があります。
基本情報技術者試験の試験改訂に伴う難易度
令和2年の春期試験から試験問題が改定されており、従来よりもプログラミングに関する知識が重要になりました。
午後の試験にはプログラミング言語を選択する問題が複数ありますが、新しくPythonが追加され、これまであったCOBOLが無くなっています。
また、問題数は7問から5問に減っていますが、各問題のボリュームは増えています。さらにデータ構造やアルゴリズム、ソフトウェア開発の配点が増えているため、プログラミングスキルや理数能力の分野で難易度が上がっていると言えるでしょう。
基本情報技術者試験は独学でも合格可能?
基本情報技術者試験は難易度が高めではありますが、独学で合格を目指すことは可能です。
ただし全くITに関する知識がない状態からの場合、3ヵ月以上の勉強時間が必要だと考える方が良いでしょう。
おすすめの勉強方法
基本情報技術者試験を受験する場合、テキストを利用したインプットも当然大事ですが、過去問などを利用したアウトプットを効率よく行う勉強を強くお勧めします。
上述したポイントを押さえながら合格を目指すためには、
1,テキストでまずは知識をインプット
2,過去問を繰り返し解くアウトプットを通して、確実に出題される基礎問題を確実に正答できるようにする
という2点が重要です。
特に午前問題対策は繰り返しあるのみです。過去問が問題なく正答出来れば、50点分は正答できるので後10点上乗せできれば午前問題は合格です。
過去問をとにかく繰り返し訓練しましょう。
【注意】
令和2年度よりCBT方式になったことで、過去のテスト問題が開示されなくなりました。
WEBや本などでも直近の過去問の情報はありませんので、それ以前の過去問を解いて対策する以外ありません。
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