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Azure DevOpsの無料で使える範囲と価格について

2020年04月06日

DevOps(デブオプス)とは、開発(Development)と運用(Operations)を組み合わせた造語です。開発サイドと運用サイドでお互いに協力しあってシステム開発を行う手法のことを指します。Azure DevOpsを実際に使用してシステム開発を行うとなると、気になるのが価格や無料で使用できる範囲です。ここでそれらについて確認していきましょう。

PG
Azure DevOpsって高そうなイメージがありますが、やっぱり価格は高いのでしょうか?
PM
Azureは基本的にサブスクリプションサービスなので、毎月利用料金を支払う形態です。でも、始めるだけなら無料で利用できますので、無料枠なども一緒に確認しときましょうね!

Azure DevOpsの無料枠と価格

Azure DevOpsは大きく2種類に分けられます。

1. ユーザーライセンス

  1. 5名まで無料で利用できます。
  2. Visual Studioサブスクリプション保有者は無料で利用できます。
  3. 開発作業やテスト作業に携わらないユーザーは無料で利用できます。

Basicプランでは5ユーザーを超過すると、1ユーザーあたり672円/月で利用することが可能です。Basic + Testプランですと、5824円/月で利用できます。

2. 個別サービス

  1. Azure Artifactsは2GBまで無料で利用できます。無料枠を超過すると、224円/1GBの追加で利用継続できます。
  2. Azure Pipelinesは並列ジョブ1個まで無料で利用できます。ホストにもよりますが、時間制限もあります。また、並列ジョブを追加することで高速化することが可能です。

Azure DevOpsのサービス

Azure DevOpsに含まれるサービスです。

ユーザーライセンス Basic プラン Azure Boards 計画・開発・リリースを漏れなく管理、確認できます
Azure Repos アクセスできるユーザーを限定し、ソースコードのバージョン管理を行います
Azure Pipelines ソフトウェアやシステムを利用できる状態にする一連の流れを自動化できます
Azure Artifacts 簡単にソースコードを共有できます。共有したパッケージのバージョン管理やテストの自動化も行えます
Basic + Test プラン Azure Boards
Azure Artifacts
Azure Pipelines
Azure Repos
同上
Azure Test Plans Web、デスクトップともに対応しており、システムが正常に動作するかを自動でチェックします
個別サービス Azure Pipelines - 同上
Azure Artifacts - 同上

以下の公式サイトからAzure DevOpsは利用開始できます。
(公式サイト)https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/devops/azure-devops-services/

PG
無料で利用できるなら、早速試しにAzure DevOpsにふれてみようと思います。
PM
なんでも自分で体験してみるのが学習の近道です。Azure DevOpsは1000以上の機能を選択し、カスタマイズできます。せっかく無料枠が設けられているので、積極的に活用していきましょう!

DevOpsはこれからの開発の主流となるでしょう

開発サイドと運用サイドがひとつとなってシステム開発を進めていくDevOpsは、今後の開発のスタンダードになると思われます。Azureは現在勢いのあるクラウドサービスですので、Azure DevOpsは今後も存在感を増していくでしょう。


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