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Azureの課金アラートを使用して使いすぎを防ぐ

 

クラウドサービスは、使えば使うだけ請求金額が上がる従量制のサブスクリプションサービスが主流です。ついついシャットダウンすることを忘れて、思った以上の金額を請求されることもあるでしょう。Azureでは課金アラートが存在しますので、余計な費用を防ぐためにもここで確認しておきましょう。

SE
従量制のサービスだからクラウドサービスを個人で契約したとなると、使用しない場合はこまめにシャットダウンしないと金額が大変なことになりそうですね。
PM
Azureには使い過ぎを防ぐためのアラート機能があります。予算が限られている場合は、絶対使用するべき機能ですね。

料金の見積もりと監視方法について

Azureを利用するにあたり、料金の見積もりや料金が現在いくら発生しているかについて、顧客から説明を求められることがあります。

Azure利用前に料金を見積もる際は、マイクロソフトの料金計算ツールから料金を自動計算して確認しましょう。ここでは、仮想サーバーやSQL Serverなどの追加にいくら費用が必要か事前に確認できます。

利用開始後の料金監視方法ですが、Azureではタグを使用して管理できます。タグを使用してサポートされている課金データをグループ化することも可能です。
また、コストの内訳とバーンレート(以下の参照画面を確認)でも詳細を確認できます。これらのツールを上手に活用して、定期的に料金を監視していきましょう。

コストの内訳とバーンレート

①サブスクリプション毎の詳細な課金情報の画面を開くには、この[管理]リンクを押下しましょう。
②試用期間の残日数が表示されています。継続利用したければ、このリンクをクリックして有償サブスクリプションに移行しましょう。
③コストの内訳を確認できます。
④バーンレート(毎日の課金の累積推測グラフ)を確認できます。
⑤無償版の初期クレジットの額(¥22,500分)です。
⑥現時点での、残りのクレジットの額です。

Azureの課金アラートについて

かつてはBilling Alert Serviceを有効化してアラートを受けることができましたが、現在は課金アラートを設定する方法はAzureポータルに統合されています。直接URLを参照することもできますし、Azureポータルのサブスクリプションから「管理」をクリックして確認してみましょう。

例えば、料金が1,000円に達したときに、アラートをメールで送信するといったことが可能です。アラートをこまめに設定して、課金金額をチェックするように心がけましょう。

SE
課金アラートという便利な機能があるのですね。Azureを利用する際には積極的に活用していきます。
PM
そうですね。課金アラートは積極的に活用していきたい機能のひとつですよね。特に個人でクラウドサービスを利用する場合には、無駄な消費を抑えるためにもおすすめの機能です。

クラウド破産を防ぐためにも課金アラートは活用しましょう

最近、クラウド破産というワードがネット上で見受けられるようになりました。これはクラウドの従量課金制のために高額な金額が発生して、とても支払える金額ではなくなることです。そういったことを防ぐためにも課金アラートは活用するべき機能ですので、Azureを利用する際にはこの機能があることは覚えておきましょう。


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