C#でのexeファイルの扱い方とは?exeの起動・exeの実行結果を取り込む・exeの終了を待ち合わせる・exeのパスを取得する方法
- システム
エンジニア - C#でのexeファイルの扱い方を教えてください。
- プロジェクト
マネージャー - C#でのexeファイルの起動、実行結果の取り込みなど、いくつかご紹介します。
C#でのexeファイルの扱い方とは?
今回は、C#でのexeファイルの扱い方について説明します。ここでは、exeを起動、exeの実行結果を取り込む、exeの終了を待ち合わせる、exeのパスを取得する方法を紹介します。
C#でのexeファイルの扱い方に興味のある方はぜひご覧ください。
起動する
C#で別のexeの起動方法を紹介します。System.Diagnostics.Processクラスを使用します。ここでは、メモ帳アプリを起動します。実際のソースコードを見てみましょう。
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using System.Diagnostics;
namespace ConsoleApp1
{
class Program
{
public static void Main(string[] args)
{
// メモ帳の起動
Process.Start("notepad.exe");
}
}
}
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実行すると、メモ帳が起動されることが分かります。
引数にファイルパスを指定することで、指定したファイルを開けます。ここで指定している「C:\test\test.txt」は事前に作成しておいてください。
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// ファイルパスを指定して、メモ帳を起動する
// ファイルパスに空白が含まれている場合を考慮して、"""で囲んでいる
Process.Start("notepad.exe", @"""C:\test\test.txt""");
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実行すると、メモ帳で「C:\test\test.txt」が開かれることが分かります。
StartInfoのプロパティにexe名や引数を指定することもできます。
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// Processクラスのオブジェクトを作成
Process process = new Process();
// メモ帳のパス
process.StartInfo.FileName = "notepad.exe";
// ファイルパス
process.StartInfo.Arguments = @"""C:\test\test.txt""";
// プロセス起動
process.Start();
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実行すると、メモ帳で「C:\test\test.txt」が開かれることが分かります。このようにC#では、Processクラスを使用して別のexeを起動できます。
exeの実行結果を取り込む
C#で起動したexeの実行結果を取り込む方法を紹介します。ここでは、コマンドプロンプトを非表示で起動し、dirの結果を取り込みます。実際のソースコードを見てみましょう。
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using System;
using System.Diagnostics;
namespace ConsoleApp1
{
class Program
{
public static void Main(string[] args)
{
// Processクラスのオブジェクトを作成
Process process = new Process();
// コマンドプロンプト
process.StartInfo.FileName = "cmd.exe";
// コマンドプロンプトに渡す引数
process.StartInfo.Arguments = "/c dir";
// ウィンドウを表示しない
process.StartInfo.CreateNoWindow = true;
process.StartInfo.UseShellExecute = false;
// 標準出力および標準エラー出力を取得可能にする
process.StartInfo.RedirectStandardOutput = true;
process.StartInfo.RedirectStandardError = true;
// プロセス起動
process.Start();
// 標準出力を取得
string standardOutput = process.StandardOutput.ReadToEnd();
// 標準出力を表示
Console.WriteLine(standardOutput);
}
}
}
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実行すると、コマンドプロンプトの実行結果が表示されることが分かります。このようにC#では、起動したexeの実行結果を取り込めます。
終了を待つ
C#で起動したexeの終了を待つ方法を紹介します。WaitForExitメソッドを使用します。実際のソースコードを見てみましょう。
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using System;
using System.Diagnostics;
namespace ConsoleApp1
{
class Program
{
public static void Main(string[] args)
{
// Processクラスのオブジェクトを作成
Process process = new Process();
// メモ帳のパス
process.StartInfo.FileName = "notepad.exe";
// ファイルパス
process.StartInfo.Arguments = @"""C:\test\test.txt""";
// プロセス起動
process.Start();
// メモ帳が終了するまで待機
process.WaitForExit();
Console.WriteLine("notepad.exeが終了しました。");
}
}
}
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実行すると、メモ帳が開きます。メモ帳を×ボタンで閉じると、「notepad.exeが終了しました。」という文言がコンソールに表示されます。このようにC#では、WaitForExitメソッドで起動したexeの終了を待ち合わせます。
パス取得
C#でのexeのパスを取得する方法を紹介します。実際のソースコードを見てみましょう。
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using System;
namespace ConsoleApp1
{
class Program
{
public static void Main(string[] args)
{
// BaseDirectoryでパスを取得する
Console.WriteLine("exe folder:{0}", AppDomain.CurrentDomain.BaseDirectory);
// CurrentDirectoryでパスを取得する
Console.WriteLine("exe folder:{0}", Environment.CurrentDirectory);
// GetCurrentDirectoryでパスを取得する
Console.WriteLine("exe folder:{0}", System.IO.Directory.GetCurrentDirectory());
}
}
}
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実行結果は以下のようになります。実行環境によってパスは異なります。
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exe folder:C:\Users\user\source\repos\ConsoleApp3\ConsoleApp3\bin\Debug\netcoreapp3.1\
exe folder:C:\Users\user\source\repos\ConsoleApp3\ConsoleApp3\bin\Debug\netcoreapp3.1
exe folder:C:\Users\user\source\repos\ConsoleApp3\ConsoleApp3\bin\Debug\netcoreapp3.1
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- システム
エンジニア - exeファイルの使い方が分かりました。
- プロジェクト
マネージャー - exeについての理解を深めて、実際にコードを書いてみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。C#でのexeファイルの扱い方について説明しました。ここでは、exeを起動、exeの実行結果を取り込む、exeの終了を待ち合わせる、exeのパスを取得する方法を紹介しました。
ぜひご自身でC#ソースコードを書いて、理解を深めてください。
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