C# 配列のクリアの方法とは?1次元配列や2次元配列のクリア方法・配列を指定値で埋める方法
- システム
エンジニア - C#配列のクリアの方法を教えてください。
- プロジェクト
マネージャー - 配列のクリアに使用するArray.Clearメソッドについて紹介します。
C# 配列のクリアの方法とは?
今回は、C#での配列クリア方法について説明します。配列のクリアにはArray.Clearメソッドを使用します。文法は以下の通りです。
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public static void Clear(Array array, int index, int length);
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arrayのindexからlength分をクリアできます。
ここでは、1次元配列や2次元配列のクリア方法や、配列を指定値で埋める方法を紹介します。
興味のある方はぜひご覧ください。
1次元配列のクリア
C#での1次元配列のクリア方法を紹介します。実際のソースコードを見てみましょう。
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using System;
public class Hello{
public static void Main(){
// 配列の宣言と初期化
var array = new string[] { "red", "green", "blue", "white", "black" };
// クリア前
Console.WriteLine("クリア前:" + string.Join(",", array));
// 配列をクリア
Array.Clear(array, 1, 2);
// クリア後
Console.WriteLine("クリア後:" + string.Join(",", array));
}
}
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実行結果は以下のようになります。
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クリア前:red,green,blue,white,black
クリア後:red,,,white,black
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全要素をクリアするには、以下のように記述します。
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using System;
public class Hello{
public static void Main(){
// 配列の宣言と初期化
var array = new string[] { "red", "green", "blue", "white", "black" };
// クリア前
Console.WriteLine("クリア前:" + string.Join(",", array));
Console.WriteLine("クリア前length:" + array.Length);
// 配列をクリア
Array.Clear(array, 0, array.Length);
// クリア後
Console.WriteLine("クリア後:" + string.Join(",", array));
Console.WriteLine("クリア後length:" + array.Length);
}
}
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実行結果は以下のようになります。全要素がクリアされていることが分かります。なお、配列のサイズは変更されません。
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クリア前:red,green,blue,white,black
クリア前length:5
クリア後:,,,,
クリア後length:5
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このようにC#では、Array.Clearメソッドで配列をクリアできます。
IndexOutOfRangeException
length指定を誤ると、IndexOutOfRangeExceptionが発生します。実際のソースコードを見てみましょう。
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using System;
public class Hello{
public static void Main(){
try {
// 配列の宣言と初期化
var array = new string[] { "red", "green", "blue", "white", "black" };
// クリア前
Console.WriteLine("クリア前:" + string.Join(",", array));
// 配列をクリア
Array.Clear(array, 0, 10);
// クリア後
Console.WriteLine("クリア後:" + string.Join(",", array));
} catch (Exception e) {
Console.WriteLine(e.ToString());
}
}
}
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実行結果は以下のようになります。配列のインデックスを超えてクリアしようとしたため、IndexOutOfRangeExceptionが発生します。
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クリア前:red,green,blue,white,black
System.IndexOutOfRangeException: index + length > size
at System.Array.Clear (System.Array array, System.Int32 index, System.Int32 length) [0x00050] in <12b418a7818c4ca0893feeaaf67f1e7f>:0
at Hello.Main () [0x0004f] in /workspace/Main.cs:13
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int配列のクリア
int配列をクリアすると、0クリアされます。実際のソースコードを見てみましょう。
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using System;
public class Hello{
public static void Main(){
// 配列の宣言と初期化
var array = new int[] { 0, 1, 2, 3, 4, 5 };
// クリア前
Console.WriteLine("クリア前:" + string.Join(",", array));
// 配列をクリア
Array.Clear(array, 0, array.Length);
// クリア後
Console.WriteLine("クリア後:" + string.Join(",", array));
}
}
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実行結果は以下のようになります。
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クリア前:0,1,2,3,4,5
クリア後:0,0,0,0,0,0
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このようにC#では、int配列をクリアすると、0クリアされます。
2次元配列のクリア
C#での2次元配列のクリア方法を紹介します。実際のソースコードを見てみましょう。
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using System;
public class Hello{
// 表示用関数
static void DispArray(string[,] array) {
for (int i = 0; i < array.GetLength(0); i++) {
for (int j = 0; j < array.GetLength(1); j++) {
Console.Write("{0},", array[i, j]);
}
Console.WriteLine();
}
}
public static void Main(){
// 配列の宣言と初期化
var array = new string[,] {
{ "red", "green", "blue" },
{ "white", "black", "yellow" },
};
// クリア前
Console.WriteLine("クリア前");
DispArray(array);
// 配列をクリア
Array.Clear(array, 0, array.Length);
// クリア後
Console.WriteLine("クリア後");
DispArray(array);
}
}
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実行結果は以下のようになります。1次元配列と同じようにクリアできることが分かります。
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クリア前
red,green,blue,
white,black,yellow,
クリア後
,,,
,,,
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このようにC#では、Array.Clearメソッドで2次元配列をクリアできます。
配列を同じ値で埋める
C#で配列を同じ値で埋めるには、Array.Fillメソッドを使用します。実際のソースコードを見てみましょう。
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using System;
public class Hello{
public static void Main(){
// 配列の宣言と初期化
var array = new int[] { 0, 1, 2, 3, 4, 5 };
// Fill前
Console.WriteLine("Fill前:" + string.Join(",", array));
// 配列を1でFill(index 0 ~ lengthまでを1で埋める)
Array.Fill(array, 1, 0, array.Length);
// Fill後
Console.WriteLine("Fill後:" + string.Join(",", array));
}
}
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実行結果は以下のようになります。配列の全要素が1になっていることが分かります。
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Fill前:0,1,2,3,4,5
Fill後:1,1,1,1,1,1
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このようにC#では、配列を同じ値で埋めるには、Array.Fillメソッドを使用します。
- システム
エンジニア - C#での配列クリア方法について理解できました。
- プロジェクト
マネージャー - 1次元配列や2次元配列のクリア方法などを説明しました。自身でC#のソースコードを書いて覚えましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。C#での配列クリア方法について説明しました。配列のクリアにはArray.Clearメソッドを使用します。ここでは、1次元配列や2次元配列のクリア方法や、配列を指定値で埋める方法を紹介しました。
使い方を誤るとIndexOutOfRangeExceptionが発生しますので注意してください。
ぜひご自身でC#のソースコードを書いて、理解を深めてください。
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