VB.NETでのUsing句の使い方とは?Using句の使い方と例外処理
- システム
エンジニア - VB.NETでの句の使い方について教えてください。
- プロジェクト
マネージャー - Using句の基本的な使い方、例外処理、複数オブジェクトの指定方法について紹介します。
VB.NETでのUsing句の使い方とは?
今回は、VB.NETでのUsing句の使い方について説明します。Using句を使用すると、明示的にDisposeを記述せずにリソースを解放できます。
解放漏れがなくなりますし、ソースコードがシンプルになります。Using句の基本的な使い方、例外処理、複数オブジェクトの指定方法について紹介します。
VB.NETでのUsing句の使い方に興味のある方はぜひご覧ください。
Using句を使わない場合
まずは、VB.NETでUsing句を使わない場合の記述方法を紹介します。Try-Finally句を使用します。
ここで使用する「C:\test\test.txt」は以下の内容とします。
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それでは実際のソースコードを見てみましょう。
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Imports System.IO
Imports System.Text
Module Program
Sub Main(args As String())
Dim sr As StreamReader = Nothing
Dim FilePath As String = "C:\test\test.txt"
Try
Encoding.RegisterProvider(CodePagesEncodingProvider.Instance)
' ファイルオープン
sr = New StreamReader(FilePath, Encoding.GetEncoding("Shift_JIS"))
Console.WriteLine(FilePath + "を開きました。")
' ファイルの内容を取得
Dim s As String = sr.ReadToEnd()
Console.WriteLine(s)
Catch ex As Exception
' 例外処理
Console.WriteLine(Err.Description)
Finally
' 例外が発生してもしなくても実行する
If sr IsNot Nothing Then
sr.Dispose()
End If
End Try
End Sub
End Module
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実行結果は以下のようになります。Finally句で確実にDisposeします。
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C:\test\test.txtを開きました。
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Catch句には例外処理を記述します。「C:\test\test.txt」が存在しない場合、実行結果は以下のようになります。
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Could not find file 'C:\test\test.txt'.
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Using句の使い方
VB.NETでのUsing句の使い方を紹介します。明示的にDisposeを記述する必要がありません。実際のソースコードを見てみましょう。
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Imports System.IO
Imports System.Text
Module Program
Sub Main(args As String())
Dim FilePath As String = "C:\test\test.txt"
Dim s As String
Encoding.RegisterProvider(CodePagesEncodingProvider.Instance)
' Using句でファイルオープン
Using sr As New StreamReader(FilePath, Encoding.GetEncoding("Shift_JIS"))
Console.WriteLine(FilePath + "を開きました。")
s = sr.ReadToEnd()
End Using
Console.WriteLine(s)
End Sub
End Module
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実行結果は以下のようになります。
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C:\test\test.txtを開きました。
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このようにVB.NETでは、Using句を使うことで明示的にDisposeを記述せずにリソースを解放できます。
「C:\test\test.txt」が存在しない場合、実行時例外が発生します。
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例外がスローされました: 'System.IO.FileNotFoundException' (System.Private.CoreLib.dll の中)
型 'System.IO.FileNotFoundException' のハンドルされていない例外が System.Private.CoreLib.dll で発生しました
Could not find file 'C:\test\test.txt'.
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Using句+例外処理
VB.NETでUsing句に例外処理を加える場合は、Try-Catch句でUsing句を囲みます。実際のソースコードを見てみましょう。
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Imports System.IO
Imports System.Text
Module Program
Sub Main(args As String())
Dim FilePath As String = "C:\test\test.txt"
Dim s As String
Try
Encoding.RegisterProvider(CodePagesEncodingProvider.Instance)
' Using句でファイルオープン
Using sr As New StreamReader(FilePath, Encoding.GetEncoding("Shift_JIS"))
Console.WriteLine(FilePath + "を開きました。")
s = sr.ReadToEnd()
End Using
Catch ex As Exception
'例外処理
Console.WriteLine(Err.Description)
End Try
' ファイルの中身を表示
Console.WriteLine(s)
End Sub
End Module
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実行結果は以下のようになります。
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C:\test\test.txtを開きました。
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「C:\test\test.txt」が存在しない場合、実行結果は以下のようになります。
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Could not find file 'C:\test\test.txt'.
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Using句に複数オブジェクトを指定
VB.NETでUsing句に複数オブジェクトを指定する方法を紹介します。実際のソースコードを見てみましょう。
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Imports System.IO
Imports System.Text
Module Program
Sub Main(args As String())
Dim SrcFilePath As String = "C:\test\test.txt"
Dim DstFilePath As String = "C:\test\test2.txt"
Dim s As String
Try
' 内容のコピー(複数のオブジェクトを指定)
Using srcStream As FileStream = File.OpenRead(SrcFilePath), dstStream As FileStream = File.OpenWrite(DstFilePath)
' test.txtの内容をtest2.txtにコピー
srcStream.CopyTo(dstStream)
End Using
' コピー先ファイルの表示
Encoding.RegisterProvider(CodePagesEncodingProvider.Instance)
Using sr As New StreamReader(DstFilePath, Encoding.GetEncoding("Shift_JIS"))
Console.WriteLine(DstFilePath + "を開きました。")
s = sr.ReadToEnd()
End Using
Catch ex As Exception
'例外処理
Console.WriteLine(Err.Description)
End Try
' ファイルの中身を表示
Console.WriteLine(s)
End Sub
End Module
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実行結果は以下のようになります。読み込みのストリームと書き込みのストリームを単一のUsing句で指定しています。
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C:\test\test2.txtを開きました。
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このようにVB.NETでは、Using句に複数オブジェクトを指定できます。
- システム
エンジニア - VB.NETでのUsing句の使い方についてよくわかりました。
- プロジェクト
マネージャー - Using句を使用すると明示的にDisposeを記述せずにソース解放ができ、解放漏れがなくなりソースコードがシンプルになりますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。VB.NETでのUsing句の使い方について説明しました。Using句を使用すると、明示的にDisposeを記述せずにリソースを解放できます。
解放漏れがなくなりますし、ソースコードがシンプルになります。Using句の基本的な使い方、例外処理、複数オブジェクトの指定方法について紹介しました。
ぜひご自身でVB.NETのソースコードを書いて、理解を深めてください。
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