[C#]WPFアプリで表を扱う方法とは?フィルター方法と合計・平均の算出方法
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- システム
エンジニア - C#のWPFアプリケーションで表(DataTable)の扱い方を教えてください。
- プロジェクト
マネージャー - C#のWPFアプリケーションで表(DataTable)を扱う方法とフィルター方法や、合計・平均の算出方法についてもご紹介しましょう。
[C#]WFPアプリで表を扱う方法とは?
今回は、C#のWPFアプリケーションで表(DataTable)を扱う方法について説明します。DataTableのフィルター、合計、平均の方法について紹介します。
C#のWPFアプリケーションで表を扱う方法に興味のある方はぜひご覧ください。
WPFアプリの作成
ここでは、Visual Studio CodeでC#のWPFアプリケーションを作成します。Visual Studio Codeを開き、File → OpenFolder で作業フォルダを指定します。次に、Terminal → New Terminal を選択します。コンソールに dotnet new wpf を入力してEnterします。
コンソールにRestore succeeded.が表示されれば成功です。作業フォルダに、WPFアプリ開発に必要なファイル・フォルダが作成されます。
コンソールに dotnet run を入力してEnterすると、C#のWPFアプリケーションが起動します。
フィルター
C#でWPFアプリケーションを作成し、表をGUI表示する方法を紹介します。さらに表の要素をフィルターする方法を紹介します。
MainWindow.xaml.csを以下のように変更します。
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using System;
using System.Collections.Generic;
using System.Linq;
using System.Text;
using System.Threading.Tasks;
using System.Windows;
using System.Windows.Controls;
using System.Windows.Data;
using System.Windows.Documents;
using System.Windows.Input;
using System.Windows.Media;
using System.Windows.Media.Imaging;
using System.Windows.Navigation;
using System.Windows.Shapes;
using System.Data;
namespace DataTableSample
{
/// <summary>
/// Interaction logic for MainWindow.xaml
/// </summary>
public partial class MainWindow : Window
{
public MainWindow()
{
InitializeComponent();
// 表の作成
DataSet dataSet = new DataSet();
DataTable dataTable = new DataTable("Table");
// 表に列を追加
dataTable.Columns.Add("名前");
dataTable.Columns.Add("性別");
dataTable.Columns.Add("教科");
dataTable.Columns.Add("得点", Type.GetType("System.Int32"));
// 表を追加
dataSet.Tables.Add(dataTable);
// データを追加
dataTable.Rows.Add("一郎", "男", "国語", 80);
dataTable.Rows.Add("一郎", "男", "数学", 30);
dataTable.Rows.Add("次郎", "男", "国語", 50);
dataTable.Rows.Add("次郎", "男", "数学", 70);
dataTable.Rows.Add("花子", "女", "国語", 60);
dataTable.Rows.Add("花子", "女", "数学", 40);
dataTable.Rows.Add("沙織", "女", "国語", 90);
dataTable.Rows.Add("沙織", "女", "数学", 100);
this.DataContext = dataTable;
// データ抽出
DataRow[] dRows = dataTable.AsEnumerable()
.Where(row => row.Field<string>("性別") == "男")
.Where(row => row.Field<string>("教科") == "国語").ToArray();
foreach (var row in dRows) {
Console.WriteLine("名前:{0}、性別:{1}、教科:{2}、得点:{3}", row[0], row[1], row[2], row[3] );
}
}
}
}
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次に、MainWindow.xamlを以下のように変更します。一部を抜粋しています。
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<Grid>
<DataGrid ItemsSource="{Binding}" x:Name="dataGrid" />
</Grid>
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コンソールログを出力するために、App.xaml.csを以下のように変更します。
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public partial class App : Application
{
[System.Runtime.InteropServices.DllImport("Kernel32.dll")]
public static extern bool AttachConsole(int processId);
static App()
{
AttachConsole(-1);
}
}
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実行すると、C#のWPFアプリケーションが起動するとともに、コンソールに以下のように出力されます。
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名前:一郎、性別:男、教科:国語、得点:80
名前:次郎、性別:男、教科:国語、得点:50
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合計
C#のDataTableに対して、特定要素を合計する方法を紹介します。実際のソースコードを見てみましょう。
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// 得点の合計(男の得点)
object obj = dataTable.AsEnumerable()
.Where(row => row.Field<string>("性別") == "男")
.Sum(p => p.Field<int>("得点"));
Console.WriteLine(obj); // 230
// 得点の合計(女の国語の得点)
obj = dataTable.AsEnumerable()
.Where(row => row.Field<string>("性別") == "女")
.Where(row => row.Field<string>("教科") == "国語")
.Sum(p => p.Field<int>("得点"));
Console.WriteLine(obj); // 150
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実行すると、WPFアプリケーションが起動するとともに、コンソールに以下のように出力されます。
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平均
C#のDataTableに対して、特定要素を平均する方法を紹介します。実際のソースコードを見てみましょう。
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// 得点の平均(男の得点)
object obj = dataTable.AsEnumerable()
.Where(row => row.Field<string>("性別") == "男")
.Average(p => p.Field<int>("得点"));
Console.WriteLine(obj); // 57.5
// 得点の平均(女の国語の得点)
obj = dataTable.AsEnumerable()
.Where(row => row.Field<string>("性別") == "女")
.Where(row => row.Field<string>("教科") == "国語")
.Average(p => p.Field<int>("得点"));
Console.WriteLine(obj); // 75
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実行すると、WPFアプリケーションが起動するとともに、コンソールに以下のように出力されます。
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57.5
75
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- システム
エンジニア - C#のWPFアプリケーションで表(DataTable)を扱う方法のほか、フィルター方法や、合計・平均の算出方法についてもよく分かりました。
- プロジェクト
マネージャー - 今回解説した内容を参考にして、今後活用してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。C#のWPFアプリケーションで表(DataTable)を扱う方法について説明しました。WPFアプリケーションにDataTableを表示するだけでなく、フィルター方法や、合計・平均の算出方法について紹介しました。
ぜひご自身でC#のソースコードを書いて、理解を深めてください。
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