PHPでのunsetの使い方とは？基本的な使い方から応用編までわかりやすく紹介！
- システム
エンジニア - PHPでのunsetの使い方について教えていただけますか。
- プロジェクト
マネージャー - 分かりました。PHPでのunsetの基本的な使い方から応用編までご紹介しましょう。
PHPでのunsetの使い方とは？
今回は、PHPでのunsetの使い方について説明します。
unsetを使うと、変数を未定義の状態にできます。基本的な使い方から、配列や連想配列、多次元配列に対するunsetの使い方について紹介します。
PHPでのunsetの使い方に興味のある方はぜひご覧ください。
変数
PHPでのunsetの使い方を紹介します。実際のソースコードを見てみましょう。
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// 変数宣言
$val = 3;
// 変数削除
unset($val);
// 変数表示（エラーになる）
print($val);
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実行結果は以下のようになります。
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PHP Notice: Undefined variable: val in ...
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unsetした変数を使用すると、「Undefined variable」のエラーが表示されます。変数が未定義の状態になっていることが分かります。
unsetには、複数変数を指定することもできます。isset（）は変数が定義されているか否かを返却します。
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// 変数宣言
$val1 = 3;
$val2 = 4;
$val3 = 5;
$val4 = 6;
// 複数変数の削除
unset($val1, $val2, $val3);
// 変数表示
var_dump(isset($val1)); // bool(false)
var_dump(isset($val2)); // bool(false)
var_dump(isset($val3)); // bool(false)
var_dump(isset($val4)); // bool(true)
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実行結果は以下のようになります。
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bool(false)
bool(false)
bool(false)
bool(true)
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配列
PHPでの配列に対するunsetの使い方を紹介します。実際のソースコードを見てみましょう。
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// 配列宣言
$myarray = ['item1', 'item2', 'item3', 'item4', 'item5'];
// 配列の全削除
unset($myarray);
// 配列表示
var_dump(isset($myarray)); // bool(false)
//////////////////////////////////////////////////////////
// 配列宣言
$myarray = ['item1', 'item2', 'item3', 'item4', 'item5'];
// 配列の削除
unset($myarray[1]);
// 配列表示
print_r($myarray);
//Array
//(
// [0] => item1
// [2] => item3
// [3] => item4
// [4] => item5
//)
// indexを詰める
$myarray = array_values($myarray);
// 配列表示
print_r($myarray);
//Array
//(
// [0] => item1
// [1] => item3
// [2] => item4
// [3] => item5
//)
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実行結果は以下のようになります。
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bool(false)
Array
(
[0] => item1
[2] => item3
[3] => item4
[4] => item5
)
Array
(
[0] => item1
[1] => item3
[2] => item4
[3] => item5
)
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このようにPHPでは配列自体の削除や、配列要素の削除ができます。
配列の値を検索して削除する方法を紹介します。実際のソースコードを見てみましょう。
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// 配列宣言
$myarray = ['item1', 'item2', 'item1', 'item11', 'item5'];
// 'item1'を削除対象とする。
// 完全一致（第3引数true）で'item1'が存在するindexを取得
$del_indexes = array_keys($myarray, 'item1', true);
// 'item1'が存在するindexのループ
foreach($del_indexes as $del_index){
// 'item1'の削除
unset($myarray[$del_index]);
}
// 配列の要素を詰める
$myarray = array_values($myarray);
// 結果表示
print_r($myarray);
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Array
(
[0] => item2
[1] => item11
[2] => item5
)
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連想配列
PHPでの連想配列に対するunsetの使い方を紹介します。実際のソースコードを見てみましょう。
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// 連想配列を定義
$myarray = ['key1'=>'value1', 'key2'=>'value2', 'key3'=>'value3', 'key4'=>'value4', 'key5'=>'value5'];
// 連想配列の指定した要素を削除
unset($myarray['key3']);
// 結果表示
print_r($myarray);
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実行結果は以下のようになります。
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Array
(
[key1] => value1
[key2] => value2
[key4] => value4
[key5] => value5
)
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連想配列ではkeyの重複はできませんが、valueは重複できます。
連想配列の値を検索して削除する方法を紹介します。実際のソースコードを見てみましょう。
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// 配列宣言
$myarray = ['key1'=>'value1', 'key2'=>'value3', 'key3'=>'value3', 'key4'=>'value4', 'key5'=>'value33'];
// 'value3'を削除対象とする。
// 完全一致（第3引数true）で'value3'が存在するkeyを取得
$del_indexes = array_keys($myarray, 'value3', true);
// 'value3'が存在するkeyのループ
foreach($del_indexes as $del_index){
// 値が'value3'の要素を削除
unset($myarray[$del_index]);
}
// 結果表示
print_r($myarray);
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実行結果は以下のようになります。
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Array
(
[key1] => value1
[key4] => value4
[key5] => value33
)
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多次元配列
PHPでの多次元配列に対するunsetの使い方を紹介します。実際のソースコードを見てみましょう。
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$myarray = array(
array('name' => 'ichiro', 'age' => 20, 'student_id' => 23415, 'email' => 'ichiro@email.com' ),
array('name' => 'jiro', 'age' => 27, 'student_id' => 56435, 'email' => 'jiro@email.com' ),
array('name' => 'saburo', 'age' => 32, 'student_id' => 74792, 'email' => 'saburo@email.com' ),
array('name' => 'shiro', 'age' => 34, 'student_id' => 18368, 'email' => 'shiro@email.com' ),
array('name' => 'goro', 'age' => 37, 'student_id' => 13457, 'email' => 'goro@email.com' ),
);
// 行単位で処理する関数
function array_col_delete(&$row, $key, $del_key) {
// 要素の削除
unset($row[$del_key]);
}
// 削除するキー
$del_key = "age";
// array_walkで行単位でarray_col_delete()を実行
array_walk($myarray, "array_col_delete", $del_key);
// 結果表示
var_dump($myarray);
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実行結果は以下のようになります。
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array(5) {
[0]=>
array(3) {
["name"]=>
string(6) "ichiro"
["student_id"]=>
int(23415)
["email"]=>
string(16) "ichiro@email.com"
}
[1]=>
array(3) {
["name"]=>
string(4) "jiro"
["student_id"]=>
int(56435)
["email"]=>
string(14) "jiro@email.com"
}
[2]=>
array(3) {
["name"]=>
string(6) "saburo"
["student_id"]=>
int(74792)
["email"]=>
string(16) "saburo@email.com"
}
[3]=>
array(3) {
["name"]=>
string(5) "shiro"
["student_id"]=>
int(18368)
["email"]=>
string(15) "shiro@email.com"
}
[4]=>
array(3) {
["name"]=>
string(4) "goro"
["student_id"]=>
int(13457)
["email"]=>
string(14) "goro@email.com"
}
}
|
array_walkで行単位でarray_col_delete（）を実行しています。
- システム
エンジニア - PHPでのunsetの使い方についてよく分かりました。
- プロジェクト
マネージャー - ご紹介したPHPでのunsetの基本的な使い方から、配列や連想配列、多次元配列に対するunsetの使い方を参考にご自身でもソースコードを書いて理解を深めてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。PHPでのunsetの使い方について説明しました。
unsetを使うと、変数を未定義の状態にできます。基本的な使い方から、配列や連想配列、多次元配列に対するunsetの使い方について紹介しました。
ぜひご自身でPHPのソースコードを書いて、理解を深めてください。
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