Pythonでの辞書の操作方法とは?基本的な使い方やソートの方法まで解説!

- システム
エンジニア - Pythonの辞書について教えてください。
- プロジェクト
マネージャー - Pythonの辞書型とは、keyとvalueの組み合わせが含まれたデータを指します。基本的な操作方法を実際のコードを見て、理解を深めてください。
Pythonでの辞書の操作方法とは?
今回は、Pythonでの辞書の操作方法について説明します。Pythonの辞書は、keyとvalueの組み合わせの集合です。keyの重複はできませんが、valueの重複はできます。ここでは、基本的な使い方から、結合、削除、存在確認、フィルター、ソートの方法について紹介します。
Pythonでの辞書の操作方法に興味のある方はぜひご覧ください。
基本的な使い方
Pythonでの辞書の基本的な使い方を紹介します。
実際のソースコードを見てみましょう。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
|
# 辞書の生成
mydict = {1:"red", 2:"green", 3:"blue", 4:"white", 5:"black"}
# []で要素取得
for i in mydict:
print(mydict[i])
# get()で要素取得
for i in mydict:
print(mydict.get(i))
# 要素の変更・追加
mydict[2] = 'yellow' # keyが存在すれば変更
mydict[6] = 'pink' # keyが存在しなければ追加
print(mydict)
|
実行結果は以下のようになります。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
|
red
green
blue
white
black
red
green
blue
white
black
{1: 'red', 2: 'yellow', 3: 'blue', 4: 'white', 5: 'black', 6: 'pink'}
|
結合
Pythonでの辞書の結合方法を紹介します。
実際のソースコードを見てみましょう。
1
2
3
4
5
6
7
|
# 辞書の生成
mydict = {1:"red", 2:"green", 3:"blue"}
mydict2 = {3:"yellow", 4:"white", 5:"black"}
# 要素の連結
mydict.update(mydict2)
print(mydict)
|
実行結果は以下のようになります。
1
|
{1: 'red', 2: 'green', 3: 'yellow', 4: 'white', 5: 'black'}
|
keyが重複した場合は、引数の辞書が優先されます。
削除
Pythonでの辞書の削除方法を紹介します。
実際のソースコードを見てみましょう。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
|
# 辞書の生成
mydict = {1:"red", 2:"green", 3:"blue", 4:"white", 5:"black"}
# delで削除
del mydict[2]
print(mydict)
# 要素の削除
mydict.pop(4)
print(mydict)
# 要素の削除(存在しない場合は第2引数が返却される。第2引数は省略可能)
ret = mydict.pop(4, 'not found')
print(ret)
|
実行結果は以下のようになります。
1
2
3
|
{1: 'red', 3: 'blue', 4: 'white', 5: 'black'}
{1: 'red', 3: 'blue', 5: 'black'}
not found
|
末尾の要素を取得して削除することもできます。
実際のソースコードを見てみましょう。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
|
# 辞書の生成
mydict = {1:"red", 2:"green", 3:"blue", 4:"white", 5:"black"}
# 要素数分繰り返し処理
for i in range(len(mydict)):
# 末尾の要素を取得して削除
val = mydict.popitem()
print(val)
print(mydict)
print('-'*10)
|
実行結果は以下のようになります。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
|
(5, 'black')
{1: 'red', 2: 'green', 3: 'blue', 4: 'white'}
----------
(4, 'white')
{1: 'red', 2: 'green', 3: 'blue'}
----------
(3, 'blue')
{1: 'red', 2: 'green'}
----------
(2, 'green')
{1: 'red'}
----------
(1, 'red')
{}
----------
|
存在確認
Pythonでの辞書の存在確認の方法を紹介します。key・value・key/valuleのセットで存在確認ができます。
実際のソースコードを見てみましょう。
1
2
3
4
5
6
7
|
# 辞書の生成
mydict = {1:"red", 2:"green", 3:"blue", 4:"white", 5:"black"}
# keyの存在確認
print(1 in mydict) # True
print(10 in mydict) # False
print(10 not in mydict) # True
|
実行結果は以下のようになります。
1
2
3
|
True
False
True
|
valueで存在確認するには以下のように記述します。
実際のソースコードを見てみましょう。
1
2
3
4
5
6
7
|
# 辞書の生成
mydict = {1:"red", 2:"green", 3:"blue", 4:"white", 5:"black"}
# valueの存在確認
print("red" in mydict.values()) # True
print("yellow" in mydict.values()) # False
print("pink" not in mydict.values()) # True
|
実行結果は以下のようになります。
1
2
3
|
True
False
True
|
key/valueのセットで存在確認するには以下のように記述します。実際のソースコードを見てみましょう。
1
2
3
4
5
6
7
|
# 辞書の生成
mydict = {1:"red", 2:"green", 3:"blue", 4:"white", 5:"black"}
# key,valueセットの存在確認
print((2, "green") in mydict.items()) # True
print((2, "blue") in mydict.items()) # False
print((2, "black") not in mydict.items()) # True
|
実行結果は以下のようになります。
1
2
3
|
True
False
True
|
フィルター
Pythonでの辞書のフィルター方法を紹介します。
実際のソースコードを見てみましょう。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
|
# 辞書の生成
mydict = {1:"red", 2:"green", 3:"blue", 4:"white", 5:"black"}
# フィルター
print({k:v for k,v in mydict.items() if k==2}) # {2: 'green'}
print({k:v for k,v in mydict.items() if k!=2}) # {1: 'red', 3: 'blue', 4: 'white', 5: 'black'}
print({k:v for k,v in mydict.items() if k>2}) # {3: 'blue', 4: 'white', 5: 'black'}
print({k:v for k,v in mydict.items() if v=="red"}) # {1: 'red'}
print({k:v for k,v in mydict.items() if "e" in v}) # {1: 'red', 2: 'green', 3: 'blue', 4: 'white'}
print({k:v for k,v in mydict.items() if v in ["white", "black"]}) # {4: 'white', 5: 'black'}
print({k:v for k,v in mydict.items() if v not in ["white", "black"]}) # {1: 'red', 2: 'green', 3: 'blue'}
|
実行結果は以下のようになります。
1
2
3
4
5
6
7
|
{2: 'green'}
{1: 'red', 3: 'blue', 4: 'white', 5: 'black'}
{3: 'blue', 4: 'white', 5: 'black'}
{1: 'red'}
{1: 'red', 2: 'green', 3: 'blue', 4: 'white'}
{4: 'white', 5: 'black'}
{1: 'red', 2: 'green', 3: 'blue'}
|
ソート
Pythonでの辞書のソート方法を紹介します。keyでソートしたりvalueでソートしたりできます。
実際のソースコードを見てみましょう。
1
2
3
4
5
6
7
|
# 辞書の生成
mydict = {2:"red", 4:"green", 1:"blue", 5:"white", 3:"black"}
# keyでsort
print(sorted(mydict.items(), key=lambda x:x[0]))
# valueでsort
print(sorted(mydict.items(), key=lambda x:x[1]))
|
実行結果は以下のようになります。
1
2
|
[(1, 'blue'), (2, 'red'), (3, 'black'), (4, 'green'), (5, 'white')]
[(3, 'black'), (1, 'blue'), (4, 'green'), (2, 'red'), (5, 'white')]
|
文字列の場合はアルファベットソートになります。
- システム
エンジニア - やや複雑ですが、実務でよく使われるオブジェクトなんですね。
- プロジェクト
マネージャー - そうですね。Pythonではよく利用されます。目的のはっきりしたプログラムを書くことができますので、しっかりマスターしたいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。Pythonでの辞書の操作方法について説明しました。ここでは、基本的な使い方から、結合、削除、存在確認、フィルター、ソートの方法について紹介しました。
ぜひご自身でソースコードを書いて、理解を深めてください。
FEnet.NETナビ・.NETコラムは株式会社オープンアップシステムが運営しています。
株式会社オープンアップシステムはこんな会社です
秋葉原オフィスには株式会社オープンアップシステムをはじめグループのIT企業が集結!
数多くのエンジニアが集まります。

-
スマホアプリから業務系システムまで
スマホアプリから業務系システムまで開発案件多数。システムエンジニア・プログラマーとしての多彩なキャリアパスがあります。
-
充実した研修制度
毎年、IT技術のトレンドや社員の要望に合わせて、カリキュラムを刷新し展開しています。社内講師の丁寧なサポートを受けながら、自分のペースで学ぶことができます。
-
資格取得を応援
スキルアップしたい社員を応援するために資格取得一時金制度を設けています。受験料(実費)と合わせて資格レベルに合わせた最大10万円の一時金も支給しています。
-
東証プライム上場企業グループ
オープンアップシステムは東証プライム上場「株式会社オープンアップグループ」のグループ企業です。
安定した経営基盤とグループ間のスムーズな連携でコロナ禍でも安定した雇用を実現させています。
株式会社オープンアップシステムに興味を持った方へ
株式会社オープンアップシステムでは、開発系エンジニア・プログラマを募集しています。
年収をアップしたい!スキルアップしたい!大手の上流案件にチャレンジしたい!
まずは話だけでも聞いてみたい場合もOK。お気軽にご登録ください。


新着案件New Job
-
開発エンジニア/東京都品川区/【WEB面談可】/在宅ワーク
月給29万~30万円東京都品川区(大崎駅) -
遠隔テストサービス機能改修/JavaScript/東京都港区/【WEB面談可】/テレワーク
月給45万~60万円東京都港区(六本木駅) -
病院内システムの不具合対応、保守/東京都豊島区/【WEB面談可】/テレワーク
月給30万~30万円東京都豊島区(池袋駅) -
開発/JavaScript/東京都豊島区/【WEB面談可】/テレワーク
月給50万~50万円東京都豊島区(大塚駅) -
債権債務システム追加開発/東京都文京区/【WEB面談可】/在宅勤務
月給62万~67万円東京都文京区(後楽園駅) -
PMO/東京都豊島区/【WEB面談可】/在宅勤務
月給55万~55万円東京都豊島区(池袋駅)