JavaScriptでのfilterの使い方とは?Callback関数の使い方やアロー演算子の使い方について紹介!

- システム
エンジニア - Callback関数で抽出した条件に合った要素を取り出す、filterの使い方について教えてください。
- プロジェクト
マネージャー - では、Callback関数にの使い方などについて、おさらいしながら見ていきましょう。
JavaScriptでのfilterの使い方とは?
今回は、JavaScriptでのfilterの使い方について説明します。filterを使うと、配列を指定条件で抽出できます。
ここでは、
・基本的な使い方
・整数配列に対するfilter
・文字列配列に対するfilter
・第2引数(index)の使い方
・第3引数(array)の使い方
・連想配列に対するfilter
・アロー演算子
について紹介します。
JavaScriptでのfilterの使い方に興味のある方はぜひご覧ください。
基本的な使い方
JavaScriptにおける、filterの基本的な使い方は以下です。
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let newArray = items.filter(function callback(value[, index[, array]]) {
// filter条件
})
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value: 配列の値、index: 配列のインデックス番号、array: 配列 を表します。indexおよびarrayはなくても良いです。
整数配列に対するfilter
JavaScriptでの整数配列に対するfilterの使い方を紹介します。実際のソースコードを見てみましょう。
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// 配列の宣言
let array = [12, 24, 5, 37, 54, 48, 61];
let result = array.filter( function (value) {
// 25よりも大きい数を抽出
return value > 25;
})
// 結果出力
console.log('result: ', result);
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実行結果は以下のようになります。
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result: [ 37, 54, 48, 61 ]
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抽出条件に合致する要素のみが抽出されていることが分かります。
文字列配列に対するfilter
JavaScriptでの文字列配列に対するfilterの使い方を紹介します。実際のソースコードを見てみましょう。
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// 配列の宣言
let array = ['ichiro', 'jiro', 'saburo', 'shiro', 'goro'];
let result = array.filter( function (value) {
// 「saburo」を抽出
return value === 'saburo';
})
// 結果出力
console.log('result: ', result);
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実行結果は以下のようになります。
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result: [ 'saburo' ]
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もちろん、複数条件でも抽出可能です。
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// 配列の宣言
let array = ['ichiro', 'jiro', 'saburo', 'shiro', 'goro'];
let result = array.filter( function (value) {
// 「saburo」または「goro」を抽出
return value === 'saburo' || value === 'goro';
})
// 結果出力
console.log('result: ', result);
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実行結果は以下のようになります。
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result: [ 'saburo', 'goro' ]
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includesメソッドを使用すれば、特定文字列を含む要素を抽出できます。
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// 配列の宣言
let array = ['ichiro', 'jiro', 'saburo', 'shiro', 'goro'];
let result = array.filter( function (value) {
// 「ro」を含む文字列を抽出
return value.includes('ro');
})
// 結果出力
console.log('result: ', result);
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実行結果は以下のようになります。
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result: [ 'ichiro', 'jiro', 'saburo', 'shiro', 'goro' ]
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第2引数(index)の使い方
callback関数の第2引数(index)の使い方を紹介します。実際のソースコードを見てみましょう。
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// 配列の宣言
let array = ['ichiro', 'jiro', 'saburo', 'shiro', 'goro'];
let result = array.filter( function (value, index) {
// 偶数のindexを抽出
return index % 2 == 0;
})
// 結果出力
console.log('result: ', result);
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実行結果は以下のようになります。
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result: [ 'ichiro', 'saburo', 'goro' ]
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このように、JavaScriptのfilterでは、第2引数(index)に対して処理できます。
第3引数(array)の使い方
callback関数の第3引数(array)の使い方を紹介します。実際のソースコードを見てみましょう。
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// 配列の宣言
let array = [1, 2, 5, 3, 5, 4, 6, 2, 1, 6];
let result = array.filter( function (value, index, array) {
// indexを比較し、重複データを排除
return array.indexOf( value ) === index;
})
// 結果出力
console.log('result: ', result);
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実行結果は以下のようになります。
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result: [ 1, 2, 5, 3, 4, 6 ]
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indexOfメソッドでインデックス番号が分かります。インデックス番号とインデックスを比較することで、重複データを排除した配列を生成できます。
同様に、重複データ以外を排除した配列も生成できます。
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// 配列の宣言
let array = [1, 2, 5, 3, 5, 4, 6, 2, 1, 6];
let result = array.filter( function (value, index, array) {
// indexを比較し、重複データ以外を排除
return array.indexOf( value ) !== index;
})
// 結果出力
console.log('result: ', result);
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実行結果は以下のようになります。
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result: [ 5, 2, 1, 6 ]
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このように、JavaScriptのfilterでは、第3引数(array)に対して処理できます。
連想配列に対するfilter
filterは配列だけでなく、連想配列に対しても使用できます。実際のソースコードを見てみましょう。
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// 連想配列の宣言
let array = [
{'id': 1, 'name': 'ichiro', 'gender': 'male'},
{'id': 2, 'name': 'hanako', 'gender': 'female'},
{'id': 3, 'name': 'jiro', 'gender': 'male'},
{'id': 4, 'name': 'satomi', 'gender': 'female'},
{'id': 5, 'name': 'saburo', 'gender': 'male'},
{'id': 2, 'name': 'hiroko', 'gender': 'female'}
];
let result = array.filter( function (value) {
// genderがmaleの要素を抽出
return value.gender === 'male';
})
// 結果出力
console.log('result: ', result);
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実行結果は以下のようになります。
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result: [
{ id: 1, name: 'ichiro', gender: 'male' },
{ id: 3, name: 'jiro', gender: 'male' },
{ id: 5, name: 'saburo', gender: 'male' }
]
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このように、JavaScriptでは、連想配列に対してもfilterできます。
アロー演算子
アロー演算子を使えば、filterをシンプルに記述できます。実際のソースコードを見てみましょう。
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// 配列の宣言
let array = [12, 24, 5, 37, 54, 48, 61];
// アロー演算子を使わない場合
let result1 = array.filter( function (value) {
// 25よりも大きい数を抽出
return value > 25;
})
// アロー演算子による記述
let result2 = array.filter( value => value > 25);
// 結果出力
console.log('result1: ', result1);
console.log('result2: ', result2);
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実行結果は以下のようになります。
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result1: [ 37, 54, 48, 61 ]
result2: [ 37, 54, 48, 61 ]
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結果は同じになりますが、アロー演算子を使うほうがシンプルに記述できます。
- システム
エンジニア - アロー演算子を使用することで、よりシンプルに記述でき、条件抽出も簡単にできますね。
- プロジェクト
マネージャー - そうですね。頻繁に使うメソッドではありませんが、いざというときに必要なメソッドですのでマスターしておきたいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。JavaScriptでのfilterの使い方について説明しました。filterを使うと、配列や連想配列を指定条件で抽出できます。基本的な使い方だけでなく、callback関数の使い方やアロー演算子の使い方について紹介しました。
ぜひご自身でJavaScriptのソースコードを書いて、理解を深めてください。
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