Laravelでのsessionの扱い方とは?sessionを学んで正しく扱おう!
- システム
エンジニア - sessionの扱い方が知りたいです。
- プロジェクト
マネージャー - sessionの扱い方として2種類あります。それでは見ていきましょう。
Laravelでのsessionの扱い方とは?
今回は、Laravelでのsessionの扱い方について説明します。
Laravelでは、セッションを扱うためのAPIが準備されています。具体的な使い方について、コードを交えて紹介します。
Laravelでのsessionの扱い方に興味のある方はぜひご覧ください。
sessionグローバルヘルパ
Laravelでのsessionを扱う方法として、sessionグローバルヘルパがあります。
Laravelを対話的に動作させることができるtinkerを使って、セッション操作を確認してみましょう。
まずは、セッションの保存と取得の基本的な方法を記載します。
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$ php artisan tinker
Psy Shell v0.10.4 (PHP 7.4.1 ? cli) by Justin Hileman
>>> // 値を保存
>>> session(['key' => 'value']);
=> null
>>> // 値を取得
>>> $value = session('key');
=> "value"
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全てのセッション値を取得するには、allを使用します。
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>>> session(['key' => 'value']);
=> null
>>> session(['key2' => 'value2']);
=> null
>>> // 全てのセッション値を取得
>>> $data = session()->all();
=> [
"key" => "value",
"key2" => "value2",
]
>>>
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セッション取得時に、存在しなければデフォルト値を取得することもできます。
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>>> // セッションの取得(存在しなければデフォルト値を取得)
>>> $value = session('key', 'default');
=> "default"
>>>
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セッションを削除するには、flushを使用します。
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>>> session(['key' => 'value']);
=> null
>>> // セッションの削除
>>> session()->flush();
=> null
>>> $data = session()->all();
=> []
>>>
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key指定でセッションを削除するにはforgetを使用します。
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>>> // セッションの削除
>>> session()->flush();
=> null
>>> session(['key' => 'value']);
=> null
>>> session(['key2' => 'value2']);
=> null
>>> $data = session()->all();
=> [
"key" => "value",
"key2" => "value2",
]
>>> // 特定のセッションを削除
>>> session()->forget('key');
=> null
>>> $data = session()->all();
=> [
"key2" => "value2",
]
>>>
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複数key指定でセッションを削除することもできます。
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>>> session(['key' => 'value']);
=> null
>>> session(['key2' => 'value2']);
=> null
>>> $data = session()->all();
=> [
"key2" => "value2",
"key" => "value",
]
>>> // 特定のセッションを削除
>>> session()->forget(['key', 'key2']);
=> null
>>> $data = session()->all();
=> []
>>>
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セッション取得後に値を削除するにはpullを使用します。
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>>> $value = session('key');
=> "value"
>>> $data = session()->all();
=> [
"key" => "value",
]
// 取得後に値を削除
>>> $value = session()->pull('key');
=> "value"
>>> $data = session()->all();
=> []
>>>
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セッションの存在確認をするには、has/existsを使用します。
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>>> session(['key' => null]);
=> null
>>> // セッションの存在確認
>>> session()->has('key')
=> false
>>> // セッションの存在確認(nullを許容)
>>> session()->exists('key')
=> true
>>>
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このようにLaravelでは、sessionグローバルヘルパでセッションを扱うことができます。
Requestインスタンス
Laravelでのsessionを扱う方法として、Requestインスタンスがあります。
Requestインスタンスを使用するには、ソースコードに
use Illuminate\Http\Request;
を記載してください。
値の保存は以下のように記述します。
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// 値を保存
$request->session()->put('key', 'value');
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値の取得は以下のように記述します。
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// 値を取得
$value = $request->session()->get('key');
// 値を取得(存在しなければデフォルト値を取得)
$value = $request->session()->get('key', 'default');
// セッションの値を全て取得
$data = $request->session()->all();
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値の削除は以下のように記述します。
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// セッションの削除
$request->session()->flush();
// 特定のセッションを削除
$request->session()->forget('key');
// 特定のセッションを削除
$request->session()->forget(['key1', 'key2']);
// 取得後アイテムを削除
$value = $request->session()->pull('key');
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値の存在チェックは以下のように記述します。
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// 存在チェック
if ($request->session()->has('key')) {
// do something
}
// 存在チェック(nullを許容)
if ($request->session()->exists('key')) {
// do something
}
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このようにLaravelでは、Requestインスタンスでセッションを扱うことができます。
ページを跨いでsessionを扱ってみよう!
Laravelでのページを跨いでsessionを扱う方法を紹介します。
routes/web.php
に以下のようにルーティング設定します。
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<?php
use Illuminate\Support\Facades\Route;
/*
|--------------------------------------------------------------------------
| Web Routes
|--------------------------------------------------------------------------
|
| Here is where you can register web routes for your application. These
| routes are loaded by the RouteServiceProvider within a group which
| contains the "web" middleware group. Now create something great!
|
*/
Route::get('/put-session', function () {
session()->put(['key' => 'value']);
return session()->get('key');
});
Route::get('/get-session', function () {
return session()->get('key');
});
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ブラウザから/put-sessionにアクセスすると、以下のように表示されます。
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value
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その後、/get-sessionにアクセスすると、以下のように表示されます。
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value
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ページを跨いでsessionが取得できていることが分かります。
view
viewでセッションを取得するには、以下のように記述します。
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<div>session値:{{ session()->get('key') }} </div>
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- システム
エンジニア - このように、sessionグローバルヘルパとRequestインスタンスがあるのですね。
- プロジェクト
マネージャー - 実際に自分でコードを書いてsessionを覚えていきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。Laravelでのsessionの扱い方について説明しました。
ここで紹介したように、sessionグローバルヘルパやRequestインスタンスを使って、sessionを扱うことができます。
ぜひご自身でソースコードを書いて、理解を深めてください。
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