C#でのDictionaryクラスの使用方法を紹介!|Dictionaryクラスを正しく使いこなそう
- システム
エンジニア - C#でのDictionaryクラスの使い方について教えてください。
- プロジェクト
マネージャー - それでは、C#でのDictionaryクラスの使用方法をご紹介いたしましょう。
C#でのDictionaryクラスの使用方法とは?
今回は、C#でのDictionaryクラスの使用方法について説明します。
Dictionaryクラスは、キー(Key)と値(Value)の組み合わせを持つデータ集合を扱うクラスです。また、Dictionaryクラスは、「連想配列」とも言われます。
Dictionaryのクラス宣言、要素の追加、更新、削除、存在確認方法などを紹介します。
C#でのDictionaryクラスの使い方に興味のある方はぜひご覧ください。
宣言方法
C#のDictionaryクラスは以下のように、3種類の宣言方法があります。
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Dictionary<データ型1, データ型2> 変数名 = new Dictionary<データ型1, データ型2>();
Dictionary<データ型1, データ型2> 変数名 = new Dictionary<データ型1, データ型2>() { {key1, value1}, {ke21, value2}, ... };
Dictionary<データ型1, データ型2> 変数名 = new Dictionary<データ型1, データ型2> { {key1, value1}, {ke21, value2}, ... };
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連想配列を使用するには、「using System.Collections.Generic;」が必要です。
実際のソースコードを見てみましょう。
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using System.Collections.Generic;
public class Sample {
public static void Main() {
var dict1 = new Dictionary<string, string>();
var dict2 = new Dictionary<string, string>(){
{"key1","value1"},
{"key2","value2"},
{"key3","value3"}
};
var dict3 = new Dictionary<string, string> {
{"key1","value1"},
{"key2","value2"},
{"key3","value3"}
};
}
}
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C#の連想配列には、2つのデータ型の指定が必要です。
要素の追加
C#の連想配列に要素を追加するには、Addメソッドを使用します。
実際のソースコードを見てみましょう。
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using System.Collections.Generic;
public class Sample {
public static void Main() {
var dict = new Dictionary<string, string>();
// 要素の追加
dict.Add("key1", "value1");
dict.Add("key2", "value2");
dict.Add("key3", "value3");
// 要素数の出力
System.Console.WriteLine(dict.Count); // 3
foreach (KeyValuePair<string, string> kvp in dict)
{
System.Console.WriteLine("{0}: {1}", kvp.Key, kvp.Value);
}
}
}
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実行結果は以下のようになります。
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3
key1: value1
key2: value2
key3: value3
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Countメソッドを使用すれば、連想配列の要素数を追加できます。
全要素にアクセスするには、foreach文を使用します。
連想配列はキーと値の組み合わせです。
キーが重複した場合は、実行時例外が発生します。
実際のソースコードを見てみましょう。
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using System.Collections.Generic;
public class Sample {
public static void Main() {
var dict = new Dictionary<string, string>();
// 要素の追加
dict.Add("key1", "value1");
dict.Add("key1", "value2"); // keyの重複:Unhandled Exception
// 要素数の出力
System.Console.WriteLine(dict.Count); // 2
}
}
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実行すると、Unhandled Exceptionが発生します。
C#の連想配列は、重複しないように設定してください。
要素の更新
C#の連想配列の要素は、キーを指定して値を更新します。
実際のソースコードを見てみましょう。
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using System.Collections.Generic;
public class Sample {
public static void Main() {
var dict = new Dictionary<string, string>();
// 要素の追加
dict.Add("key1", "value1");
dict.Add("key2", "value2");
// 要素の更新
dict["key2"] = "value3";
// 要素の出力
System.Console.WriteLine(dict["key2"]); // value3
}
}
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実行結果は以下のようになります。
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value3
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要素にアクセスするには、キーを指定します。
このように、連想配列の要素は、キーを指定して値を更新します。
要素の削除
C#の連想配列の要素を削除するには、Removeメソッドでキーを指定します。
実際のソースコードを見てみましょう。
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using System.Collections.Generic;
public class Sample {
public static void Main() {
var dict = new Dictionary<string, string>();
// 要素の追加
dict.Add("key1", "value1");
dict.Add("key2", "value2");
dict.Add("key3", "value3");
// 要素の削除
dict.Remove("key1");
// 要素数の出力
System.Console.WriteLine(dict.Count); // 2
}
}
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実行結果は以下のようになります。
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2
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このように、キーを指定して特定要素を削除できます。
また、Clearメソッドを使用すれば、全要素を削除できます。
実際のソースコードを見てみましょう。
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using System.Collections.Generic;
public class Sample {
public static void Main() {
var dict = new Dictionary<string, string>();
// 要素の追加
dict.Add("key1", "value1");
dict.Add("key2", "value2");
dict.Add("key3", "value3");
// 要素の削除
dict.Clear();
// 要素数の出力
System.Console.WriteLine(dict.Count); // 0
}
}
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実行結果は以下のようになります。
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要素の存在確認
連想配列の要素の存在確認をするには、ContainsKey・ContainsValueメソッドを使用します。
実際のソースコードを見てみましょう。
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using System.Collections.Generic;
public class Sample {
public static void Main() {
var dict = new Dictionary<string, string>();
// 要素の追加
dict.Add("key1", "value1");
dict.Add("key2", "value2");
dict.Add("key3", "value3");
System.Console.WriteLine(dict.ContainsKey("key1")); // True
System.Console.WriteLine(dict.ContainsValue("value1")); // True
System.Console.WriteLine(dict.ContainsKey("key5")); // False
System.Console.WriteLine(dict.ContainsValue("value5")); // False
}
}
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実行結果は以下のようになります。
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True
True
False
False
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存在する場合はTrue、存在しない場合にはFalseを返します。
このように、連想配列の要素の存在確認をするには、ContainsKey・ContainsValueメソッドを使用します。
- システム
エンジニア - Dictionaryのクラス宣言や要素の追加、更新、削除、存在確認方法がよくわかりました。
- プロジェクト
マネージャー - ご紹介したC#でのDictionaryクラスの使用方法を参考にご自身でもソースコードを書いてみましょう。
C#でのDictionaryクラスを正しく使いこなそう
いかがでしたでしょうか。
C#でのDictionaryクラスの使用方法について説明しました。
Dictionaryクラスは、キー(Key)と値(Value)の組み合わせを持つデータ集合を扱うクラスです。
Dictionaryのクラス宣言、要素の追加、更新、削除、存在確認方法などを紹介しました。
ぜひご自身でC#のソースコードを書いて、理解を深めてください。
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