C#のシャットダウンについてご紹介！ログオフや再起動をする
- システム
エンジニア - C#でのシャットダウやログオフの方法を教えてください。
- プロジェクト
マネージャー - ここではWMIを利用したシャットダウンの方法を見ていきましょう。
C#のシャットダウンについて
今回は、C#のシャットダウンについて説明します。
C#のアプリケーションから、システムをシャットダウンしたり再起動したりでき、C#のシャットダウンに興味のある方はぜひご覧ください。
ここで紹介すること
ここでは、C#のシャットダウンの方法を2種類紹介します。
・WMIでシャットダウンする
WMIのWin32_OperatingSystemクラスを利用して、ログオフ、シャットダウン、再起動、電源OFFができます。
Win32Shutdownメソッドで上記の操作ができます。
・shutdown.exeでシャットダウンする
shutdown.exeを使用することで、より簡単にシャットダウンできます。
shutdown.exeの引数を指定することで、ログオフ、シャットダウン、再起動ができます。
また、シャットダウンのイベントを検知できますので、検知方法についても紹介します。
WMIでシャットダウンする
C#では、WMIのWin32_OperatingSystemクラスを利用して、ログオフ、シャットダウン、再起動、電源OFFができます。また、強制的に上記の操作を行うこともできます。
実際のソースコードを見てみましょう。
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using System;
using System.Drawing;
using System.Windows.Forms;
using System.Management;
using System.Threading;
namespace WindowsFormsApp1
{
public partial class Form1 : Form
{
ComboBox comboBox;
Button button;
CheckBox checkBox;
Label label;
public Form1()
{
// コンボボックス
comboBox = new ComboBox();
comboBox.Location = new Point(20, 20);
comboBox.Items.AddRange(new string[] { "Logoff", "Shutdown", "Reboot", "PowerOff" });
comboBox.DropDownStyle = ComboBoxStyle.DropDownList;
// ラベル
label = new Label();
label.Location = new Point(35, 50);
label.Text = "Forced";
// チェックボックス
checkBox = new CheckBox();
checkBox.Location = new Point(20, 50);
checkBox.AutoSize = true;
// ボタン
button = new Button();
button.Location = new Point(20, 75);
button.Text = "Execute";
button.Click += Button_Click;
this.Controls.Add(comboBox);
this.Controls.Add(label);
this.Controls.Add(checkBox);
this.Controls.Add(button);
this.Text = "Form1";
this.Load += new EventHandler(Form1_Load);
}
private void Button_Click(object sender, EventArgs e)
{
ShutdownFlags shutdownFlags;
switch (comboBox.Text)
{
case "Logoff":
shutdownFlags = ShutdownFlags.Logoff;
break;
case "Shutdown":
shutdownFlags = ShutdownFlags.Shutdown;
break;
case "Reboot":
shutdownFlags = ShutdownFlags.Reboot;
break;
case "PowerOff":
shutdownFlags = ShutdownFlags.PowerOff;
break;
default:
throw new Exception("Unknown Shutdown Flag");
}
int flags = (int)shutdownFlags;
if (checkBox.Checked)
{
// 強制的に実行するフラグ
flags += (int)ShutdownFlags.Forced;
}
Console.WriteLine(flags);
// ユーザー特権を有効にするための設定
ConnectionOptions co = new ConnectionOptions();
co.Impersonation = ImpersonationLevel.Impersonate;
co.EnablePrivileges = true;
// ManagementScopeを作成
ManagementScope sc = new ManagementScope("\\ROOT\\CIMV2", co);
// 接続
sc.Connect();
ObjectQuery oq = new ObjectQuery("select * from Win32_OperatingSystem");
ManagementObjectSearcher mos = new ManagementObjectSearcher(sc, oq);
// Shutdownメソッドを呼び出す
foreach (ManagementObject mo in mos.Get())
{
// Win32Shutdownメソッドを呼び出す
mo.InvokeMethod(
// 実行メソッド名
"Win32Shutdown",
// メソッドの引数指定
new object[] { flags, 0 }
);
mo.Dispose();
}
mos.Dispose();
}
private void Form1_Load(object sender, EventArgs e)
{
// 初期値(未選択状態)
comboBox.SelectedIndex = 0;
}
}
// シャットダウンフラグ
enum ShutdownFlags
{
// ログオフ（サインアウト）
Logoff = 0,
// シャットダウン
Shutdown = 1,
// 再起動
Reboot = 2,
// 電源オフ
PowerOff = 8,
// 強制的に実行
Forced = 4
}
}
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プルダウンで操作を選択し、”Execute”ボタンをクリックすると、目的の操作が行えます。
このように、C#ではWMIのWin32_OperatingSystemクラスを利用して、ログオフ、シャットダウン、再起動、電源OFFができます。
shutdown.exeでシャットダウンする
C#では、shutdown.exeを使用してログオフ、シャットダウン、再起動できます。また、強制的に上記の操作を行うこともできます。
実際のソースコードを見てみましょう。
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using System;
using System.Drawing;
using System.Windows.Forms;
using System.Diagnostics;
namespace WindowsFormsApp1
{
public partial class Form1 : Form
{
ComboBox comboBox;
Button button;
CheckBox checkBox;
Label label;
public Form1()
{
// コンボボックス
comboBox = new ComboBox();
comboBox.Location = new Point(20, 20);
comboBox.Items.AddRange(new string[] { "Logoff", "Shutdown", "Reboot" });
comboBox.DropDownStyle = ComboBoxStyle.DropDownList;
// ラベル
label = new Label();
label.Location = new Point(35, 50);
label.Text = "Forced";
// チェックボックス
checkBox = new CheckBox();
checkBox.Location = new Point(20, 50);
checkBox.AutoSize = true;
// ボタン
button = new Button();
button.Location = new Point(20, 75);
button.Text = "Execute";
button.Click += Button_Click;
this.Controls.Add(comboBox);
this.Controls.Add(label);
this.Controls.Add(checkBox);
this.Controls.Add(button);
this.Text = "Form1";
this.Load += new EventHandler(Form1_Load);
}
private void Button_Click(object sender, EventArgs e)
{
ProcessStartInfo psi = new ProcessStartInfo();
psi.FileName = "shutdown.exe";
switch (comboBox.Text)
{
case "Logoff":
psi.Arguments = "/l";
break;
case "Shutdown":
psi.Arguments = "/s";
break;
case "Reboot":
psi.Arguments = "/r";
break;
default:
throw new Exception("Unknown Shutdown Flag");
}
if (checkBox.Checked)
{
// 強制的に実行
psi.Arguments += " /f";
}
Console.WriteLine(psi.Arguments);
//ウィンドウを表示しないようにする
psi.UseShellExecute = false;
psi.CreateNoWindow = true;
//起動
Process.Start(psi);
}
private void Form1_Load(object sender, EventArgs e)
{
// 初期値(未選択状態)
comboBox.SelectedIndex = 0;
}
}
}
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プルダウンで操作を選択し、”Execute”ボタンをクリックすると、目的の操作が行えます。
このように、C#ではshutdown.exeを使用してシャットダウンできます。
シャットダウンの検知
C#では、シャットダウンやログオフの発生イベントを検知できます。
実際のソースコードを見てみましょう。
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using System;
using System.Windows.Forms;
using Microsoft.Win32;
namespace WindowsFormsApp1
{
public partial class Form1 : Form
{
public Form1()
{
this.Load += new EventHandler(Form1_Load);
}
private void Form1_Load(object sender, EventArgs e)
{
SystemEvents.SessionEnding += SystemEvents_SessionEnding;
}
private void SystemEvents_SessionEnding(object sender, SessionEndingEventArgs e)
{
if (e.Reason == SessionEndReasons.Logoff)
{
MessageBox.Show("ログオフを検知しました");
}
else if (e.Reason == SessionEndReasons.SystemShutdown)
{
MessageBox.Show("シャットダウンを検知しました");
}
}
}
}
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Windowsメニューから、ログオフやシャットダウンしてみてください。
SystemEvents.SessionEndingのイベントハンドラで、イベントを検知してメッセージを表示します。
このように、C#ではシャットダウンやログオフの発生イベントを検知できます。
- システム
エンジニア - 再起動や電源オフまでできるなんて、便利ですね。
- プロジェクト
マネージャー - WMIの他にshutdown.exeを利用した方法の2つを紹介しました。いかがでしたか？
C#のシャットダウン方法を正しく理解して使用しましょう。
いかがでしたでしょうか。C#でWMIでシャットダウンする方法およびshutdown.exeでシャットダウンする方法を紹介しました。
シャットダウンだけでなく、ログオフや再起動もでき、シャットダウンなどのイベントを検知できます。ぜひご自身でソースコードを書いて、理解を深めてください。
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