C#での画面(ディスプレイ)サイズ情報の取得方法を解説
- システム
エンジニア - C#では画面サイズを自動調整できると聞いたのですが、詳しく教えてください。
- プロジェクト
マネージャー - では、実際のソースコードを見ながら理解を深めていきましょう。
今回は、C#での画面サイズについてご説明します。C#では画面(ディスプレイ)について、サイズなどの情報を取得でき、画面サイズに合わせて、Formサイズなどを自動調整することもできます。
C#での画面サイズに興味のある方はぜひご覧ください。
プライマリ画面の取得
C#では、プライマリ画面の画面サイズ、ワーキングエリアを取得できます。ワーキングエリアとは、デスクトップ領域からタスクバーなどを除いた部分の領域です。
実際のソースコードを見てみましょう。
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using System;
using System.Windows.Forms;
namespace WindowsFormsApp1
{
public partial class Form1 : Form
{
public Form1()
{
this.Load += Form1_Load;
}
private void Form1_Load(object sender, EventArgs e)
{
Console.WriteLine("PrimaryScreen.DeviceName:" + Screen.PrimaryScreen.DeviceName); // デバイス名
Console.WriteLine("PrimaryScreen.Bounds.X:" + Screen.PrimaryScreen.Bounds.X); // 画面の左上X座標
Console.WriteLine("PrimaryScreen.Bounds.Y:" + Screen.PrimaryScreen.Bounds.Y); // 画面の左上Y座標
Console.WriteLine("PrimaryScreen.Bounds.Height:" + Screen.PrimaryScreen.Bounds.Height); // 画面の高さ
Console.WriteLine("PrimaryScreen.Bounds.Width:" + Screen.PrimaryScreen.Bounds.Width); // 画面の横幅
Console.WriteLine("PrimaryScreen.WorkingArea.Height:" + Screen.PrimaryScreen.WorkingArea.Height); // ワーキングエリアの高さ
Console.WriteLine("PrimaryScreen.WorkingArea.Width:" + Screen.PrimaryScreen.WorkingArea.Width); // ワーキングエリアの横幅
}
}
}
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実行すると、プライマリ画面の画面サイズやワーキングエリアが取得できていることが分かります。
このように、C#では、プライマリ画面の画面サイズ、ワーキングエリアを取得できます。
すべての画面情報の取得
画面が複数ある場合、すべての画面情報を取得できます。
実際のソースコードを見てみましょう。
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using System;
using System.Windows.Forms;
namespace WindowsFormsApp1
{
public partial class Form1 : Form
{
public Form1()
{
this.Load += Form1_Load;
}
private void Form1_Load(object sender, EventArgs e)
{
foreach (var screen in Screen.AllScreens)
{
Console.WriteLine("Screen.DeviceName:" + screen.DeviceName); // デバイス名
Console.WriteLine("Screen.Bounds.X:" + screen.Bounds.X); // 画面の左上X座標
Console.WriteLine("Screen.Bounds.Y:" + screen.Bounds.Y); // 画面の左上Y座標
Console.WriteLine("Screen.Bounds.Height:" + screen.Bounds.Height); // 画面の高さ
Console.WriteLine("Screen.Bounds.Width:" + screen.Bounds.Width); // 画面の横幅
Console.WriteLine("Screen.WorkingArea.Height:" + screen.WorkingArea.Height); // ワーキングエリアの高さ
Console.WriteLine("Screen.WorkingArea.Width:" + screen.WorkingArea.Width); // ワーキングエリアの横幅
}
}
}
}
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実行すると、すべての画面情報が取得できることが分かります。
Formのある画面を取得
C#では、Formのある画面を取得できます。
画面が複数ある場合、どちらにFormがあるのかが分かるということです。
実際のソースコードを見てみましょう。
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using System;
using System.Windows.Forms;
namespace WindowsFormsApp1
{
public partial class Form1 : Form
{
public Form1()
{
this.Load += Form1_Load;
this.ResizeEnd += Form1_ResizeEnd;
}
private void Form1_ResizeEnd(object sender, EventArgs e)
{
// Formのある画面を取得
Screen screen = Screen.FromControl(this);
Console.WriteLine("FormがあるScreen.DeviceName:" + screen.DeviceName);
}
private void Form1_Load(object sender, EventArgs e)
{
// Formのある画面を取得
Screen screen = Screen.FromControl(this);
Console.WriteLine("FormがあるScreen.DeviceName:" + screen.DeviceName);
}
}
}
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Formの移動完了をResizeEndイベントで検出します。
Formを移動すると、どちらにFormがあるのかを取得しています。
このように、C#ではFormのある画面を取得できます。
画面の大きさにあわせてFromの調整
先ほどの応用として、画面サイズに合わせてFormのサイズを自動調整してみます。
実際のソースコードを見てみましょう。
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using System;
using System.Windows.Forms;
namespace WindowsFormsApp1
{
public partial class Form1 : Form
{
public Form1()
{
this.Load += Form1_Load;
this.ResizeEnd += Form1_ResizeEnd;
}
private void Form1_ResizeEnd(object sender, EventArgs e)
{
// Formのある画面を取得
Screen screen = Screen.FromControl(this);
Console.WriteLine("FormがあるScreen.DeviceName:" + screen.DeviceName);
// Formのサイズを画面サイズの1/5に設定
this.Width = screen.Bounds.Width / 5;
this.Height = screen.Bounds.Height / 5;
}
private void Form1_Load(object sender, EventArgs e)
{
// Formのある画面を取得
Screen screen = Screen.FromControl(this);
Console.WriteLine("FormがあるScreen.DeviceName:" + screen.DeviceName);
// Formのサイズを画面サイズの1/5に設定
this.Width = screen.Bounds.Width / 5;
this.Height = screen.Bounds.Height / 5;
}
}
}
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画面をまたいでFormを移動すると、Formのサイズが自動調整されることが分かります。
Formの位置や大きさの取得
C#でのFormの位置や大きさは、LocationやSizeプロパティで取得できます。
実際のソースコードを見てみましょう。
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using System;
using System.Windows.Forms;
namespace WindowsFormsApp1
{
public partial class Form1 : Form
{
public Form1()
{
this.Load += Form1_Load;
this.ResizeEnd += Form1_ResizeEnd;
}
private void Form1_ResizeEnd(object sender, EventArgs e)
{
Screen screen = Screen.FromControl(this);
Console.WriteLine("FormがあるScreen.DeviceName:" + screen.DeviceName);
this.Width = screen.Bounds.Width / 5;
this.Height = screen.Bounds.Height / 5;
// Formの位置や大きさの取得
Console.WriteLine("FormのX座標:" + this.Location.X);
Console.WriteLine("FormのY座標:" + this.Location.Y);
Console.WriteLine("Formの横幅:" + this.Size.Width);
Console.WriteLine("Formの高さ:" + this.Size.Height);
}
private void Form1_Load(object sender, EventArgs e)
{
Screen screen = Screen.FromControl(this);
Console.WriteLine("FormがあるScreen.DeviceName:" + screen.DeviceName);
this.Width = screen.Bounds.Width / 5;
this.Height = screen.Bounds.Height / 5;
// Formの位置や大きさの取得
Console.WriteLine("FormのX座標:" + this.Location.X);
Console.WriteLine("FormのY座標:" + this.Location.Y);
Console.WriteLine("Formの横幅:" + this.Size.Width);
Console.WriteLine("Formの高さ:" + this.Size.Height);
}
}
}
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このように、C#でのFormの位置や大きさは、LocationやSizeプロパティで取得できます。
- システム
エンジニア - 画面サイズに合わせて自動調整もできるなんて便利ですね。
- プロジェクト
マネージャー - そうですね。サイズ情報を取得して自動調整も可能です。
C#の使い方を正しく理解しましょう
いかがでしたでしょうか。C#では画面(ディスプレイ)について、サイズなどの情報を取得できます。また、画面サイズに合わせて、Formサイズなどを自動調整することもできます。
ぜひご自身でソースコードを書いて、理解を深めてみましょう。
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