Rubyがゲーム開発に向いている理由3つ|ライブラリもご紹介!
- システム
エンジニア - Rubyがゲーム開発に向いていると言われている理由は何でしょうか?
- プロジェクト
マネージャー - 日本語での情報が多いことも理由の一つです。シンプルに記述できることや内部DSLを作るのに向いていることも挙げられます。
Rubyとは?
Rubyとは、日本発のオブジェクト指向のプログラミング言語です。
Rubyは、開発が楽しくできることを目的として作成された言語で、コードの量を少なく簡潔に書けるという特徴を持ちます。また、ライブラリも豊富で開発の自由度が高く、少ないコード量でもさまざまな機能を実装できます。
そのため、Rubyは多くの種類があるプログラミング言語の中でも、高い人気を持つ言語となっています。
Railsとの違い
Ruby on Railsは、Rubyの開発フレームワークです。
フレームワークとは、開発を効率的に行うために、すでに機能として使用できるものの集まりのことです。フレームワークを利用することで、ゼロから実装するよりもスピーディに開発ができます。
Rubyで開発する場合は、フレームワークを利用するのが一般的なので、Rubyを学ぶ際にはRuby on Railsの使い方も一緒に学習しましょう。
Rubyがゲーム開発に向いている理由3つ
Rubyは、ゲーム開発に向いていると言われています。
ゲーム開発に適したプログラミング言語というとC++やJavaScript、iOS向けモバイルゲームならSwiftが有名ですが、Rubyもゲーム開発によく用いられる言語です。
ここではRubyがゲーム開発に向いている理由3つをご紹介します。ゲーム開発に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
理由1:自由度が高く扱いやすい
Rubyは、開発の自由度が高い言語です。
プログラミング言語にはコーディングのルールがあり、ルールを破ればエラーが出たりバグを生むことになります。
その点、Rubyは形式的な記号をほぼ使用せず、シンプルに記述できるという特徴があります。そのため、プログラマーにとっては開発のやり方の自由度が高く、誰にでも扱いやすい言語となっています。
理由2:日本語の情報が多い
Rubyは、日本語での情報が多い言語です。
Rubyは日本人が開発した言語なので、日本語のポータルサイトがあるなど、ドキュメントの多くが日本語で書かれています。そのため、ほかの言語に比べて圧倒的に日本語の情報が多い言語です。
仮に疑問点が出てきてつまづいても、自分で調べることで解決しやすいでしょう。
理由3:内部DSLを作るのに向いている
Rubyは、内部DSLに適した言語です。
DSL(Domain Specific Language)とは、「ドメイン固有言語」と呼ばれているもので、Javaなどの汎用言語とは違い、ある特定の処理に特化したコンピュータ言語です。
Rubyで内部DSLを作ることで、ゲーム開発では非常に手間のかかるUI構築などを簡易的に記述できるようになります。
Rubyでゲーム開発をするのにおすすめのライブラリ2つ
Rubyには、ゲーム開発に向いたライブラリがあります。
Rubyには、ほかのプログラミング言語と同様に、幅広いライブラリが用意されています。Rubyのライブラリのほとんどがgemという形式になっており、RubyGems.orgに配置されています。
ここではRubyでゲーム開発をするときにおすすめのライブラリを2つご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
ライブラリとは?
ライブラリとは、汎用性の高いプログラムを再利用できるように集めたものです。
さまざまなプログラム開発において、それらの部品として使用できる便利なプログラムやファイルをひとまとめにしたものがライブラリです。ライブラリを利用することで非常に効率的な開発が可能になります。
プログラミング言語には、標準的なライブラリが提供されているのが一般的です。
ライブラリ1:Gosu
Gosuは、2Dゲーム開発に適したライブラリです。
Gosuを利用することで、スーパーファミコンのような2Dゲームが作れます。ここではゲーム開発ができるGosuの特徴3つについて、それぞれご紹介していきます。
特徴1:必要な機能が揃っている
Gosuには、2Dゲーム開発で必要になる機能がそろっています。ただし同じRubyでゲーム開発に使えるDXRubyほど利便性の高いクラスは用意されていません。
特徴2:RubyとC++専用である
Gosuは、RubyとC++専用のライブラリです。
RubyとC++に対応した2Dゲーム開発ライブラリとなっているため、ほかのプログラミング言語では利用することができません。
特徴3:macOS・Windowsで使用が可能
Gosuは、Windows、Mac、Linuxで利用可能です。
Gosuはクロスプラットフォームに対応しているため、Windows、macOS、LinuxなどのOSで動かせます。そのため、MacやLinuxでのゲーム作成時におすすめです。
ライブラリ2:DXRuby
DXRubyは、Windows用の2Dゲーム開発に適したライブラリです。
DXRubyも2Dゲーム開発に利用できるライブラリですが、こちらはWindows専用です。ここではゲーム開発ができるDXRubyの特徴4つについて、それぞれご紹介していきます。
特徴1:Ruby専用である
DXRubyは、Ruby専用のゲーム開発ライブラリです。
C++でも利用できるGosuとは異なり、DXRubyは名前からもわかるとおりRuby専用です。Rubyは気軽に楽しくプログラミングができることを目的とした言語なので、楽しくゲームプログラミングができるようにということでDXRubyが開発されました。
特徴2:シンプルである
DXRubyは、シンプルな構成になっています。
DXRubyは、初心者でも楽しくゲーム開発ができるように作成されたライブラリです。そのため、初心者でも簡単に使うことができるようにクラスやメソッドがシンプルな構成になっています。
特徴3:速度が速い
DXRubyは、高速な動作が可能です。
DXRubyは簡単にゲーム開発ができるだけではなく、ゲームがスムーズに動くように動作速度にも気を使っています。
そのため、もともと速度はあまり早くないRubyでも、DXRubyを使うことでゲーム開発に問題ない程度の実行速度が出せます。
特徴4:Windows専用
DXRubyは、Windows専用のゲーム開発ライブラリです。
前述のとおりDXRubyはWindows専用のライブラリなので、macOS、Linuxでは使用できません。Windows環境以外でもDXRubyをほぼ同じコードで動かせるライブラリもありますが、完全互換ではありません。
また、64bitのWindowsであっても32bit版RubyでなければDXRubyが動かせない点には注意が必要です。
ゲーム開発だけじゃない!Rubyでできること2つ
Rubyは、ゲーム開発以外にもさまざまなものの開発が可能です。
Rubyは気軽に利用できるうえ、できることが多いプログラミング言語です。ゲーム開発以外にも実現できることが多くあります。
ここではゲーム開発以外にRubyで実現できること2つについてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
できること1:スマートフォンアプリの開発
Rubyは、スマートフォンアプリの開発にも適しています。
Androidなどのスマートフォンアプリの開発にはJavaが利用されることが多いですが、RubyでもiOSやAndroid、macOSなどのスマートフォンアプリ開発ができます。
たとえば、RubyのフレームワークのRubotoを利用すれば、非常に効率的にAndroidアプリを作成できます。
できること2:Webサイトの構築
Rubyは、Webサイトの構築にも適しています。
RubyといえばWebサービスの開発で有名です。Rubyは非常に開発能率の良いプログラミング言語で、Ruby on Railsを利用することで効率的な開発ができます。
そのため国内でも多くのWebサービスやWebサイトの開発に用いられており、ブログサイトやショッピングサイトなど世の中にあるさまざまなサイトがRubyで開発されています。
Rubyが使われている主なWebサービス
Rubyは、さまざまなWebサービスに利用されています。
Rubyは、非常に多くのWebサービスの開発に利用されており、Rubyで開発されているWebサービスに、レシピサイトの「クックパッド」や飲食店の口コミ情報を集めた「食べログ」などがあります。
また、大手のクラウドソーシングサイトである「クラウドワークス」もRubyで開発されています。
- システム
エンジニア - ゲーム開発がしやすいだけでなく、サイトやアプリの開発にも便利なのですね。
- プロジェクト
マネージャー - Rubyのライブラリを活用してゲーム開発したり、Webサービスを構築したり自由に使いこなせるといいですね。
Rubyを使ってゲーム開発に挑戦しよう
Rubyの便利なライブラリを使ってゲーム開発をしてみましょう。
Rubyは少ないコード量で多くの機能が実装でき、さらに楽しくプログラミングができることを目的に開発された言語です。また、Webサービスやスマートフォンアプリなど、さまざまなものが開発可能です。
ぜひこの記事でご紹介したゲーム開発に便利なライブラリなどを参考に、Rubyでゲーム開発に挑戦してみてはいかがでしょうか。
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