C#で画像を読み込む方法とは?様々な方法をご紹介!
- システム
エンジニア - C#で画像ファイルの読み込みも可能なのですか?
- プロジェクト
マネージャー - 画像ファイルのパスを指定し、画像ファイルを読み込み、表示することができます。
C#での画像読み込みとは?
今回は、C#での画像読み込み方法について説明します。C#では、画像ファイルを読み込んで表示が可能です。
また、読み込んだ画像を表示するだけなのか、画像処理を施して表示するのかなど、用途に応じてクラスを使い分ける必要があります。C#での画像読み込みに興味のある方はぜひご覧ください。
画像の読み込み(PictureBox.ImageLocation プロパティ)
C#で画像を読み込み、表示するシンプルなサンプルコードを作ってみます。
下のサンプルコードでは、FormのLoadイベントでPictureBoxに画像ファイル(C:\test\image.jpg)を表示します。
実際のソースコードを見てみましょう。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
|
using System;
using System.Windows.Forms;
namespace WindowsFormsApp1
{
public partial class Form1 : Form
{
public Form1()
{
InitializeComponent();
}
private void Form1_Load(object sender, EventArgs e)
{
// 画像の表示
pictureBox1.ImageLocation = @"C:\test\image.jpg";
}
}
}
|
実行すると、Form上のPictureBoxに画像ファイルが表示されることが分かります。
画像の読み込み(Image.FromFile メソッド)
C#では、画像を読み込み、表示するクラスとしてImageクラスを使用します。
Image.FromFile メソッドを使用して、画像ファイルを読み込みImage オブジェクトを作成し、PictureBoxに表示してみます。
実際のソースコードを見てみましょう。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
|
using System;
using System.Windows.Forms;
using System.Drawing;
namespace WindowsFormsApp1
{
public partial class Form1 : Form
{
public Form1()
{
InitializeComponent();
}
private void Form1_Load(object sender, EventArgs e)
{
//画像ファイルを読み込んで、Imageオブジェクトを作成する
Image image = Image.FromFile(@"C:\test\image.jpg");
//画像を表示する
pictureBox1.Image = image;
}
}
}
|
実行すると、Form上のPictureBoxに画像ファイルが表示されることが分かります。
Image.FromFile メソッドは、読み込み対象の画像ファイルがサポート外の場合、OutOfMemoryException例外をスローします。
上記のサンプルにおいて例外処理は記述していませんが、例外が発生することも考慮してコーディングしてください。
また、Image オブジェクトを使い終わったら、Dispose メソッドを呼び出して解放しましょう。
画像の読み込み(Bitmap クラスのコンストラクタ)
C#では、Bitmap クラスのコンストラクタに、画像ファイルのパスを指定し、画像ファイルを読み込み、表示することができます。
Bitmap クラスはImage クラスの派生クラスです。Bitmap クラスでは画像データ(画像の輝度値など)を参照・設定できる点がImage クラスと異なります。
そのため、画像ファイルを読み込んで画像処理を行う場合などは、Bitmap クラスを使うとよいでしょう。
実際のソースコードを見てみましょう。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
|
using System;
using System.Windows.Forms;
using System.Drawing;
namespace WindowsFormsApp1
{
public partial class Form1 : Form
{
public Form1()
{
InitializeComponent();
}
private void Form1_Load(object sender, EventArgs e)
{
// 画像ファイルをBitmap型として読み込む
Bitmap bitmap = new Bitmap(@"C:\test\image.jpg");
// 画像を表示する
pictureBox1.Image = bitmap;
}
}
}
|
このように、Bitmap クラスのコンストラクタに画像ファイルのパスを指定して、画像ファイルを読み込み、表示することができます。
画像読み込みの高速化
これまで説明してきた方法で、画像ファイルを問題なく読み込むことができました。しかし、これらの方法は内部で「画像データの検証」が行われているため、その分処理時間がかかってしまいます。
Image クラスのFromStream メソッドを使用することにより、画像データの検証を行わずに、高速でImage オブジェクトを作成できます。
実際のソースコードを見てみましょう。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
|
using System;
using System.Windows.Forms;
using System.Drawing;
using System.IO;
namespace WindowsFormsApp1
{
public partial class Form1 : Form
{
public Form1()
{
InitializeComponent();
}
private void Form1_Load(object sender, EventArgs e)
{
// 画像ファイルを開く
FileStream fileStream = File.OpenRead(@"C:\test\image.jpg");
// 画像データの検証なしで読み込む
Image image = Image.FromStream(fileStream, false, false);
// 画像を表示する
pictureBox1.Image = image;
}
}
}
|
FromStream メソッドの第3引数で、画像データの検証を行うか否かを指定します。
サンプルプログラムではfalseを指定しているので、画像データの検証を行いませんが、true を指定すれば検証を行います。
大きなファイルを読み込んで差異を計測してみると、違いが分かるでしょう。
ネットワーク上の画像ファイル読み込み
これまでは、ローカルPCに格納されている画像を扱っていましたが、C#ではネットワーク上の画像についても読み込み、表示できます。
実際のソースコードを見てみましょう。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
|
using System;
using System.Windows.Forms;
using System.Drawing;
using System.IO;
using System.Net;
namespace WindowsFormsApp1
{
public partial class Form1 : Form
{
public Form1()
{
InitializeComponent();
}
private void Form1_Load(object sender, EventArgs e)
{
// GoogleのTOPページの画像
string url = "https://www.google.co.jp/images/branding/googlelogo/1x/googlelogo_color_272x92dp.png";
WebClient webClient = new WebClient();
Stream stream = webClient.OpenRead(url);
// 画像ファイルをBitmap型として読み込む
Bitmap bitmap = new Bitmap(stream);
stream.Close();
// 画像を表示する
pictureBox1.Image = bitmap;
}
}
}
|
実行すると、Googleトップページの画像が表示されたと思います。このように、C#ではネットワーク上の画像についても読み込み、表示できます。
- システム
エンジニア - 高速でImage オブジェクトを作成できたり、便利な機能ですね。
- プロジェクト
マネージャー - 画像データの検証を行わずに読み込むことが可能ですので、高速で読み込みができます。
C#で画像ファイルを読み込む方法を理解しよう
C#で画像ファイルを読み込む方法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
読み込んだ画像を表示するだけなのか、画像処理を施して表示するのかなど、用途に応じてクラスを使い分ける必要があります。ぜひご自身でC#のソースコードを書いて、理解を深めてください。
FEnet.NETナビ・.NETコラムは株式会社オープンアップシステムが運営しています。
株式会社オープンアップシステムはこんな会社です
秋葉原オフィスには株式会社オープンアップシステムをはじめグループのIT企業が集結!
数多くのエンジニアが集まります。
-
スマホアプリから業務系システムまで
スマホアプリから業務系システムまで開発案件多数。システムエンジニア・プログラマーとしての多彩なキャリアパスがあります。
-
充実した研修制度
毎年、IT技術のトレンドや社員の要望に合わせて、カリキュラムを刷新し展開しています。社内講師の丁寧なサポートを受けながら、自分のペースで学ぶことができます。
-
資格取得を応援
スキルアップしたい社員を応援するために資格取得一時金制度を設けています。受験料(実費)と合わせて資格レベルに合わせた最大10万円の一時金も支給しています。
-
東証プライム上場企業グループ
オープンアップシステムは東証プライム上場「株式会社オープンアップグループ」のグループ企業です。
安定した経営基盤とグループ間のスムーズな連携でコロナ禍でも安定した雇用を実現させています。
株式会社オープンアップシステムに興味を持った方へ
株式会社オープンアップシステムでは、開発系エンジニア・プログラマを募集しています。
年収をアップしたい!スキルアップしたい!大手の上流案件にチャレンジしたい!
まずは話だけでも聞いてみたい場合もOK。お気軽にご登録ください。
C#新着案件New Job
-
システム開発/東京都新宿区/【WEB面談可/C#経験者/20代前半の方活躍中/経験1年以上の方活躍中】/在宅勤務
月給29万~34万円東京都新宿区(新宿駅) -
システム開発/東京都新宿区/【WEB面談可/C#経験者/20代後半~40代の方活躍中/経験年数不問】/在宅勤務
月給41万~50万円東京都新宿区(新宿駅) -
デバック、テスト項目の作成/神奈川県横浜市/【WEB面談可/C#経験者/20代前半の方活躍中/経験1年以上の方活躍中】/在宅勤務
月給29万~34万円神奈川県横浜市(桜木町駅) -
デバック、テスト項目の作成/神奈川県横浜市/【WEB面談可/C#経験者/20代後半~40代の方活躍中/経験年数不問】/在宅勤務
月給41万~50万円神奈川県横浜市(桜木町駅) -
基幹システム開発導入/東京都新宿区/【WEB面談可/C#経験者/20代前半の方活躍中/経験1年以上の方活躍中】/在宅勤務
月給29万~34万円東京都新宿区(西新宿駅) -
基幹システム開発導入/東京都新宿区/【WEB面談可/C#経験者/20代後半~40代の方活躍中/経験年数不問】/在宅勤務
月給41万~50万円東京都新宿区(西新宿駅)